小田急小田原線 価格相場レポート

中古マンション相場の概況

2022年1月〜3月期の小田急小田原線 (登戸駅小田原駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は34.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +2.9%( +1.0万円/㎡)と僅かに上昇しています。売買数は 204 件(1年前(2021年)に比べて -0.5%( -1件/㎡)と僅かに減少しています。)。

平均築年数は 28.9年(昨年 27.9年から +3.7 %増)。平均専有面積は 65.5 ㎡ (昨年 60.4 ㎡から +8.5 %増)。

近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加、築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 11 駅に対して、値下がりした駅数は 9 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。百合ケ丘駅厚木駅伊勢原駅鶴巻温泉駅小田原駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは渋沢駅で昨年に比べ +471.4 %、単価は 35.7 万円/㎡となった。

上位 2 駅(渋沢駅伊勢原駅)は +283.4 %(単価 +24.5 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(本厚木駅愛甲石田駅)は -23.5 %(単価 -5.4 万円/㎡)の下落。

価格上昇要因

  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 2.0 % → 2022年 7.4 %)
  • 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 1.5 % → 2022年 5.0 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が増加(2021年 13.3 分 → 2022年 14.8 分、+11.1 %と増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 19.4 % → 2022年 24.1 %)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2021年 14.1 % → 2022年 13.7 %)

駅ごとの中古マンション相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった小田原駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は66.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +84.7%( +30.3万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2021年)に比べて -40.0%( -2件/㎡)と大幅に減少しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった愛甲石田駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は13.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて -21.2%( -3.7万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(1年前(2021年)に比べて +20.0%( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。

小田急小田原線(沿線・駅ごとの中古マンションについて)
小田急小田原線現状(2022)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
登戸駅-49.4万/㎡
(30.5年/60.0㎡)
44.3万/㎡
(29.0年/47.5㎡)
向ケ丘遊園駅51.8万/㎡
(23.8年/65.8㎡)
60.3万/㎡
(24.3年/40.0㎡)
40.9万/㎡
(30.3年/40.9㎡)
生田駅37.3万/㎡
(32.8年/59.3㎡)
34.5万/㎡
(32.7年/59.1㎡)
33.4万/㎡
(33.1年/50.6㎡)
読売ランド前駅34.2万/㎡
(33.3年/60.0㎡)
35.1万/㎡
(24.4年/66.7㎡)
28.4万/㎡
(40.5年/60.0㎡)
百合ケ丘駅37.7万/㎡
(26.5年/49.2㎡)
31.4万/㎡
(30.8年/70.0㎡)
39.5万/㎡
(23.7年/66.4㎡)
新百合ケ丘駅61.4万/㎡
(22.1年/91.6㎡)
62.8万/㎡
(19.4年/73.8㎡)
56.4万/㎡
(20.9年/72.1㎡)
柿生駅28.6万/㎡
(33.6年/65.0㎡)
33.5万/㎡
(24.3年/72.5㎡)
40.5万/㎡
(20.2年/62.5㎡)
相模大野駅49.5万/㎡
(24.4年/55.4㎡)
55.4万/㎡
(18.1年/68.3㎡)
41.0万/㎡
(21.4年/68.5㎡)
小田急相模原駅24.4万/㎡
(39.1年/70.0㎡)
26.8万/㎡
(33.8年/54.4㎡)
31.5万/㎡
(23.2年/54.4㎡)
相武台前駅26.4万/㎡
(32.0年/56.1㎡)
25.3万/㎡
(33.7年/49.5㎡)
22.2万/㎡
(30.0年/47.0㎡)
座間駅22.5万/㎡
(34.5年/45.0㎡)
21.0万/㎡
(28.5年/66.7㎡)
14.5万/㎡
(42.0年/70.0㎡)
海老名駅33.2万/㎡
(29.7年/57.2㎡)
35.3万/㎡
(26.0年/52.2㎡)
35.2万/㎡
(25.0年/69.4㎡)
厚木駅38.1万/㎡
(20.5年/65.0㎡)
29.5万/㎡
(29.5年/66.9㎡)
22.1万/㎡
(33.3年/70.0㎡)
本厚木駅20.7万/㎡
(35.0年/60.8㎡)
27.9万/㎡
(26.0年/62.0㎡)
27.0万/㎡
(24.8年/57.3㎡)
愛甲石田駅13.7万/㎡
(43.5年/54.2㎡)
17.3万/㎡
(33.0年/67.0㎡)
16.8万/㎡
(32.6年/73.1㎡)
伊勢原駅40.1万/㎡
(11.0年/67.5㎡)
20.5万/㎡
(27.8年/57.5㎡)
22.4万/㎡
(22.0年/66.7㎡)
鶴巻温泉駅18.6万/㎡
(29.4年/73.6㎡)
11.4万/㎡
(36.0年/68.0㎡)
18.4万/㎡
(30.0年/76.2㎡)
東海大学前駅17.7万/㎡
(28.7年/55.0㎡)
-8.9万/㎡
(35.7年/60.0㎡)
秦野駅17.0万/㎡
(28.0年/83.6㎡)
16.3万/㎡
(28.6年/69.4㎡)
23.3万/㎡
(25.4年/72.5㎡)
渋沢駅35.7万/㎡
(14.0年/70.0㎡)
6.2万/㎡
(35.0年/55.0㎡)
-
開成駅35.7万/㎡
(11.0年/77.5㎡)
30.5万/㎡
(24.0年/62.5㎡)
24.2万/㎡
(23.0年/60.0㎡)
栢山駅1.2万/㎡
(28.0年/60.0㎡)
--
富水駅-9.6万/㎡
(37.0年/50.0㎡)
-
螢田駅-21.5万/㎡
(18.0年/65.0㎡)
20.0万/㎡
(17.0年/85.0㎡)
足柄駅--11.8万/㎡
(39.0年/50.0㎡)
小田原駅66.0万/㎡
(17.0年/76.7㎡)
35.7万/㎡
(18.6年/61.0㎡)
38.4万/㎡
(11.9年/67.1㎡)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。

