JR鹿児島本線 価格相場レポート

中古マンション相場の概況

2021年10月〜12月期のJR鹿児島本線 (門司港駅大牟田駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は32.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +21.0%( +5.6万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 195 件(1年前(2020年)に比べて +3.7%( +7件/㎡)と小幅に増加しています。)。

平均築年数は 21.3年(昨年 23.5年から -9.5 %減)。平均専有面積は 56.7 ㎡ (昨年 60.7 ㎡から -6.6 %減)。

近年の取引物件の特徴は、築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加、専有面積 30 平方メートル未満の単身・独身世帯を対象としたワンルーム物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 15 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。ほとんどの駅において下落した。西小倉駅戸畑駅香椎駅吉塚駅竹下駅春日駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは香椎駅で昨年に比べ +55.7 %、単価は 36.0 万円/㎡となった。

上位 2 駅(香椎駅西小倉駅)は +52.1 %(単価 +11.9 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(小倉駅大牟田駅)は -54.0 %(単価 -11.8 万円/㎡)の下落。

価格上昇要因

  • 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 2.7 % → 2021年 10.8 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 56.6 % → 2021年 46.5 %)

価格下落要因

  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 3.8 % → 2021年 2.7 %)
  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2020年 2.7 % → 2021年 2.6 %)

駅ごとの中古マンション相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった博多駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は52.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +17.8%( +8.0万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 50 件(1年前(2020年)に比べて +78.6%( +22件/㎡)と大幅に増加しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった大牟田駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は9.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -51.7%( -9.6万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2020年)に比べて +300.0%( +3件/㎡)と大幅に増加しています。)。

JR鹿児島本線(沿線・駅ごとの中古マンションについて)
JR鹿児島本線現状(2021)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
門司港駅17.0万/㎡
(22.1年/80.0㎡)
21.1万/㎡
(23.3年/70.0㎡)
17.3万/㎡
(24.8年/85.0㎡)
小森江駅11.9万/㎡
(21.8年/75.0㎡)
--
門司駅23.0万/㎡
(18.6年/74.3㎡)
20.5万/㎡
(23.8年/75.0㎡)
14.4万/㎡
(26.6年/70.7㎡)
小倉駅10.9万/㎡
(32.9年/60.8㎡)
24.8万/㎡
(19.7年/86.4㎡)
19.6万/㎡
(23.1年/75.0㎡)
西小倉駅33.6万/㎡
(20.8年/60.0㎡)
22.7万/㎡
(25.8年/75.0㎡)
30.7万/㎡
(4.8年/75.0㎡)
九州工大前駅20.0万/㎡
(16.8年/85.0㎡)
18.1万/㎡
(25.0年/56.2㎡)
17.4万/㎡
(22.8年/77.5㎡)
戸畑駅27.4万/㎡
(17.4年/75.6㎡)
22.8万/㎡
(20.5年/67.5㎡)
21.1万/㎡
(21.3年/80.0㎡)
枝光駅8.5万/㎡
(27.8年/81.7㎡)
-6.2万/㎡
(35.8年/65.0㎡)
スペースワールド駅33.1万/㎡
(3.3年/80.0㎡)
-19.9万/㎡
(23.4年/77.0㎡)
八幡駅19.5万/㎡
(23.4年/67.1㎡)
18.2万/㎡
(26.7年/66.7㎡)
23.1万/㎡
(18.5年/67.2㎡)
黒崎駅12.2万/㎡
(31.4年/60.4㎡)
18.0万/㎡
(26.9年/66.8㎡)
12.3万/㎡
(29.1年/54.5㎡)
陣原駅12.0万/㎡
(30.8年/15.0㎡)
11.6万/㎡
(34.6年/55.0㎡)
8.8万/㎡
(30.8年/60.0㎡)
折尾駅19.8万/㎡
(20.5年/69.5㎡)
17.9万/㎡
(23.0年/73.3㎡)
19.7万/㎡
(18.8年/56.2㎡)
水巻駅---
教育大前駅---
赤間駅---
東郷駅---
東福間駅---
福間駅---
千鳥駅---
古賀駅---
新宮中央駅---
福工大前駅29.2万/㎡
(27.8年/65.0㎡)
-19.9万/㎡
(29.3年/70.0㎡)
九産大前駅-20.5万/㎡
(22.8年/46.7㎡)
17.7万/㎡
(28.8年/31.7㎡)
香椎駅36.0万/㎡
(16.8年/64.4㎡)
23.1万/㎡
(31.0年/58.0㎡)
-
千早駅36.2万/㎡
(22.4年/79.4㎡)
30.4万/㎡
(18.4年/76.2㎡)
37.2万/㎡
(18.7年/89.1㎡)
箱崎駅33.4万/㎡
(18.5年/47.5㎡)
28.7万/㎡
(22.8年/45.4㎡)
33.5万/㎡
(18.8年/45.4㎡)
吉塚駅38.6万/㎡
(26.3年/30.0㎡)
32.1万/㎡
(20.3年/49.3㎡)
70.2万/㎡
(5.6年/30.4㎡)
博多駅52.9万/㎡
(14.7年/32.4㎡)
44.9万/㎡
(20.4年/30.9㎡)
44.1万/㎡
(17.8年/27.7㎡)
竹下駅32.5万/㎡
(25.5年/67.9㎡)
26.5万/㎡
(27.0年/54.1㎡)
31.4万/㎡
(21.3年/66.2㎡)
笹原駅29.4万/㎡
(24.6年/56.7㎡)
26.2万/㎡
(30.4年/56.7㎡)
23.3万/㎡
(26.8年/78.3㎡)
南福岡駅26.5万/㎡
(25.7年/59.5㎡)
29.3万/㎡
(20.5年/71.7㎡)
28.5万/㎡
(21.9年/56.7㎡)
春日駅31.9万/㎡
(20.8年/81.0㎡)
23.6万/㎡
(27.8年/82.0㎡)
29.0万/㎡
(14.4年/58.3㎡)
大野城駅-42.4万/㎡
(11.8年/85.0㎡)
16.5万/㎡
(35.8年/85.0㎡)
都府楼南駅---
二日市駅---
天拝山駅---
久留米駅12.5万/㎡
(33.8年/70.0㎡)
17.5万/㎡
(26.1年/60.0㎡)
17.0万/㎡
(21.1年/66.1㎡)
荒木駅---
羽犬塚駅---
大牟田駅9.0万/㎡
(35.0年/73.8㎡)
18.6万/㎡
(15.8年/70.0㎡)
10.5万/㎡
(30.8年/65.0㎡)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。

