JR相模線 価格相場レポート

中古マンション相場の概況

2021年1月〜3月期のJR相模線 (茅ケ崎駅橋本駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は34.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -6.2%( -2.3万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 79 件(1年前(2020年)に比べて -2.5%( -2件/㎡)と僅かに減少しています。)。

平均築年数は 23.6年(昨年 23.4年から +0.6 %増)。平均専有面積は 62.8 ㎡ (昨年 65.1 ㎡から -3.6 %減)。

近年の取引物件の特徴は、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。寒川駅厚木駅上溝駅南橋本駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは南橋本駅で昨年に比べ +64.5 %、単価は 29.1 万円/㎡となった。

上位 2 駅(南橋本駅厚木駅)は +48.9 %(単価 +9.4 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(茅ケ崎駅相武台下駅)は -9.1 %(単価 -3.2 万円/㎡)の下落。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が減少(2020年 13.4 分 → 2021年 11.5 分、-14.1 %と減少)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2020年 54.4 % → 2021年 50.6 %)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 10.1 % → 2021年 7.8 %)

価格下落要因

  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 5.1 % → 2021年 2.6 %)
  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 3.7 % → 2021年 1.3 %)

駅ごとの中古マンション相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった橋本駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は43.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +5.7%( +2.4万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 13 件(1年前(2020年)に比べて -31.6%( -6件/㎡)と大幅に減少しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった寒川駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は11.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +24.0%( +2.2万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2020年)に比べて -66.7%( -2件/㎡)と大幅に減少しています。)。

JR相模線(沿線・駅ごとの中古マンションについて)
JR相模線現状(2021)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
茅ケ崎駅40.4万/㎡
(20.9年/67.2㎡)
44.5万/㎡
(20.3年/67.3㎡)
45.0万/㎡
(14.9年/69.6㎡)
北茅ケ崎駅---
香川駅28.4万/㎡
(21.5年/72.5㎡)
--
寒川駅11.6万/㎡
(33.0年/50.0㎡)
9.4万/㎡
(31.4年/60.0㎡)
-
宮山駅23.8万/㎡
(27.0年/62.5㎡)
--
門沢橋駅24.0万/㎡
(18.5年/67.5㎡)
-28.8万/㎡
(11.0年/80.0㎡)
社家駅---
厚木駅29.5万/㎡
(29.5年/66.9㎡)
22.1万/㎡
(33.3年/70.0㎡)
21.4万/㎡
(25.0年/67.5㎡)
海老名駅35.3万/㎡
(26.0年/52.2㎡)
35.2万/㎡
(25.0年/69.4㎡)
37.9万/㎡
(23.6年/68.3㎡)
入谷駅---
相武台下駅23.1万/㎡
(12.0年/65.0㎡)
25.3万/㎡
(11.0年/75.0㎡)
-
原当麻駅---
番田駅13.8万/㎡
(28.5年/52.5㎡)
--
上溝駅16.2万/㎡
(30.0年/53.8㎡)
12.8万/㎡
(26.5年/55.0㎡)
15.3万/㎡
(27.3年/39.0㎡)
南橋本駅29.1万/㎡
(21.4年/66.0㎡)
17.7万/㎡
(34.0年/65.0㎡)
21.7万/㎡
(20.5年/51.7㎡)
橋本駅43.7万/㎡
(20.4年/67.3㎡)
41.3万/㎡
(22.0年/59.5㎡)
38.1万/㎡
(22.2年/56.4㎡)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。

価格変動が大きかった駅について

南橋本駅29.1 万/㎡(昨年同期比 +64.5 %)

南橋本駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は29.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +64.5%( +11.4万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2020年)に比べて +66.7%( +2件/㎡)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 21.4年(昨年 34.0年から -37.1 %減)。平均専有面積は 66.0 ㎡ (昨年 65.0 ㎡から +1.5 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2020年 34.0 年 → 2021年 21.4 年、-37.1 %と大きく減少)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 66.7 % → 2021年 40.0 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 5.3 分 → 2021年 7.0 分、+31.3 %と大きく増加)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 66.7 % → 2021年 20.0 %)

厚木駅29.5 万/㎡(昨年同期比 +33.3 %)

厚木駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は29.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +33.3%( +7.4万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(1年前(2020年)に比べて +100.0%( +4件/㎡)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 29.5年(昨年 33.3年から -11.3 %減)。平均専有面積は 66.9 ㎡ (昨年 70.0 ㎡から -4.5 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が減少(2020年 33.3 年 → 2021年 29.5 年、-11.3 %と減少)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 % → 2021年 12.5 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 7.0 分 → 2021年 8.5 分、+21.4 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 25.0 % → 2021年 37.5 %)

茅ケ崎駅40.4 万/㎡(昨年同期比 -9.3 %)

茅ケ崎駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は40.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -9.3%( -4.1万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 23 件(1年前(2020年)に比べて -25.8%( -8件/㎡)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 20.9年(昨年 20.3年から +3.0 %増)。平均専有面積は 67.2 ㎡ (昨年 67.3 ㎡から -0.1 %減)。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 60.0 % → 2021年 31.8 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が増加(2020年 13.8 分 → 2021年 15.8 分、+14.6 %と増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 3.3 % → 2021年 9.1 %)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 16.1 % → 2021年 13.0 %)

相武台下駅23.1 万/㎡(昨年同期比 -8.9 %)

相武台下駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は23.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -8.9%( -2.3万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 12.0年(昨年 11.0年から +9.1 %増)。平均専有面積は 65.0 ㎡ (昨年 75.0 ㎡から -13.3 %減)。


セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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