近鉄湯の山線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2021年1月〜12月期の近鉄湯の山線 (近鉄四日市駅湯の山温泉駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 53.9万円/坪(16.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -20.7%( -14.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 125 件(1年前(2020年)に比べて -12.6%( -18件/坪)と不調に推移しています。)。

平均築年数は 25.3年(昨年 19.6年から +29.5 %増)。平均土地面積は 100.1 坪 (昨年 91.6 坪から +9.3 %増)。平均建物面積は 47.0 坪 (昨年 53.2 坪から -11.7 %減)。

近年の取引物件の特徴は、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少。

値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 8 駅。ほとんどの駅において下落した。大羽根園駅は、昨年から 5 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは高角駅で昨年に比べ +159.7 %、坪単価は 47.6 万円/坪となった。

上位 2 駅(高角駅大羽根園駅)は +84.4 %(坪単価 +17.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(近鉄四日市駅桜駅)は -52.9 %(坪単価 -44.0 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2020年 8.4 % → 2021年 9.6 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2020年 19.6 年 → 2021年 25.3 年、+29.5 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 18.0 分 → 2021年 21.8 分、+21.2 %と大きく増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 30.5 % → 2021年 40.0 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 35.1 % → 2021年 22.6 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった中川原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 85.2万円/坪(25.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -4.6%( -4.1万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 19 件(1年前(2020年)に比べて -24.0%( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった菰野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 19.0万円/坪(5.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -44.3%( -15.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 8 件(前年比変わらず)。

近鉄湯の山線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
近鉄湯の山線現状(2021)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
近鉄四日市駅41.0万/坪
(45.9年/85.6坪)
101万/坪
(27.8年/92.5坪)
75.1万/坪
(38.5年/92.5坪)
中川原駅85.2万/坪
(11.8年/81.6坪)
89.3万/坪
(13.1年/80.3坪)
85.4万/坪
(9.0年/51.8坪)
伊勢松本駅62.3万/坪
(19.3年/96.5坪)
66.0万/坪
(15.1年/77.3坪)
98.2万/坪
(3.5年/65.9坪)
伊勢川島駅51.3万/坪
(26.8年/87.4坪)
53.2万/坪
(22.4年/109坪)
51.5万/坪
(18.9年/81.0坪)
高角駅47.6万/坪
(24.3年/74.1坪)
18.3万/坪
(51.4年/209坪)
63.5万/坪
(17.0年/102坪)
桜駅31.9万/坪
(30.6年/69.9坪)
59.3万/坪
(19.0年/86.7坪)
43.4万/坪
(29.2年/76.6坪)
菰野駅19.0万/坪
(38.2年/117坪)
34.2万/坪
(36.5年/133坪)
82.2万/坪
(7.4年/52.9坪)
中菰野駅48.0万/坪
(19.9年/209坪)
63.6万/坪
(11.8年/69.0坪)
44.2万/坪
(25.8年/118坪)
大羽根園駅61.6万/坪
(21.2年/110坪)
56.5万/坪
(17.0年/63.0坪)
54.3万/坪
(10.9年/60.5坪)
湯の山温泉駅48.7万/坪
(46.4年/215坪)
51.5万/坪
(43.7年/218坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

高角駅47.6 万/坪(昨年同期比 +159.7 %)

高角駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 47.6万円/坪(14.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +159.7%( +29.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(1年前(2020年)に比べて +250.0%( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 24.3年(昨年 51.4年から -52.7 %減)。平均土地面積は 74.1 坪 (昨年 208.7 坪から -64.5 %減)。平均建物面積は 30.7 坪 (昨年 42.4 坪から -27.6 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2020年 51.4 年 → 2021年 24.3 年、-52.7 %と大きく減少)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 % → 2021年 14.3 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 10.0 分 → 2021年 24.4 分、+144.3 %と大きく増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 % → 2021年 57.1 %)

大羽根園駅61.6 万/坪(昨年同期比 +9.0 %)

大羽根園駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 61.6万円/坪(18.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +9.0%( +5.1万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 9 件(1年前(2020年)に比べて +80.0%( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 21.2年(昨年 17.0年から +24.6 %増)。平均土地面積は 109.7 坪 (昨年 63.0 坪から +74.1 %増)。平均建物面積は 37.8 坪 (昨年 146.7 坪から -74.2 %減)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 26.4 分 → 2021年 8.0 分、-69.7 %と大きく減少)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 40.0 % → 2021年 25.0 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2020年 17.0 年 → 2021年 21.2 年、+24.6 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 20.0 % → 2021年 25.0 %)

近鉄四日市駅41.0 万/坪(昨年同期比 -59.6 %)

近鉄四日市駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 41.0万円/坪(12.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -59.6%( -60.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 14 件(1年前(2020年)に比べて -22.2%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 45.9年(昨年 27.8年から +65.5 %増)。平均土地面積は 85.6 坪 (昨年 92.5 坪から -7.5 %減)。平均建物面積は 75.5 坪 (昨年 110.4 坪から -31.6 %減)。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 26.7 % → 2021年 16.7 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2020年 27.8 年 → 2021年 45.9 年、+65.5 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が増加(2020年 9.8 分 → 2021年 10.8 分、+10.3 %と増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 40.0 % → 2021年 75.0 %)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2020年 22.2 % → 2021年 21.4 %)

桜駅31.9 万/坪(昨年同期比 -46.2 %)

桜駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 31.9万円/坪(9.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -46.2%( -27.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 21 件(1年前(2020年)に比べて -4.5%( -1件/坪)と小幅に減少しています。)。

平均築年数は 30.6年(昨年 19.0年から +61.3 %増)。平均土地面積は 69.9 坪 (昨年 86.7 坪から -19.3 %減)。平均建物面積は 37.1 坪 (昨年 35.8 坪から +3.8 %増)。

価格上昇要因

  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2020年 4.5 % → 2021年 4.8 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2020年 19.0 年 → 2021年 30.6 年、+61.3 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 23.1 分 → 2021年 28.8 分、+24.8 %と大きく増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 31.6 % → 2021年 72.2 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 21.1 % → 2021年 5.6 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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