中古一戸建て相場の概況
2019年1月〜12月期の京福嵐山線 (四条大宮駅~嵐山駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 97.6万円/坪(29.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +7.5%( +6.8万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 104 件(1年前(2018年)に比べて +4.0%( +4件/坪)と小幅に増加しています。)。
平均築年数は 22.3年(昨年 21.8年から +2.5 %増)。平均土地面積は 39.7 坪 (昨年 28.0 坪から +41.9 %増)。平均建物面積は 40.3 坪 (昨年 28.8 坪から +39.9 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 7 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。西大路三条駅、山ノ内駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは山ノ内駅で昨年に比べ +52.5 %、坪単価は 141 万円/坪となった。
上位 2 駅(山ノ内駅、西大路三条駅)は +47.2 %(坪単価 +36.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(嵐電嵯峨駅、帷子ノ辻駅)は -31.7 %(坪単価 -31.9 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 32.0 % → 2019年 25.0 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2018年 23.5 % → 2019年 25.3 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった嵐山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 152万円/坪(45.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +12.2%( +16.5万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 9 件(1年前(2018年)に比べて +28.6%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった嵐電嵯峨駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 51.5万円/坪(15.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -50.8%( -53.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2018年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
京福嵐山線 | 現状(2019) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
四条大宮駅 | - | - | - |
西院駅 | 105万/坪 (21.5年/56.4坪) | 96.5万/坪 (24.6年/18.2坪) | 102万/坪 (22.6年/35.0坪) |
西大路三条駅 | 84.5万/坪 (42.0年/18.2坪) | 59.5万/坪 (51.8年/60.5坪) | 47.4万/坪 (19.0年/24.2坪) |
山ノ内駅 | 141万/坪 (-0.12年/20.4坪) | 92.6万/坪 (37.7年/22.7坪) | 111万/坪 (18.5年/24.0坪) |
嵐電天神川駅 | 91.5万/坪 (25.5年/15.1坪) | - | - |
蚕ノ社駅 | 99.2万/坪 (58.0年/13.6坪) | 89.6万/坪 (30.6年/26.5坪) | 112万/坪 (17.9年/27.2坪) |
太秦広隆寺駅 | 88.0万/坪 (19.4年/30.5坪) | 84.5万/坪 (13.7年/29.4坪) | 71.1万/坪 (24.6年/46.5坪) |
帷子ノ辻駅 | 74.5万/坪 (36.1年/24.0坪) | 85.2万/坪 (20.8年/24.3坪) | 68.4万/坪 (25.9年/22.7坪) |
有栖川駅 | 84.4万/坪 (14.7年/25.0坪) | 81.4万/坪 (18.3年/28.8坪) | 77.8万/坪 (26.3年/35.5坪) |
車折神社駅 | 87.6万/坪 (25.0年/27.1坪) | 94.4万/坪 (20.2年/21.7坪) | 97.2万/坪 (26.9年/27.2坪) |
鹿王院駅 | - | 34.1万/坪 (41.2年/22.7坪) | 77.8万/坪 (25.5年/40.8坪) |
嵐電嵯峨駅 | 51.5万/坪 (37.8年/233坪) | 105万/坪 (40.5年/25.7坪) | 129万/坪 (-0.50年/36.3坪) |
嵐山駅 | 152万/坪 (17.7年/54.1坪) | 135万/坪 (19.1年/71.1坪) | 171万/坪 (35.3年/87.1坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
山ノ内駅 141.2 万/坪(昨年同期比 +52.5 %)
山ノ内駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 141万円/坪(42.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +52.5%( +48.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2018年)に比べて -60.0%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は -0.1年(昨年 37.7年から -100.3 %減)。平均土地面積は 20.4 坪 (昨年 22.7 坪から -10.0 %減)。平均建物面積は 28.7 坪 (昨年 21.2 坪から +35.7 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2018年 37.7 年 → 2019年 -0.1 年、-100.3 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 25.0 % → 2019年 50.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 3.6 分 → 2019年 6.5 分、+80.6 %と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 100.0 % → 2019年 50.0 %)
西大路三条駅 84.5 万/坪(昨年同期比 +42.0 %)
西大路三条駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 84.5万円/坪(25.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +42.0%( +25.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 42.0年(昨年 51.8年から -18.8 %減)。平均土地面積は 18.2 坪 (昨年 60.5 坪から -70.0 %減)。平均建物面積は 27.2 坪 (昨年 105.9 坪から -74.3 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2018年 51.8 年 → 2019年 42.0 年、-18.8 %と減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 5.0 分 → 2019年 2.0 分、-60.0 %と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2018年 100.0 % → 2019年 100.0 %)
嵐電嵯峨駅 51.5 万/坪(昨年同期比 -50.8 %)
嵐電嵯峨駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 51.5万円/坪(15.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -50.8%( -53.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2018年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 37.8年(昨年 40.5年から -6.8 %減)。平均土地面積は 232.9 坪 (昨年 25.7 坪から +805.9 %増)。平均建物面積は 232.9 坪 (昨年 23.4 坪から +893.5 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 4.0 分 → 2019年 2.0 分、-50.0 %と大きく減少)
帷子ノ辻駅 74.5 万/坪(昨年同期比 -12.5 %)
帷子ノ辻駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 74.5万円/坪(22.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -12.5%( -10.7万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 13 件(1年前(2018年)に比べて -27.8%( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 36.1年(昨年 20.8年から +73.7 %増)。平均土地面積は 24.0 坪 (昨年 24.3 坪から -1.3 %減)。平均建物面積は 24.8 坪 (昨年 24.5 坪から +0.9 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2018年 8.0 分 → 2019年 6.5 分、-19.2 %と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 16.7 % → 2019年 30.8 %)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 11.1 % → 2019年 15.4 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2018年 20.8 年 → 2019年 36.1 年、+73.7 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 29.4 % → 2019年 58.3 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 41.2 % → 2019年 8.3 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示