JR紀勢本線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2019年4月〜6月期のJR紀勢本線 (亀山駅鵜殿駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 51.0万円/坪(15.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +17.2%( +7.5万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 90 件(1年前(2018年)に比べて +13.9%( +11件/坪)と好調に推移しています。)。

平均築年数は 30.0年(昨年 22.2年から +35.2 %増)。平均土地面積は 83.6 坪 (昨年 105.1 坪から -20.4 %減)。平均建物面積は 37.3 坪 (昨年 42.7 坪から -12.5 %減)。

近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 7 駅。ほとんどの駅において下落した。津駅阿漕駅松阪駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは栃原駅で昨年に比べ +1233.3 %、坪単価は 28.7 万円/坪となった。

上位 2 駅(栃原駅尾鷲駅)は +718.4 %(坪単価 +16.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(有井駅鵜殿駅)は -56.3 %(坪単価 -20.3 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 5.1 % → 2019年 6.7 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2018年 22.2 年 → 2019年 30.0 年、+35.2 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 22.4 % → 2019年 34.6 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2018年 31.3 % → 2019年 37.0 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった津駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 88.2万円/坪(26.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +32.5%( +21.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 11 件(前年比変わらず)。

鉄道路線中、最低値の駅となった船津駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.8万円/坪(0.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -25.4%( -1.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2018年)に比べて +200.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。

JR紀勢本線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
JR紀勢本線現状(2019)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
亀山駅52.0万/坪
(27.5年/103坪)
48.2万/坪
(12.6年/72.9坪)
35.2万/坪
(28.3年/115坪)
下庄駅38.8万/坪
(30.3年/99.8坪)
--
一身田駅77.3万/坪
(12.5年/66.9坪)
-39.8万/坪
(20.9年/99.2坪)
津駅88.2万/坪
(32.6年/87.0坪)
66.6万/坪
(19.6年/74.8坪)
54.4万/坪
(24.8年/89.7坪)
阿漕駅44.1万/坪
(29.5年/67.9坪)
24.1万/坪
(33.3年/213坪)
40.4万/坪
(20.1年/63.8坪)
高茶屋駅59.1万/坪
(18.5年/106坪)
80.4万/坪
(15.1年/140坪)
38.6万/坪
(26.8年/122坪)
六軒駅46.4万/坪
(23.6年/57.5坪)
-38.3万/坪
(7.7年/58.6坪)
松阪駅70.0万/坪
(33.2年/71.6坪)
42.5万/坪
(20.6年/104坪)
29.0万/坪
(28.1年/71.5坪)
徳和駅47.2万/坪
(22.8年/53.7坪)
83.5万/坪
(8.8年/60.5坪)
22.0万/坪
(24.8年/81.3坪)
多気駅---
相可駅31.6万/坪
(20.3年/63.5坪)
32.1万/坪
(13.3年/166坪)
49.3万/坪
(12.5年/87.0坪)
佐奈駅--3.1万/坪
(0年/154坪)
栃原駅28.7万/坪
(22.3年/106坪)
2.1万/坪
(16.3年/296坪)
-
川添駅-18.6万/坪
(46.3年/81.7坪)
-
三瀬谷駅6.7万/坪
(36.3年/454坪)
11.7万/坪
(22.3年/93.8坪)
-
滝原駅7.1万/坪
(0年/118坪)
-28.6万/坪
(24.3年/156坪)
阿曽駅---
伊勢柏崎駅---
大内山駅--12.2万/坪
(25.8年/127坪)
梅ケ谷駅---
紀伊長島駅8.1万/坪
(40.3年/212坪)
-12.3万/坪
(40.5年/169坪)
三野瀬駅---
船津駅2.8万/坪
(39.3年/86.2坪)
3.8万/坪
(52.3年/59.0坪)
15.5万/坪
(38.6年/76.6坪)
相賀駅-2.2万/坪
(0年/65.0坪)
-
尾鷲駅9.6万/坪
(46.6年/51.9坪)
3.2万/坪
(42.3年/34.0坪)
12.0万/坪
(38.3年/39.3坪)
大曽根浦駅---
九鬼駅---
三木里駅--7.1万/坪
(0年/34.8坪)
賀田駅-4.7万/坪
(43.3年/90.8坪)
3.1万/坪
(40.3年/75.6坪)
二木島駅---
新鹿駅9.4万/坪
(37.3年/93.8坪)
-37.8万/坪
(7.3年/93.8坪)
波田須駅---
大泊駅---
熊野市駅24.8万/坪
(38.1年/36.3坪)
-1.2万/坪
(0年/39.3坪)
有井駅12.1万/坪
(19.3年/60.5坪)
33.6万/坪
(14.3年/256坪)
-
神志山駅2.4万/坪
(0年/209坪)
--
紀伊市木駅-11.0万/坪
(25.3年/56.0坪)
-
阿田和駅---
紀伊井田駅-3.4万/坪
(43.3年/296坪)
-
鵜殿駅20.2万/坪
(36.3年/60.9坪)
39.3万/坪
(40.8年/49.2坪)
36.4万/坪
(31.6年/37.8坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

栃原駅28.7 万/坪(昨年同期比 +1233.3 %)

栃原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 28.7万円/坪(8.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +1233.3%( +26.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 22.3年(昨年 16.3年から +36.9 %増)。平均土地面積は 105.9 坪 (昨年 296.5 坪から -64.3 %減)。平均建物面積は 45.4 坪 (昨年 60.5 坪から -25.0 %減)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 30.0 分 → 2019年 24.0 分、-20.0 %と大きく減少)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2018年 16.3 年 → 2019年 22.3 年、+36.9 %と大きく増加)

尾鷲駅9.6 万/坪(昨年同期比 +203.4 %)

尾鷲駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 9.6万円/坪(2.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +203.4%( +6.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2018年)に比べて +50.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 46.6年(昨年 42.3年から +10.3 %増)。平均土地面積は 51.9 坪 (昨年 34.0 坪から +52.6 %増)。平均建物面積は 22.2 坪 (昨年 25.0 坪から -11.1 %減)。

価格上昇要因

  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 100.0 % → 2019年 66.7 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が増加(2018年 42.3 年 → 2019年 46.6 年、+10.3 %と増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 12.5 分 → 2019年 15.3 分、+22.7 %と大きく増加)

有井駅12.1 万/坪(昨年同期比 -64.1 %)

有井駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 12.1万円/坪(3.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -64.1%( -21.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2018年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 19.3年(昨年 14.3年から +35.1 %増)。平均土地面積は 60.5 坪 (昨年 255.6 坪から -76.3 %減)。平均建物面積は 25.7 坪 (昨年 19.7 坪から +30.8 %増)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2018年 14.3 年 → 2019年 19.3 年、+35.1 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 18.5 分 → 2019年 120.0 分、+548.6 %と大きく増加)

鵜殿駅20.2 万/坪(昨年同期比 -48.5 %)

鵜殿駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 20.2万円/坪(6.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -48.5%( -19.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2018年)に比べて -33.3%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 36.3年(昨年 40.8年から -11.0 %減)。平均土地面積は 60.9 坪 (昨年 49.2 坪から +23.8 %増)。平均建物面積は 41.3 坪 (昨年 28.4 坪から +45.4 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が減少(2018年 40.8 年 → 2019年 36.3 年、-11.0 %と減少)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 50.0 % → 2019年 33.3 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 11.3 分 → 2019年 23.2 分、+105.1 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 50.0 % → 2019年 66.7 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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