西鉄天神大牟田線 価格相場レポート

中古マンション相場の概況

2020年1月〜12月期の西鉄天神大牟田線 (西鉄福岡駅大牟田駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は30.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて +3.7%( +1.1万円/㎡)と小幅に上昇しています。売買数は 512 件(1年前(2019年)に比べて +9.4%( +44件/㎡)と堅調に推移しています。)。

平均築年数は 23.9年(昨年 23.4年から +1.7 %増)。平均専有面積は 56.3 ㎡ (昨年 55.8 ㎡から +1.0 %増)。

近年の取引物件の特徴は、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加、築 10 年以内の新しい物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 8 駅に対して、値下がりした駅数は 7 駅。ほとんどの駅において下落した。大牟田駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは大牟田駅で昨年に比べ +21.5 %、単価は 17.9 万円/㎡となった。

上位 2 駅(大牟田駅櫛原駅)は +20.5 %(単価 +3.2 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(新栄町駅春日原駅)は -17.7 %(単価 -5.2 万円/㎡)の下落。

価格上昇要因

  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 1.3 % → 2020年 3.2 %)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに増加(全取引物件に占める割合が 2019年 22.9 % → 2020年 23.4 %)

価格下落要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに増加(全取引物件に占める割合が 2019年 55.8 % → 2020年 57.3 %)
  • 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 5.5 % → 2020年 2.6 %)

駅ごとの中古マンション相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった薬院駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は44.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて -3.3%( -1.5万円/㎡)と小幅に下落しています。売買数は 51 件(前年比変わらず)。

鉄道路線中、最低値の駅となった津福駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は11.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて +2.1%( +0.2万円/㎡)と僅かに上昇しています。売買数は 8 件(1年前(2019年)に比べて +166.7%( +5件/㎡)と大幅に増加しています。)。

西鉄天神大牟田線(沿線・駅ごとの中古マンションについて)
西鉄天神大牟田線現状(2020)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
西鉄福岡駅41.7万/㎡
(25.1年/32.5㎡)
44.1万/㎡
(23.7年/41.3㎡)
43.5万/㎡
(34.0年/51.1㎡)
薬院駅44.6万/㎡
(20.6年/38.9㎡)
46.1万/㎡
(18.5年/40.8㎡)
40.6万/㎡
(21.0年/36.9㎡)
西鉄平尾駅38.4万/㎡
(23.2年/52.2㎡)
35.7万/㎡
(22.8年/46.5㎡)
33.8万/㎡
(24.0年/49.5㎡)
高宮駅28.0万/㎡
(25.5年/60.2㎡)
26.5万/㎡
(26.1年/62.4㎡)
24.5万/㎡
(25.9年/59.9㎡)
大橋駅29.9万/㎡
(24.8年/59.5㎡)
26.4万/㎡
(25.0年/60.9㎡)
26.1万/㎡
(23.6年/61.1㎡)
井尻駅22.0万/㎡
(29.2年/51.0㎡)
23.1万/㎡
(26.9年/63.8㎡)
20.6万/㎡
(26.2年/65.8㎡)
雑餉隈駅27.4万/㎡
(20.6年/56.8㎡)
28.2万/㎡
(19.2年/63.8㎡)
17.8万/㎡
(24.8年/56.0㎡)
春日原駅31.4万/㎡
(24.1年/68.5㎡)
35.7万/㎡
(21.7年/74.3㎡)
25.8万/㎡
(25.5年/72.9㎡)
白木原駅---
下大利駅---
都府楼前駅---
西鉄二日市駅---
朝倉街道駅---
桜台駅---
大保駅---
宮の陣駅18.9万/㎡
(21.9年/71.7㎡)
21.0万/㎡
(16.2年/78.0㎡)
-
櫛原駅19.5万/㎡
(24.3年/75.0㎡)
16.3万/㎡
(21.3年/75.0㎡)
23.2万/㎡
(16.6年/82.5㎡)
西鉄久留米駅19.2万/㎡
(23.9年/64.1㎡)
17.2万/㎡
(23.9年/54.4㎡)
15.1万/㎡
(26.6年/62.9㎡)
花畑駅17.9万/㎡
(23.2年/58.9㎡)
17.2万/㎡
(23.5年/58.2㎡)
19.0万/㎡
(21.3年/61.0㎡)
試験場前駅9.5万/㎡
(0年/20.0㎡)
--
津福駅11.7万/㎡
(27.7年/82.5㎡)
11.5万/㎡
(26.4年/55.0㎡)
9.4万/㎡
(26.5年/67.5㎡)
大善寺駅16.7万/㎡
(17.8年/90.0㎡)
--
西鉄柳川駅---
新栄町駅20.3万/㎡
(14.9年/78.3㎡)
26.4万/㎡
(9.6年/84.0㎡)
10.9万/㎡
(24.1年/87.5㎡)
大牟田駅17.9万/㎡
(19.3年/70.6㎡)
14.8万/㎡
(20.1年/75.0㎡)
13.3万/㎡
(23.8年/68.7㎡)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。

価格変動が大きかった駅について

大牟田駅17.9 万/㎡(昨年同期比 +21.5 %)

大牟田駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は17.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて +21.5%( +3.2万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 9 件(1年前(2019年)に比べて +80.0%( +4件/㎡)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 19.3年(昨年 20.1年から -3.8 %減)。平均専有面積は 70.6 ㎡ (昨年 75.0 ㎡から -5.9 %減)。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 80.0 % → 2020年 33.3 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が増加(2019年 8.8 分 → 2020年 10.0 分、+13.6 %と増加)

櫛原駅19.5 万/㎡(昨年同期比 +19.5 %)

櫛原駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は19.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて +19.5%( +3.2万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 6 件(1年前(2019年)に比べて +100.0%( +3件/㎡)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 24.3年(昨年 21.3年から +14.1 %増)。平均専有面積は 75.0 ㎡ (昨年 75.0 ㎡から +0.0 %減)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 13.0 分 → 2020年 10.2 分、-21.8 %と大きく減少)

価格下落要因

  • 平均築年数が増加(2019年 21.3 年 → 2020年 24.3 年、+14.1 %と増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 33.3 % → 2020年 66.7 %)

新栄町駅20.3 万/㎡(昨年同期比 -23.3 %)

新栄町駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は20.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて -23.3%( -6.1万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 9 件(1年前(2019年)に比べて +80.0%( +4件/㎡)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 14.9年(昨年 9.6年から +55.4 %増)。平均専有面積は 78.3 ㎡ (昨年 84.0 ㎡から -6.7 %減)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2019年 9.6 年 → 2020年 14.9 年、+55.4 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 4.8 分 → 2020年 6.8 分、+41.2 %と大きく増加)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 80.0 % → 2020年 22.2 %)

春日原駅31.4 万/㎡(昨年同期比 -12.1 %)

春日原駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は31.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて -12.1%( -4.3万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 10 件(1年前(2019年)に比べて +42.9%( +3件/㎡)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 24.1年(昨年 21.7年から +11.1 %増)。平均専有面積は 68.5 ㎡ (昨年 74.3 ㎡から -7.8 %減)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 8.0 分 → 2020年 4.5 分、-43.8 %と大きく減少)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 57.1 % → 2020年 40.0 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が増加(2019年 21.7 年 → 2020年 24.1 年、+11.1 %と増加)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2019年 71.4 % → 2020年 60.0 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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