JR鹿児島本線 価格相場レポート

中古マンション相場の概況

2019年1月〜3月期のJR鹿児島本線 (門司港駅大牟田駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は28.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて +8.5%( +2.2万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 161 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 20.7年(昨年 19.3年から +7.1 %増)。平均専有面積は 60.4 ㎡ (昨年 60.0 ㎡から +0.8 %増)。

近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、築 10 年以内の新しい物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 18 駅に対して、値下がりした駅数は 7 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。門司港駅黒崎駅陣原駅折尾駅千早駅吉塚駅笹原駅久留米駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは福工大前駅で昨年に比べ +195.6 %、単価は 31.7 万円/㎡となった。

上位 2 駅(福工大前駅大牟田駅)は +150.8 %(単価 +16.9 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(南福岡駅門司駅)は -28.8 %(単価 -8.9 万円/㎡)の下落。

価格上昇要因

  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 11.2 % → 2019年 13.7 %)

価格下落要因

  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 1.3 % → 2019年 4.5 %)
  • 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 3.9 % → 2019年 2.6 %)

駅ごとの中古マンション相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった千早駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は38.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて +22.5%( +7.1万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2018年)に比べて -50.0%( -4件/㎡)と大幅に減少しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった小森江駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は9.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて -23.7%( -3.0万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2018年)に比べて +100.0%( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。

JR鹿児島本線(沿線・駅ごとの中古マンションについて)
JR鹿児島本線現状(2019)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
門司港駅19.8万/㎡
(20.0年/80.0㎡)
15.7万/㎡
(19.3年/80.0㎡)
20.0万/㎡
(0年/65.0㎡)
小森江駅9.6万/㎡
(25.0年/77.5㎡)
12.6万/㎡
(29.0年/50.0㎡)
-
門司駅18.9万/㎡
(24.3年/76.7㎡)
26.2万/㎡
(13.0年/78.3㎡)
22.1万/㎡
(14.2年/77.0㎡)
小倉駅27.8万/㎡
(20.8年/62.1㎡)
24.6万/㎡
(22.0年/78.3㎡)
21.7万/㎡
(20.8年/85.0㎡)
西小倉駅32.0万/㎡
(15.5年/78.3㎡)
31.6万/㎡
(17.5年/42.5㎡)
-
九州工大前駅23.7万/㎡
(15.0年/80.0㎡)
20.4万/㎡
(20.3年/62.0㎡)
12.5万/㎡
(28.0年/80.0㎡)
戸畑駅17.9万/㎡
(22.0年/63.8㎡)
22.0万/㎡
(16.5年/70.7㎡)
11.9万/㎡
(31.4年/65.0㎡)
枝光駅---
スペースワールド駅23.2万/㎡
(16.5年/112㎡)
23.7万/㎡
(14.0年/76.7㎡)
18.1万/㎡
(26.0年/105㎡)
八幡駅-23.8万/㎡
(12.0年/68.3㎡)
15.2万/㎡
(25.0年/80.0㎡)
黒崎駅19.7万/㎡
(22.3年/70.0㎡)
15.0万/㎡
(20.8年/53.6㎡)
12.3万/㎡
(25.4年/58.5㎡)
陣原駅13.8万/㎡
(38.0年/80.0㎡)
8.0万/㎡
(35.0年/65.0㎡)
9.2万/㎡
(27.0年/37.5㎡)
折尾駅18.4万/㎡
(18.7年/63.3㎡)
14.2万/㎡
(23.0年/63.0㎡)
16.9万/㎡
(14.3年/81.2㎡)
水巻駅---
教育大前駅-15.3万/㎡
(19.0年/85.0㎡)
-
赤間駅---
東郷駅---
東福間駅---
福間駅---
千鳥駅36.2万/㎡
(3.0年/105㎡)
--
古賀駅---
新宮中央駅38.5万/㎡
(5.0年/65.0㎡)
--
福工大前駅31.7万/㎡
(26.0年/60.0㎡)
10.7万/㎡
(31.0年/70.0㎡)
20.0万/㎡
(23.0年/80.0㎡)
九産大前駅18.8万/㎡
(23.5年/17.5㎡)
17.0万/㎡
(28.0年/20.0㎡)
39.3万/㎡
(26.0年/15.0㎡)
香椎駅20.8万/㎡
(27.0年/65.0㎡)
25.1万/㎡
(15.5年/75.8㎡)
32.4万/㎡
(11.6年/93.6㎡)
千早駅38.6万/㎡
(9.0年/63.8㎡)
31.5万/㎡
(21.5年/76.9㎡)
36.4万/㎡
(13.7年/78.3㎡)
箱崎駅33.8万/㎡
(17.6年/60.6㎡)
29.0万/㎡
(20.0年/54.2㎡)
28.7万/㎡
(18.4年/52.5㎡)
吉塚駅34.0万/㎡
(19.6年/60.7㎡)
26.8万/㎡
(21.2年/58.3㎡)
27.7万/㎡
(24.0年/54.2㎡)
博多駅36.8万/㎡
(22.2年/32.8㎡)
38.3万/㎡
(18.3年/35.5㎡)
36.8万/㎡
(17.5年/37.7㎡)
竹下駅30.8万/㎡
(22.0年/64.4㎡)
26.4万/㎡
(19.7年/51.1㎡)
28.1万/㎡
(19.4年/63.5㎡)
笹原駅25.9万/㎡
(23.6年/55.0㎡)
14.3万/㎡
(29.5年/77.5㎡)
25.4万/㎡
(22.5年/47.5㎡)
南福岡駅24.7万/㎡
(24.5年/74.6㎡)
35.2万/㎡
(14.8年/55.0㎡)
16.0万/㎡
(25.8年/47.5㎡)
春日駅28.9万/㎡
(19.5年/73.3㎡)
25.6万/㎡
(14.3年/81.9㎡)
21.4万/㎡
(25.0年/82.5㎡)
大野城駅34.1万/㎡
(17.0年/75.0㎡)
30.2万/㎡
(17.0年/82.5㎡)
-
都府楼南駅---
二日市駅---
天拝山駅---
久留米駅21.1万/㎡
(21.3年/62.5㎡)
16.9万/㎡
(23.3年/48.1㎡)
11.5万/㎡
(25.4年/71.7㎡)
荒木駅10.7万/㎡
(20.0年/90.0㎡)
--
羽犬塚駅---
大牟田駅24.8万/㎡
(10.5年/75.0㎡)
12.0万/㎡
(23.0年/69.0㎡)
13.0万/㎡
(22.0年/60.0㎡)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。

