福岡市空港線 価格相場レポート

中古マンション相場の概況

2022年1月〜12月期の福岡市空港線 (姪浜駅福岡空港駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は48.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +6.2%( +2.8万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 785 件(1年前(2021年)に比べて +2.3%( +18件/㎡)と僅かに増加しています。)。

平均築年数は 21.7年(昨年 21.9年から -0.8 %減)。平均専有面積は 45.2 ㎡ (昨年 49.0 ㎡から -7.9 %減)。

近年の取引物件の特徴は、専有面積 30 平方メートル未満の単身・独身世帯を対象としたワンルーム物件数が大きく増加、専有面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が減少。

値上がりした駅数は 12 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。上昇基調の駅が大きく上回った。東比恵駅福岡空港駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは福岡空港駅で昨年に比べ +54.3 %、単価は 25.1 万円/㎡となった。

上位 2 駅(福岡空港駅東比恵駅)は +40.4 %(単価 +9.9 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(赤坂駅祇園駅)は +0.1 %(単価 -0.1 万円/㎡)の下落。

価格上昇要因

  • 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 4.1 % → 2022年 5.8 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2021年 42.2 % → 2022年 41.5 %)

価格下落要因

  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 4.6 % → 2022年 1.3 %)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2021年 20.6 % → 2022年 19.9 %)

駅ごとの中古マンション相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった中洲川端駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は57.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +5.7%( +3.1万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 53 件(1年前(2021年)に比べて +35.9%( +14件/㎡)と大幅に増加しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった福岡空港駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は25.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +54.3%( +8.8万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(前年比変わらず)。

福岡市空港線(沿線・駅ごとの中古マンションについて)
福岡市空港線現状(2022)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
姪浜駅34.4万/㎡
(25.6年/69.5㎡)
32.6万/㎡
(25.3年/61.7㎡)
30.0万/㎡
(24.6年/60.9㎡)
室見駅34.0万/㎡
(28.8年/71.2㎡)
32.5万/㎡
(25.9年/65.7㎡)
32.6万/㎡
(23.7年/72.6㎡)
藤崎駅46.4万/㎡
(23.3年/73.2㎡)
43.9万/㎡
(23.4年/78.2㎡)
44.7万/㎡
(21.8年/70.3㎡)
西新駅52.5万/㎡
(20.8年/54.9㎡)
50.5万/㎡
(20.0年/56.3㎡)
42.4万/㎡
(22.2年/56.5㎡)
唐人町駅45.6万/㎡
(24.1年/45.1㎡)
43.8万/㎡
(25.7年/51.8㎡)
58.8万/㎡
(15.8年/36.3㎡)
大濠公園駅48.5万/㎡
(22.4年/41.1㎡)
44.9万/㎡
(23.8年/52.3㎡)
47.0万/㎡
(21.6年/45.2㎡)
赤坂駅56.5万/㎡
(21.9年/44.8㎡)
57.7万/㎡
(19.0年/48.2㎡)
48.3万/㎡
(25.5年/43.1㎡)
天神駅56.2万/㎡
(17.2年/31.4㎡)
51.9万/㎡
(22.1年/34.8㎡)
46.4万/㎡
(21.0年/27.9㎡)
中洲川端駅57.1万/㎡
(16.6年/31.2㎡)
54.0万/㎡
(15.1年/35.6㎡)
48.9万/㎡
(14.5年/29.7㎡)
祇園駅46.8万/㎡
(29.3年/26.9㎡)
45.8万/㎡
(25.8年/27.4㎡)
41.6万/㎡
(25.0年/30.9㎡)
博多駅49.6万/㎡
(19.2年/33.6㎡)
46.7万/㎡
(19.4年/31.6㎡)
46.3万/㎡
(19.3年/30.9㎡)
東比恵駅52.3万/㎡
(19.2年/33.0㎡)
41.4万/㎡
(22.5年/40.7㎡)
41.3万/㎡
(18.9年/39.7㎡)
福岡空港駅25.1万/㎡
(30.3年/57.5㎡)
16.3万/㎡
(31.6年/73.8㎡)
26.3万/㎡
(25.9年/65.0㎡)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。

価格変動が大きかった駅について

福岡空港駅25.1 万/㎡(昨年同期比 +54.3 %)

福岡空港駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は25.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +54.3%( +8.8万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 30.3年(昨年 31.6年から -4.2 %減)。平均専有面積は 57.5 ㎡ (昨年 73.8 ㎡から -22.0 %減)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 17.8 分 → 2022年 12.0 分、-32.4 %と大きく減少)

価格下落要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 75.0 % → 2022年 100.0 %)

東比恵駅52.3 万/㎡(昨年同期比 +26.4 %)

東比恵駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は52.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +26.4%( +10.9万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 23 件(1年前(2021年)に比べて -23.3%( -7件/㎡)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 19.2年(昨年 22.5年から -14.5 %減)。平均専有面積は 33.0 ㎡ (昨年 40.7 ㎡から -18.7 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が減少(2021年 22.5 年 → 2022年 19.2 年、-14.5 %と減少)
  • 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 8.4 分 → 2022年 6.6 分、-21.8 %と大きく減少)
  • 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 3.3 % → 2022年 17.4 %)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 23.3 % → 2022年 34.8 %)

赤坂駅56.5 万/㎡(昨年同期比 -2.1 %)

赤坂駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は56.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて -2.1%( -1.2万円/㎡)と僅かに下落しています。売買数は 85 件(1年前(2021年)に比べて -8.6%( -8件/㎡)と弱含みに推移しています。)。

平均築年数は 21.9年(昨年 19.0年から +15.7 %増)。平均専有面積は 44.8 ㎡ (昨年 48.2 ㎡から -7.2 %減)。

価格上昇要因

  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 15.1 % → 2022年 23.5 %)
  • 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 3.4 % → 2022年 6.0 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が増加(2021年 19.0 年 → 2022年 21.9 年、+15.7 %と増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 5.6 % → 2022年 13.3 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2021年 36.0 % → 2022年 41.0 %)

祇園駅46.8 万/㎡(昨年同期比 +2.2 %)

祇園駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は46.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +2.2%( +1.0万円/㎡)と僅かに上昇しています。売買数は 18 件(1年前(2021年)に比べて -33.3%( -9件/㎡)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 29.3年(昨年 25.8年から +13.6 %増)。平均専有面積は 26.9 ㎡ (昨年 27.4 ㎡から -1.7 %減)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が減少(2021年 4.1 分 → 2022年 3.7 分、-10.8 %と減少)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2021年 77.8 % → 2022年 88.9 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が増加(2021年 25.8 年 → 2022年 29.3 年、+13.6 %と増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 23.1 % → 2022年 33.3 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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