JR常磐線 価格相場レポート

中古マンション相場の概況

2022年1月〜3月期のJR常磐線 (取手駅日立駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は21.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて -1.6%( -0.4万円/㎡)と僅かに下落しています。売買数は 38 件(1年前(2021年)に比べて -9.5%( -4件/㎡)と弱含みに推移しています。)。

平均築年数は 22.2年(昨年 20.1年から +10.3 %増)。平均専有面積は 70.9 ㎡ (昨年 70.6 ㎡から +0.5 %増)。

近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。ほとんどの駅において下落した。龍ケ崎市駅土浦駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは龍ケ崎市駅で昨年に比べ +85.9 %、単価は 12.4 万円/㎡となった。

上位 2 駅(龍ケ崎市駅土浦駅)は +62.1 %(単価 +5.5 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(取手駅日立駅)は -38.3 %(単価 -8.8 万円/㎡)の下落。

価格下落要因

  • 平均築年数が増加(2021年 20.1 年 → 2022年 22.2 年、+10.3 %と増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 40.5 % → 2022年 50.0 %)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2021年 19.0 % → 2022年 15.8 %)

駅ごとの中古マンション相場について

鉄道路線中、最高値の駅となったひたち野うしく駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は31.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +13.1%( +3.6万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 5 件(1年前(2021年)に比べて +25.0%( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった取手駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は10.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて -47.3%( -9.3万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2021年)に比べて -20.0%( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。

JR常磐線(沿線・駅ごとの中古マンションについて)
JR常磐線現状(2022)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
取手駅10.3万/㎡
(29.8年/87.5㎡)
19.6万/㎡
(25.8年/63.0㎡)
13.0万/㎡
(34.7年/64.3㎡)
藤代駅5.0万/㎡
(37.0年/60.0㎡)
-4.8万/㎡
(35.0年/55.0㎡)
龍ケ崎市駅12.4万/㎡
(25.5年/70.0㎡)
6.7万/㎡
(39.0年/60.0㎡)
6.7万/㎡
(33.7年/60.0㎡)
牛久駅16.1万/㎡
(0年/67.5㎡)
16.4万/㎡
(21.3年/70.0㎡)
-
ひたち野うしく駅31.1万/㎡
(19.0年/75.0㎡)
27.5万/㎡
(15.3年/73.8㎡)
21.3万/㎡
(19.8年/77.5㎡)
荒川沖駅24.7万/㎡
(15.0年/85.0㎡)
-18.2万/㎡
(17.8年/85.0㎡)
土浦駅19.0万/㎡
(23.7年/53.6㎡)
13.8万/㎡
(28.5年/57.5㎡)
23.2万/㎡
(20.7年/65.0㎡)
神立駅---
内原駅---
赤塚駅16.2万/㎡
(15.0年/75.0㎡)
20.9万/㎡
(16.3年/74.3㎡)
25.6万/㎡
(13.3年/61.7㎡)
偕楽園駅---
水戸駅29.8万/㎡
(19.9年/74.5㎡)
27.9万/㎡
(16.3年/80.5㎡)
19.2万/㎡
(23.2年/60.0㎡)
勝田駅26.2万/㎡
(14.0年/65.0㎡)
35.7万/㎡
(8.0年/70.0㎡)
30.9万/㎡
(12.0年/55.0㎡)
大甕駅--16.0万/㎡
(0年/75.0㎡)
常陸多賀駅---
日立駅20.0万/㎡
(14.0年/75.0㎡)
28.3万/㎡
(10.5年/75.0㎡)
28.9万/㎡
(9.5年/80.0㎡)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。

価格変動が大きかった駅について

龍ケ崎市駅12.4 万/㎡(昨年同期比 +85.9 %)

龍ケ崎市駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は12.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +85.9%( +5.7万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2021年)に比べて +300.0%( +3件/㎡)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 25.5年(昨年 39.0年から -34.6 %減)。平均専有面積は 70.0 ㎡ (昨年 60.0 ㎡から +16.7 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2021年 39.0 年 → 2022年 25.5 年、-34.6 %と大きく減少)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 % → 2022年 75.0 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 8.0 分 → 2022年 15.0 分、+87.5 %と大きく増加)

土浦駅19.0 万/㎡(昨年同期比 +38.2 %)

土浦駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は19.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +38.2%( +5.3万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(1年前(2021年)に比べて -12.5%( -1件/㎡)と不調に推移しています。)。

平均築年数は 23.7年(昨年 28.5年から -16.8 %減)。平均専有面積は 53.6 ㎡ (昨年 57.5 ㎡から -6.8 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が減少(2021年 28.5 年 → 2022年 23.7 年、-16.8 %と減少)
  • 駅からの平均距離が減少(2021年 10.8 分 → 2022年 9.6 分、-11.0 %と減少)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2021年 75.0 % → 2022年 71.4 %)

取手駅10.3 万/㎡(昨年同期比 -47.3 %)

取手駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は10.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて -47.3%( -9.3万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2021年)に比べて -20.0%( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 29.8年(昨年 25.8年から +15.3 %増)。平均専有面積は 87.5 ㎡ (昨年 63.0 ㎡から +38.9 %増)。

価格下落要因

  • 平均築年数が増加(2021年 25.8 年 → 2022年 29.8 年、+15.3 %と増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 13.4 分 → 2022年 16.5 分、+23.1 %と大きく増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 40.0 % → 2022年 75.0 %)

日立駅20.0 万/㎡(昨年同期比 -29.3 %)

日立駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は20.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて -29.3%( -8.3万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2021年)に比べて -50.0%( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 14.0年(昨年 10.5年から +33.3 %増)。平均専有面積は 75.0 ㎡ (昨年 75.0 ㎡から +0.0 %減)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 24.5 分 → 2022年 15.0 分、-38.8 %と大きく減少)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2021年 10.5 年 → 2022年 14.0 年、+33.3 %と大きく増加)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

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データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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