価格変動が大きかった駅について

福工大前駅31.7 万/㎡(昨年同期比 +195.6 %)

福工大前駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は31.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて +195.6%( +21.0万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 26.0年(昨年 31.0年から -16.1 %減)。平均専有面積は 60.0 ㎡ (昨年 70.0 ㎡から -14.3 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が減少(2018年 31.0 年 → 2019年 26.0 年、-16.1 %と減少)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2018年 100.0 % → 2019年 100.0 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 1.0 分 → 2019年 6.0 分、+500.0 %と大きく増加)

大牟田駅24.8 万/㎡(昨年同期比 +106.0 %)

大牟田駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は24.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて +106.0%( +12.8万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2018年)に比べて -60.0%( -3件/㎡)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 10.5年(昨年 23.0年から -54.3 %減)。平均専有面積は 75.0 ㎡ (昨年 69.0 ㎡から +8.7 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2018年 23.0 年 → 2019年 10.5 年、-54.3 %と大きく減少)
  • 駅からの平均距離が減少(2018年 12.8 分 → 2019年 11.0 分、-14.1 %と減少)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 80.0 % → 2019年 50.0 %)

南福岡駅24.7 万/㎡(昨年同期比 -29.9 %)

南福岡駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は24.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて -29.9%( -10.5万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 12 件(1年前(2018年)に比べて +20.0%( +2件/㎡)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 24.5年(昨年 14.8年から +65.8 %増)。平均専有面積は 74.6 ㎡ (昨年 55.0 ㎡から +35.6 %増)。

価格上昇要因

  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 10.0 % → 2019年 41.7 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2018年 14.8 年 → 2019年 24.5 年、+65.8 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 7.8 分 → 2019年 9.9 分、+27.1 %と大きく増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 44.4 % → 2019年 58.3 %)

門司駅18.9 万/㎡(昨年同期比 -27.7 %)

門司駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は18.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて -27.7%( -7.2万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 24.3年(昨年 13.0年から +87.2 %増)。平均専有面積は 76.7 ㎡ (昨年 78.3 ㎡から -2.1 %減)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2018年 13.0 年 → 2019年 24.3 年、+87.2 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 10.3 分 → 2019年 18.8 分、+82.3 %と大きく増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 20.0 % → 2019年 66.7 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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