価格変動が大きかった駅について

香椎駅36.0 万/㎡(昨年同期比 +55.7 %)

香椎駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は36.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +55.7%( +12.9万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 9 件(1年前(2020年)に比べて +80.0%( +4件/㎡)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 16.8年(昨年 31.0年から -45.9 %減)。平均専有面積は 64.4 ㎡ (昨年 58.0 ㎡から +11.1 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2020年 31.0 年 → 2021年 16.8 年、-45.9 %と大きく減少)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 % → 2021年 33.3 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 8.4 分 → 2021年 21.1 分、+151.3 %と大きく増加)

西小倉駅33.6 万/㎡(昨年同期比 +48.4 %)

西小倉駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は33.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +48.4%( +11.0万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2020年)に比べて +200.0%( +2件/㎡)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 20.8年(昨年 25.8年から -19.4 %減)。平均専有面積は 60.0 ㎡ (昨年 75.0 ㎡から -20.0 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が減少(2020年 25.8 年 → 2021年 20.8 年、-19.4 %と減少)
  • 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 23.0 分 → 2021年 8.7 分、-62.3 %と大きく減少)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 % → 2021年 33.3 %)

小倉駅10.9 万/㎡(昨年同期比 -56.3 %)

小倉駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は10.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -56.3%( -14.0万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(1年前(2020年)に比べて -57.1%( -8件/㎡)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 32.9年(昨年 19.7年から +67.3 %増)。平均専有面積は 60.8 ㎡ (昨年 86.4 ㎡から -29.6 %減)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2020年 19.7 年 → 2021年 32.9 年、+67.3 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 26.4 分 → 2021年 38.7 分、+46.3 %と大きく増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 28.6 % → 2021年 83.3 %)

大牟田駅9.0 万/㎡(昨年同期比 -51.7 %)

大牟田駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は9.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -51.7%( -9.6万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2020年)に比べて +300.0%( +3件/㎡)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 35.0年(昨年 15.8年から +122.2 %増)。平均専有面積は 73.8 ㎡ (昨年 70.0 ㎡から +5.4 %増)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 10.0 分 → 2021年 7.5 分、-25.0 %と大きく減少)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2020年 15.8 年 → 2021年 35.0 年、+122.2 %と大きく増加)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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