JR相模線 価格相場レポート

中古マンション相場の概況

2020年10月〜12月期のJR相模線 (茅ケ崎駅橋本駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は34.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて -2.0%( -0.7万円/㎡)と僅かに下落しています。売買数は 83 件(1年前(2019年)に比べて +59.6%( +31件/㎡)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 24.7年(昨年 22.0年から +12.4 %増)。平均専有面積は 63.0 ㎡ (昨年 62.1 ㎡から +1.3 %増)。

近年の取引物件の特徴は、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。上溝駅南橋本駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは寒川駅で昨年に比べ +193.8 %、単価は 21.0 万円/㎡となった。

上位 2 駅(寒川駅厚木駅)は +172.4 %(単価 +14.2 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(茅ケ崎駅橋本駅)は -14.9 %(単価 -6.6 万円/㎡)の下落。

価格上昇要因

  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 1.9 % → 2020年 2.4 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が増加(2019年 22.0 年 → 2020年 24.7 年、+12.4 %と増加)
  • 駅からの平均距離が増加(2019年 12.9 分 → 2020年 15.3 分、+17.9 %と増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 48.1 % → 2020年 59.8 %)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 21.2 % → 2020年 10.8 %)

駅ごとの中古マンション相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった海老名駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は46.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて +12.8%( +5.3万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 8 件(1年前(2019年)に比べて -11.1%( -1件/㎡)と不調に推移しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった上溝駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は14.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて +61.5%( +5.6万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2019年)に比べて +66.7%( +2件/㎡)と大幅に増加しています。)。

JR相模線(沿線・駅ごとの中古マンションについて)
JR相模線現状(2020)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
茅ケ崎駅36.8万/㎡
(25.3年/67.1㎡)
46.4万/㎡
(14.3年/66.8㎡)
35.4万/㎡
(19.5年/69.8㎡)
北茅ケ崎駅21.5万/㎡
(34.8年/65.0㎡)
--
香川駅32.9万/㎡
(10.8年/70.0㎡)
15.3万/㎡
(28.8年/85.0㎡)
26.7万/㎡
(29.8年/75.0㎡)
寒川駅21.0万/㎡
(32.3年/57.5㎡)
7.1万/㎡
(33.8年/70.0㎡)
7.7万/㎡
(28.8年/65.0㎡)
宮山駅---
門沢橋駅-15.3万/㎡
(31.8年/15.0㎡)
25.7万/㎡
(10.8年/70.0㎡)
社家駅---
厚木駅24.3万/㎡
(39.1年/61.7㎡)
9.7万/㎡
(46.8年/62.5㎡)
43.3万/㎡
(26.8年/15.0㎡)
海老名駅46.4万/㎡
(22.5年/62.5㎡)
41.2万/㎡
(17.5年/71.1㎡)
39.4万/㎡
(19.0年/68.8㎡)
入谷駅---
相武台下駅---
原当麻駅---
番田駅21.9万/㎡
(20.8年/66.7㎡)
-21.7万/㎡
(22.8年/60.0㎡)
上溝駅14.8万/㎡
(30.6年/51.0㎡)
9.2万/㎡
(29.8年/46.7㎡)
-
南橋本駅30.4万/㎡
(18.8年/61.2㎡)
19.9万/㎡
(28.3年/57.5㎡)
27.3万/㎡
(22.4年/60.0㎡)
橋本駅36.1万/㎡
(22.3年/59.0㎡)
39.8万/㎡
(22.6年/58.3㎡)
31.9万/㎡
(21.8年/47.7㎡)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。

価格変動が大きかった駅について

寒川駅21.0 万/㎡(昨年同期比 +193.8 %)

寒川駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は21.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて +193.8%( +13.8万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2019年)に比べて +100.0%( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 32.3年(昨年 33.8年から -4.4 %減)。平均専有面積は 57.5 ㎡ (昨年 70.0 ㎡から -17.9 %減)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 16.0 分 → 2020年 10.5 分、-34.4 %と大きく減少)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2019年 100.0 % → 2020年 100.0 %)

厚木駅24.3 万/㎡(昨年同期比 +151.0 %)

厚木駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は24.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて +151.0%( +14.6万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2019年)に比べて +50.0%( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 39.1年(昨年 46.8年から -16.4 %減)。平均専有面積は 61.7 ㎡ (昨年 62.5 ㎡から -1.3 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が減少(2019年 46.8 年 → 2020年 39.1 年、-16.4 %と減少)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 100.0 % → 2020年 66.7 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 5.0 分 → 2020年 7.7 分、+53.3 %と大きく増加)

茅ケ崎駅36.8 万/㎡(昨年同期比 -20.6 %)

茅ケ崎駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は36.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて -20.6%( -9.6万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 35 件(1年前(2019年)に比べて +150.0%( +21件/㎡)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 25.3年(昨年 14.3年から +76.2 %増)。平均専有面積は 67.1 ㎡ (昨年 66.8 ㎡から +0.5 %増)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2019年 14.3 年 → 2020年 25.3 年、+76.2 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 14.6 分 → 2020年 18.2 分、+24.1 %と大きく増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 28.6 % → 2020年 54.3 %)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 14.3 % → 2020年 5.7 %)

橋本駅36.1 万/㎡(昨年同期比 -9.2 %)

橋本駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は36.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて -9.2%( -3.7万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 21 件(1年前(2019年)に比べて +40.0%( +6件/㎡)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 22.3年(昨年 22.6年から -1.1 %減)。平均専有面積は 59.0 ㎡ (昨年 58.3 ㎡から +1.2 %増)。

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 11.1 分 → 2020年 17.1 分、+54.9 %と大きく増加)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 26.7 % → 2020年 14.3 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

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データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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