福岡市空港線 価格相場レポート

中古マンション相場の概況

2020年1月〜12月期の福岡市空港線 (姪浜駅福岡空港駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は44.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて +7.8%( +3.2万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 749 件(1年前(2019年)に比べて +5.0%( +36件/㎡)と堅調に推移しています。)。

平均築年数は 21.4年(昨年 21.5年から -0.6 %減)。平均専有面積は 46.1 ㎡ (昨年 50.1 ㎡から -8.0 %減)。

近年の取引物件の特徴は、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加、専有面積 30 平方メートル未満の単身・独身世帯を対象としたワンルーム物件数が増加。

値上がりした駅数は 10 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。全体的に上昇基調。唐人町駅東比恵駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは唐人町駅で昨年に比べ +39.2 %、単価は 58.8 万円/㎡となった。

上位 2 駅(唐人町駅東比恵駅)は +29.9 %(単価 +11.8 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(天神駅西新駅)は -13.6 %(単価 -7.1 万円/㎡)の下落。

価格上昇要因

  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 2.6 % → 2020年 7.4 %)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに増加(全取引物件に占める割合が 2019年 22.9 % → 2020年 23.4 %)

価格下落要因

  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 10.5 % → 2020年 7.2 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに増加(全取引物件に占める割合が 2019年 42.5 % → 2020年 43.5 %)

駅ごとの中古マンション相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった唐人町駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は58.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて +39.2%( +16.6万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 68 件(1年前(2019年)に比べて +6.2%( +4件/㎡)と堅調に推移しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった福岡空港駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は26.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて -8.4%( -2.4万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 3 件(1年前(2019年)に比べて -25.0%( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。

福岡市空港線(沿線・駅ごとの中古マンションについて)
福岡市空港線現状(2020)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
姪浜駅30.0万/㎡
(24.6年/60.9㎡)
29.9万/㎡
(24.5年/67.7㎡)
27.9万/㎡
(23.3年/67.6㎡)
室見駅32.6万/㎡
(23.7年/72.6㎡)
28.8万/㎡
(26.0年/71.0㎡)
28.1万/㎡
(25.7年/66.7㎡)
藤崎駅44.7万/㎡
(21.8年/70.3㎡)
43.4万/㎡
(19.7年/75.2㎡)
37.8万/㎡
(24.0年/69.6㎡)
西新駅42.4万/㎡
(22.2年/56.5㎡)
47.9万/㎡
(18.7年/61.4㎡)
44.2万/㎡
(17.9年/61.2㎡)
唐人町駅58.8万/㎡
(15.8年/36.3㎡)
42.2万/㎡
(22.9年/58.0㎡)
36.6万/㎡
(22.8年/50.3㎡)
大濠公園駅47.0万/㎡
(21.6年/45.2㎡)
42.7万/㎡
(22.8年/46.4㎡)
40.9万/㎡
(21.4年/46.9㎡)
赤坂駅48.3万/㎡
(25.5年/43.1㎡)
48.2万/㎡
(22.0年/42.0㎡)
46.4万/㎡
(22.7年/45.5㎡)
天神駅46.4万/㎡
(21.0年/27.9㎡)
55.1万/㎡
(14.8年/32.6㎡)
40.2万/㎡
(22.3年/29.8㎡)
中洲川端駅48.9万/㎡
(14.5年/29.7㎡)
47.7万/㎡
(14.4年/33.3㎡)
48.3万/㎡
(14.3年/43.6㎡)
祇園駅41.6万/㎡
(25.0年/30.9㎡)
39.9万/㎡
(23.3年/27.8㎡)
49.2万/㎡
(20.8年/23.2㎡)
博多駅46.3万/㎡
(19.3年/30.9㎡)
39.6万/㎡
(20.9年/33.3㎡)
39.3万/㎡
(19.3年/32.5㎡)
東比恵駅41.3万/㎡
(18.9年/39.7㎡)
34.3万/㎡
(22.7年/43.8㎡)
28.5万/㎡
(24.7年/48.9㎡)
福岡空港駅26.3万/㎡
(25.9年/65.0㎡)
28.7万/㎡
(23.0年/68.8㎡)
22.7万/㎡
(26.7年/55.0㎡)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。

価格変動が大きかった駅について

唐人町駅58.8 万/㎡(昨年同期比 +39.2 %)

唐人町駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は58.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて +39.2%( +16.6万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 68 件(1年前(2019年)に比べて +6.2%( +4件/㎡)と堅調に推移しています。)。

平均築年数は 15.8年(昨年 22.9年から -30.8 %減)。平均専有面積は 36.3 ㎡ (昨年 58.0 ㎡から -37.4 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2019年 22.9 年 → 2020年 15.8 年、-30.8 %と大きく減少)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 29.7 % → 2020年 60.3 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 51.6 % → 2020年 35.4 %)

価格下落要因

  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 25.0 % → 2020年 11.8 %)

東比恵駅41.3 万/㎡(昨年同期比 +20.7 %)

東比恵駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は41.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて +20.7%( +7.1万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 30 件(1年前(2019年)に比べて +15.4%( +4件/㎡)と好調に推移しています。)。

平均築年数は 18.9年(昨年 22.7年から -16.9 %減)。平均専有面積は 39.7 ㎡ (昨年 43.8 ㎡から -9.5 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が減少(2019年 22.7 年 → 2020年 18.9 年、-16.9 %と減少)
  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 3.8 % → 2020年 10.0 %)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 15.4 % → 2020年 6.7 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 7.0 分 → 2020年 9.9 分、+41.4 %と大きく増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 30.8 % → 2020年 43.3 %)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 38.5 % → 2020年 23.3 %)

天神駅46.4 万/㎡(昨年同期比 -15.7 %)

天神駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は46.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて -15.7%( -8.7万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 40 件(1年前(2019年)に比べて +17.6%( +6件/㎡)と好調に推移しています。)。

平均築年数は 21.0年(昨年 14.8年から +42.1 %増)。平均専有面積は 27.9 ㎡ (昨年 32.6 ㎡から -14.6 %減)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2019年 14.8 年 → 2020年 21.0 年、+42.1 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 6.1 % → 2020年 27.5 %)

西新駅42.4 万/㎡(昨年同期比 -11.4 %)

西新駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は42.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて -11.4%( -5.5万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 56 件(1年前(2019年)に比べて -21.1%( -15件/㎡)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 22.2年(昨年 18.7年から +19.0 %増)。平均専有面積は 56.5 ㎡ (昨年 61.4 ㎡から -8.0 %減)。

価格上昇要因

  • 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 1.4 % → 2020年 5.4 %)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 2.9 % → 2020年 1.8 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が増加(2019年 18.7 年 → 2020年 22.2 年、+19.0 %と増加)
  • 駅からの平均距離が増加(2019年 7.7 分 → 2020年 9.2 分、+19.8 %と増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 41.4 % → 2020年 55.4 %)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 31.0 % → 2020年 14.3 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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