福岡市空港線 価格相場レポート

中古マンション相場の概況

2020年7月〜9月期の福岡市空港線 (姪浜駅福岡空港駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は46.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて +14.1%( +5.7万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 214 件(1年前(2019年)に比べて +4.9%( +10件/㎡)と小幅に増加しています。)。

平均築年数は 21.1年(昨年 21.9年から -3.5 %減)。平均専有面積は 43.8 ㎡ (昨年 49.7 ㎡から -11.9 %減)。

近年の取引物件の特徴は、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加、専有面積 30 平方メートル未満の単身・独身世帯を対象としたワンルーム物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 7 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。唐人町駅博多駅東比恵駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは唐人町駅で昨年に比べ +56.7 %、単価は 65.2 万円/㎡となった。

上位 2 駅(唐人町駅東比恵駅)は +45.9 %(単価 +17.8 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(天神駅西新駅)は -17.0 %(単価 -9.1 万円/㎡)の下落。

価格上昇要因

  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 3.0 % → 2020年 9.4 %)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2019年 7.9 % → 2020年 6.6 %)

価格下落要因

  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2019年 29.9 % → 2020年 26.2 %)
  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2019年 7.8 % → 2020年 6.5 %)

駅ごとの中古マンション相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった唐人町駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は65.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて +56.7%( +23.6万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 29 件(1年前(2019年)に比べて +70.6%( +12件/㎡)と大幅に増加しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった室見駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は28.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて -3.0%( -0.9万円/㎡)と僅かに下落しています。売買数は 4 件(1年前(2019年)に比べて -77.8%( -14件/㎡)と大幅に減少しています。)。

福岡市空港線(沿線・駅ごとの中古マンションについて)
福岡市空港線現状(2020)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
姪浜駅30.1万/㎡
(24.3年/58.9㎡)
30.6万/㎡
(25.2年/64.0㎡)
29.1万/㎡
(23.5年/69.8㎡)
室見駅28.6万/㎡
(24.3年/63.8㎡)
29.5万/㎡
(26.4年/73.9㎡)
30.1万/㎡
(25.4年/69.5㎡)
藤崎駅44.6万/㎡
(20.2年/68.3㎡)
45.7万/㎡
(15.0年/80.0㎡)
38.7万/㎡
(22.8年/69.7㎡)
西新駅40.9万/㎡
(23.6年/51.6㎡)
48.4万/㎡
(18.2年/59.2㎡)
35.8万/㎡
(22.4年/56.5㎡)
唐人町駅65.2万/㎡
(12.1年/38.1㎡)
41.6万/㎡
(23.4年/57.1㎡)
38.1万/㎡
(22.3年/50.4㎡)
大濠公園駅44.2万/㎡
(25.1年/48.8㎡)
37.0万/㎡
(25.8年/48.5㎡)
37.1万/㎡
(24.7年/52.9㎡)
赤坂駅46.4万/㎡
(27.0年/43.2㎡)
45.0万/㎡
(23.6年/42.5㎡)
51.9万/㎡
(24.6年/46.9㎡)
天神駅47.3万/㎡
(20.4年/30.6㎡)
57.9万/㎡
(15.3年/33.6㎡)
38.1万/㎡
(28.5年/31.7㎡)
中洲川端駅50.5万/㎡
(15.3年/27.5㎡)
56.0万/㎡
(10.1年/33.6㎡)
52.2万/㎡
(15.2年/39.5㎡)
祇園駅36.8万/㎡
(23.8年/33.6㎡)
35.6万/㎡
(25.4年/24.4㎡)
45.2万/㎡
(18.5年/18.8㎡)
博多駅47.6万/㎡
(20.2年/26.6㎡)
36.4万/㎡
(22.6年/32.8㎡)
39.5万/㎡
(20.7年/29.4㎡)
東比恵駅46.3万/㎡
(15.5年/37.5㎡)
34.3万/㎡
(21.2年/40.0㎡)
18.3万/㎡
(32.0年/47.5㎡)
福岡空港駅29.5万/㎡
(24.5年/67.5㎡)
28.9万/㎡
(21.5年/90.0㎡)
20.5万/㎡
(26.2年/50.0㎡)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。

価格変動が大きかった駅について

唐人町駅65.2 万/㎡(昨年同期比 +56.7 %)

唐人町駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は65.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて +56.7%( +23.6万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 29 件(1年前(2019年)に比べて +70.6%( +12件/㎡)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 12.1年(昨年 23.4年から -48.2 %減)。平均専有面積は 38.1 ㎡ (昨年 57.1 ㎡から -33.2 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2019年 23.4 年 → 2020年 12.1 年、-48.2 %と大きく減少)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 35.3 % → 2020年 69.0 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 56.2 % → 2020年 21.4 %)

価格下落要因

  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 23.5 % → 2020年 3.4 %)

東比恵駅46.3 万/㎡(昨年同期比 +35.1 %)

東比恵駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は46.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて +35.1%( +12.0万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(1年前(2019年)に比べて -40.0%( -4件/㎡)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 15.5年(昨年 21.2年から -26.9 %減)。平均専有面積は 37.5 ㎡ (昨年 40.0 ㎡から -6.2 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2019年 21.2 年 → 2020年 15.5 年、-26.9 %と大きく減少)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 50.0 % → 2020年 33.3 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が増加(2019年 6.3 分 → 2020年 7.3 分、+16.4 %と増加)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 50.0 % → 2020年 16.7 %)

天神駅47.3 万/㎡(昨年同期比 -18.3 %)

天神駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は47.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて -18.3%( -10.6万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 9 件(1年前(2019年)に比べて -18.2%( -2件/㎡)と不調に推移しています。)。

平均築年数は 20.4年(昨年 15.3年から +33.1 %増)。平均専有面積は 30.6 ㎡ (昨年 33.6 ㎡から -9.2 %減)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2019年 15.3 年 → 2020年 20.4 年、+33.1 %と大きく増加)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 54.5 % → 2020年 22.2 %)

西新駅40.9 万/㎡(昨年同期比 -15.6 %)

西新駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は40.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて -15.6%( -7.6万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 16 件(1年前(2019年)に比べて -33.3%( -8件/㎡)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 23.6年(昨年 18.2年から +29.7 %増)。平均専有面積は 51.6 ㎡ (昨年 59.2 ㎡から -12.9 %減)。

価格上昇要因

  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 8.3 % → 2020年 12.5 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2019年 18.2 年 → 2020年 23.6 年、+29.7 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 5.7 分 → 2020年 8.5 分、+48.9 %と大きく増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 45.8 % → 2020年 68.8 %)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 62.5 % → 2020年 12.5 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

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データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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