JR紀勢本線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2019年7月〜9月期のJR紀勢本線 (亀山駅鵜殿駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 39.0万円/坪(11.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -3.4%( -1.4万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 76 件(1年前(2018年)に比べて -12.6%( -11件/坪)と不調に推移しています。)。

平均築年数は 28.6年(昨年 25.8年から +10.5 %増)。平均土地面積は 91.8 坪 (昨年 84.3 坪から +8.9 %増)。平均建物面積は 37.8 坪 (昨年 43.3 坪から -12.5 %減)。

近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 8 駅。ほとんどの駅において下落した。津駅阿漕駅賀田駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは三瀬谷駅で昨年に比べ +2486.9 %、坪単価は 11.4 万円/坪となった。

上位 2 駅(三瀬谷駅一身田駅)は +1317.5 %(坪単価 +28.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(鵜殿駅紀伊長島駅)は -73.5 %(坪単価 -26.9 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が減少(2018年 30.3 分 → 2019年 25.0 分、-17.6 %と減少)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 1.1 % → 2019年 3.9 %)
  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 2.3 % → 2019年 3.9 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が増加(2018年 25.8 年 → 2019年 28.6 年、+10.5 %と増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2018年 37.8 % → 2019年 43.7 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2018年 16.2 % → 2019年 14.1 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった津駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 84.5万円/坪(25.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +39.2%( +23.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 9 件(1年前(2018年)に比べて +12.5%( +1件/坪)と好調に推移しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった賀田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.4万円/坪(0.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +49.1%( +0.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2018年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。

JR紀勢本線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
JR紀勢本線現状(2019)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
亀山駅31.3万/坪
(37.9年/131坪)
90.5万/坪
(0.5年/61.5坪)
53.5万/坪
(9.8年/136坪)
下庄駅44.1万/坪
(30.5年/99.8坪)
--
一身田駅78.0万/坪
(9.0年/77.1坪)
31.4万/坪
(32.5年/102坪)
40.6万/坪
(16.8年/146坪)
津駅84.5万/坪
(12.3年/80.2坪)
60.7万/坪
(22.8年/76.8坪)
57.7万/坪
(31.7年/76.1坪)
阿漕駅45.7万/坪
(44.1年/56.3坪)
33.7万/坪
(37.8年/94.8坪)
47.2万/坪
(20.8年/66.2坪)
高茶屋駅50.5万/坪
(20.4年/52.2坪)
50.9万/坪
(16.5年/68.6坪)
48.3万/坪
(21.9年/35.8坪)
六軒駅11.6万/坪
(39.5年/115坪)
32.8万/坪
(12.5年/66.6坪)
40.7万/坪
(17.5年/197坪)
松阪駅30.7万/坪
(31.4年/84.3坪)
48.0万/坪
(24.4年/82.6坪)
35.1万/坪
(28.2年/63.3坪)
徳和駅55.9万/坪
(17.4年/98.3坪)
24.8万/坪
(44.5年/34.8坪)
29.2万/坪
(21.7年/61.4坪)
多気駅---
相可駅-28.0万/坪
(26.5年/299坪)
-
佐奈駅-17.3万/坪
(25.0年/142坪)
-
栃原駅38.1万/坪
(16.5年/393坪)
-
川添駅--24.6万/坪
(32.5年/141坪)
三瀬谷駅11.4万/坪
(23.5年/127坪)
0.4万/坪
(53.5年/48.4坪)
-
滝原駅-8.0万/坪
(31.5年/127坪)
35.4万/坪
(17.5年/106坪)
阿曽駅---
伊勢柏崎駅---
大内山駅---
梅ケ谷駅---
紀伊長島駅2.7万/坪
(43.5年/157坪)
7.9万/坪
(38.5年/58.5坪)
9.4万/坪
(48.5年/71.1坪)
三野瀬駅--26.4万/坪
(28.5年/54.5坪)
船津駅-0.8万/坪
(42.5年/24.2坪)
9.1万/坪
(48.5年/213坪)
相賀駅-9.9万/坪
(42.0年/53.7坪)
9.5万/坪
(33.0年/63.5坪)
尾鷲駅17.3万/坪
(38.9年/43.9坪)
29.3万/坪
(33.0年/77.1坪)
10.0万/坪
(49.3年/45.1坪)
大曽根浦駅---
九鬼駅---
三木里駅---
賀田駅1.4万/坪
(68.6年/93.8坪)
0.9万/坪
(53.5年/106坪)
-
二木島駅---
新鹿駅12.7万/坪
(44.5年/67.3坪)
18.5万/坪
(0年/78.7坪)
-
波田須駅---
大泊駅-21.4万/坪
(17.5年/260坪)
-
熊野市駅4.4万/坪
(36.5年/25.7坪)
-52.7万/坪
(20.5年/80.2坪)
有井駅16.5万/坪
(33.8年/81.7坪)
-26.9万/坪
(26.5年/102坪)
神志山駅--25.5万/坪
(22.5年/57.5坪)
紀伊市木駅18.1万/坪
(20.5年/66.6坪)
--
阿田和駅-50.9万/坪
(4.5年/81.7坪)
-
紀伊井田駅---
鵜殿駅11.5万/坪
(49.5年/154坪)
60.0万/坪
(20.0年/56.0坪)
-

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

三瀬谷駅11.4 万/坪(昨年同期比 +2486.9 %)

三瀬谷駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 11.4万円/坪(3.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +2486.9%( +11.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 23.5年(昨年 53.5年から -56.1 %減)。平均土地面積は 127.1 坪 (昨年 48.4 坪から +162.5 %増)。平均建物面積は 43.9 坪 (昨年 45.4 坪から -3.3 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2018年 53.5 年 → 2019年 23.5 年、-56.1 %と大きく減少)
  • 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 120.0 分 → 2019年 21.0 分、-82.5 %と大きく減少)

一身田駅78.0 万/坪(昨年同期比 +148.1 %)

一身田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 78.0万円/坪(23.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +148.1%( +46.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2018年)に比べて -50.0%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 9.0年(昨年 32.5年から -72.3 %減)。平均土地面積は 77.1 坪 (昨年 102.5 坪から -24.7 %減)。平均建物面積は 39.3 坪 (昨年 36.7 坪から +7.2 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2018年 32.5 年 → 2019年 9.0 年、-72.3 %と大きく減少)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 23.5 分 → 2019年 75.0 分、+219.1 %と大きく増加)

鵜殿駅11.5 万/坪(昨年同期比 -80.9 %)

鵜殿駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 11.5万円/坪(3.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -80.9%( -48.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 49.5年(昨年 20.0年から +147.5 %増)。平均土地面積は 154.3 坪 (昨年 56.0 坪から +175.7 %増)。平均建物面積は 34.0 坪 (昨年 36.3 坪から -6.2 %減)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が減少(2018年 23.0 分 → 2019年 19.5 分、-15.2 %と減少)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2018年 20.0 年 → 2019年 49.5 年、+147.5 %と大きく増加)

紀伊長島駅2.7 万/坪(昨年同期比 -66.2 %)

紀伊長島駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.7万円/坪(0.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -66.2%( -5.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2018年)に比べて -33.3%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 43.5年(昨年 38.5年から +13.0 %増)。平均土地面積は 157.3 坪 (昨年 58.5 坪から +169.0 %増)。平均建物面積は 28.7 坪 (昨年 32.5 坪から -11.6 %減)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が減少(2018年 39.3 分 → 2019年 33.0 分、-16.1 %と減少)

価格下落要因

  • 平均築年数が増加(2018年 38.5 年 → 2019年 43.5 年、+13.0 %と増加)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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