【監修者】
不動産鑑定士
不動産鑑定事務所かつ宅地建物取引業者である(株)グロープロフィットの代表取締役を務める。 不動産鑑定士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士 、公認不動産コンサルティングマスター(相続対策専門士)、住宅ローンアドバイザー、中小企業診断士の資格を有する。 不動産に関する相談を多数受けている。 続きを読む...
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2019年4月〜6月期の阪急嵐山線 (桂駅~嵐山駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 130万円/坪(39.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +21.4%( +22.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 39 件(1年前(2018年)に比べて +44.4%( +12件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 28.2年(昨年 20.5年から +37.4 %増)。平均土地面積は 57.3 坪 (昨年 38.5 坪から +48.8 %増)。平均建物面積は 35.0 坪 (昨年 35.3 坪から -1.0 %減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。上桂駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは上桂駅で昨年に比べ +49.7 %、坪単価は 162 万円/坪となった。
上位 1 駅(上桂駅)は +49.7 %(坪単価 +53.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(松尾大社駅)は -20.9 %(坪単価 -16.4 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2018年 20.5 年 → 2019年 28.2 年、+37.4 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 12.1 分 → 2019年 16.3 分、+34.9 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 11.5 % → 2019年 26.3 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 30.8 % → 2019年 18.4 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった上桂駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 162万円/坪(49.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +49.7%( +53.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(1年前(2018年)に比べて +40.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった松尾大社駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 62.0万円/坪(18.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -20.9%( -16.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2018年)に比べて -50.0%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
阪急嵐山線 | 現状(2019) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
桂駅 | 131万/坪 (26.9年/46.8坪) | 117万/坪 (23.0年/40.7坪) | 116万/坪 (12.1年/76.1坪) |
上桂駅 | 162万/坪 (30.8年/109坪) | 108万/坪 (14.9年/40.2坪) | 135万/坪 (8.3年/30.6坪) |
松尾大社駅 | 62.0万/坪 (34.3年/37.8坪) | 78.4万/坪 (22.9年/33.5坪) | 90.0万/坪 (20.6年/27.5坪) |
嵐山駅 | - | 132万/坪 (0.25年/25.7坪) | 250万/坪 (33.9年/59.0坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
上桂駅 162.1 万/坪(昨年同期比 +49.7 %)
上桂駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 162万円/坪(49.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +49.7%( +53.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(1年前(2018年)に比べて +40.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 30.8年(昨年 14.9年から +107.5 %増)。平均土地面積は 109.1 坪 (昨年 40.2 坪から +171.2 %増)。平均建物面積は 23.9 坪 (昨年 55.4 坪から -56.7 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 12.6 分 → 2019年 6.4 分、-49.0 %と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2018年 14.9 年 → 2019年 30.8 年、+107.5 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 40.0 % → 2019年 57.1 %)
松尾大社駅 62.0 万/坪(昨年同期比 -20.9 %)
松尾大社駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 62.0万円/坪(18.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -20.9%( -16.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2018年)に比べて -50.0%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 34.3年(昨年 22.9年から +49.4 %増)。平均土地面積は 37.8 坪 (昨年 33.5 坪から +12.8 %増)。平均建物面積は 39.8 坪 (昨年 30.3 坪から +31.7 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2018年 12.2 分 → 2019年 10.3 分、-15.1 %と減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2018年 22.9 年 → 2019年 34.3 年、+49.4 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 33.3 % → 2019年 66.7 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示