JR根岸線 価格相場レポート

中古マンション相場の概況

2021年10月〜12月期のJR根岸線 (横浜駅大船駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は57.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -3.4%( -2.0万円/㎡)と小幅に下落しています。売買数は 179 件(1年前(2020年)に比べて -3.2%( -6件/㎡)と小幅に減少しています。)。

平均築年数は 25.0年(昨年 25.0年から +0.0 %増)。平均専有面積は 58.5 ㎡ (昨年 52.0 ㎡から +12.6 %増)。

近年の取引物件の特徴は、専有面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 8 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。全体的に上昇基調。根岸駅新杉田駅港南台駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは新杉田駅で昨年に比べ +61.8 %、単価は 60.7 万円/㎡となった。

上位 2 駅(新杉田駅港南台駅)は +55.5 %(単価 +17.8 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(石川町駅関内駅)は -18.4 %(単価 -16.5 万円/㎡)の下落。

価格上昇要因

  • 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 20.4 % → 2021年 16.8 %)
  • 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 1.7 % → 2021年 2.8 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が増加(2020年 10.6 分 → 2021年 12.0 分、+12.7 %と増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2020年 33.7 % → 2021年 40.2 %)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 25.9 % → 2021年 19.0 %)

駅ごとの中古マンション相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった横浜駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は86.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +14.5%( +10.9万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 33 件(1年前(2020年)に比べて +3.1%( +1件/㎡)と小幅に増加しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった洋光台駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は36.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +17.9%( +5.5万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 8 件(1年前(2020年)に比べて +33.3%( +2件/㎡)と大幅に増加しています。)。

JR根岸線(沿線・駅ごとの中古マンションについて)
JR根岸線現状(2021)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
横浜駅86.0万/㎡
(20.7年/53.5㎡)
75.1万/㎡
(23.1年/39.5㎡)
84.2万/㎡
(20.4年/44.6㎡)
桜木町駅81.1万/㎡
(19.8年/36.2㎡)
95.9万/㎡
(17.7年/27.1㎡)
87.6万/㎡
(16.5年/42.5㎡)
関内駅80.3万/㎡
(18.3年/38.5㎡)
97.9万/㎡
(10.9年/30.7㎡)
71.9万/㎡
(22.1年/46.5㎡)
石川町駅67.0万/㎡
(20.7年/38.5㎡)
82.5万/㎡
(21.1年/43.0㎡)
67.5万/㎡
(19.2年/51.4㎡)
山手駅51.3万/㎡
(27.8年/62.4㎡)
43.7万/㎡
(26.9年/61.4㎡)
46.7万/㎡
(26.5年/59.2㎡)
根岸駅49.0万/㎡
(22.6年/65.7㎡)
38.7万/㎡
(24.8年/66.7㎡)
42.6万/㎡
(32.9年/59.6㎡)
磯子駅37.6万/㎡
(33.9年/64.4㎡)
41.9万/㎡
(31.6年/61.6㎡)
46.1万/㎡
(27.5年/62.1㎡)
新杉田駅60.7万/㎡
(15.1年/53.3㎡)
37.5万/㎡
(20.8年/37.5㎡)
39.0万/㎡
(31.8年/50.0㎡)
洋光台駅36.2万/㎡
(27.9年/63.1㎡)
30.7万/㎡
(39.6年/55.8㎡)
31.7万/㎡
(36.2年/60.8㎡)
港南台駅37.7万/㎡
(33.1年/63.8㎡)
25.2万/㎡
(41.4年/66.2㎡)
22.3万/㎡
(41.6年/72.0㎡)
本郷台駅37.4万/㎡
(25.2年/70.8㎡)
34.5万/㎡
(30.8年/62.9㎡)
30.9万/㎡
(35.4年/71.2㎡)
大船駅47.2万/㎡
(26.6年/76.4㎡)
42.2万/㎡
(25.1年/76.0㎡)
38.8万/㎡
(24.5年/79.6㎡)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。

価格変動が大きかった駅について

新杉田駅60.7 万/㎡(昨年同期比 +61.8 %)

新杉田駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は60.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +61.8%( +23.2万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2020年)に比べて +50.0%( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 15.1年(昨年 20.8年から -27.3 %減)。平均専有面積は 53.3 ㎡ (昨年 37.5 ㎡から +42.2 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2020年 20.8 年 → 2021年 15.1 年、-27.3 %と大きく減少)
  • 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 8.0 分 → 2021年 4.3 分、-45.8 %と大きく減少)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 % → 2021年 33.3 %)

港南台駅37.7 万/㎡(昨年同期比 +49.1 %)

港南台駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は37.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +49.1%( +12.4万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 16 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 33.1年(昨年 41.4年から -20.2 %減)。平均専有面積は 63.8 ㎡ (昨年 66.2 ㎡から -3.8 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2020年 41.4 年 → 2021年 33.1 年、-20.2 %と大きく減少)
  • 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 16.8 分 → 2021年 13.0 分、-22.4 %と大きく減少)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 66.7 % → 2021年 31.2 %)

価格下落要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 33.3 % → 2021年 50.0 %)

石川町駅67.0 万/㎡(昨年同期比 -18.8 %)

石川町駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は67.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -18.8%( -15.5万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 13 件(1年前(2020年)に比べて -13.3%( -2件/㎡)と不調に推移しています。)。

平均築年数は 20.7年(昨年 21.1年から -1.9 %減)。平均専有面積は 38.5 ㎡ (昨年 43.0 ㎡から -10.6 %減)。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2020年 46.7 % → 2021年 46.2 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 6.5 分 → 2021年 9.7 分、+48.4 %と大きく増加)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 40.0 % → 2021年 23.1 %)
  • 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 13.3 % → 2021年 7.7 %)

関内駅80.3 万/㎡(昨年同期比 -18.0 %)

関内駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は80.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -18.0%( -17.6万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 13 件(1年前(2020年)に比べて -40.9%( -9件/㎡)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 18.3年(昨年 10.9年から +68.0 %増)。平均専有面積は 38.5 ㎡ (昨年 30.7 ㎡から +25.4 %増)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2020年 10.9 年 → 2021年 18.3 年、+68.0 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が増加(2020年 5.5 分 → 2021年 6.1 分、+11.4 %と増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 13.6 % → 2021年 38.5 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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