価格変動が大きかった駅について

渋沢駅35.7 万/㎡(昨年同期比 +471.4 %)

渋沢駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は35.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +471.4%( +29.5万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2021年)に比べて -50.0%( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 14.0年(昨年 35.0年から -60.0 %減)。平均専有面積は 70.0 ㎡ (昨年 55.0 ㎡から +27.3 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2021年 35.0 年 → 2022年 14.0 年、-60.0 %と大きく減少)
  • 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 15.5 分 → 2022年 5.0 分、-67.7 %と大きく減少)

伊勢原駅40.1 万/㎡(昨年同期比 +95.4 %)

伊勢原駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は40.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +95.4%( +19.6万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 11.0年(昨年 27.8年から -60.4 %減)。平均専有面積は 67.5 ㎡ (昨年 57.5 ㎡から +17.4 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2021年 27.8 年 → 2022年 11.0 年、-60.4 %と大きく減少)
  • 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 14.8 分 → 2022年 6.8 分、-54.2 %と大きく減少)
  • 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 25.0 % → 2022年 75.0 %)

本厚木駅20.7 万/㎡(昨年同期比 -25.8 %)

本厚木駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は20.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて -25.8%( -7.2万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 20 件(1年前(2021年)に比べて -25.9%( -7件/㎡)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 35.0年(昨年 26.0年から +34.6 %増)。平均専有面積は 60.8 ㎡ (昨年 62.0 ㎡から -2.1 %減)。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2021年 60.0 % → 2022年 50.0 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2021年 26.0 年 → 2022年 35.0 年、+34.6 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 23.0 分 → 2022年 32.2 分、+40.2 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 20.0 % → 2022年 45.0 %)

愛甲石田駅13.7 万/㎡(昨年同期比 -21.2 %)

愛甲石田駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は13.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて -21.2%( -3.7万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(1年前(2021年)に比べて +20.0%( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 43.5年(昨年 33.0年から +31.8 %増)。平均専有面積は 54.2 ㎡ (昨年 67.0 ㎡から -19.2 %減)。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 80.0 % → 2022年 33.3 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2021年 33.0 年 → 2022年 43.5 年、+31.8 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が増加(2021年 14.4 分 → 2022年 17.0 分、+18.1 %と増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 20.0 % → 2022年 66.7 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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