小田急小田原線 価格相場レポート

中古マンション相場の概況

2021年1月〜3月期の小田急小田原線 (登戸駅小田原駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は33.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +3.6%( +1.2万円/㎡)と小幅に上昇しています。売買数は 205 件(1年前(2020年)に比べて +8.5%( +16件/㎡)と堅調に推移しています。)。

平均築年数は 27.9年(昨年 26.0年から +7.3 %増)。平均専有面積は 60.4 ㎡ (昨年 61.9 ㎡から -2.4 %減)。

近年の取引物件の特徴は、専有面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供独立後の老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加、専有面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が小幅減少。

値上がりした駅数は 14 駅に対して、値下がりした駅数は 7 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。向ケ丘遊園駅読売ランド前駅相模大野駅座間駅厚木駅開成駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは向ケ丘遊園駅で昨年に比べ +47.7 %、単価は 60.3 万円/㎡となった。

上位 2 駅(向ケ丘遊園駅座間駅)は +46.4 %(単価 +13.0 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(鶴巻温泉駅秦野駅)は -33.8 %(単価 -6.9 万円/㎡)の下落。

価格上昇要因

  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2020年 12.7 % → 2021年 14.1 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2020年 54.1 % → 2021年 53.7 %)

価格下落要因

  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 15.1 % → 2021年 19.4 %)
  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 4.2 % → 2021年 2.0 %)

駅ごとの中古マンション相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった新百合ケ丘駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は62.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +11.3%( +6.4万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 8 件(1年前(2020年)に比べて -42.9%( -6件/㎡)と大幅に減少しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった鶴巻温泉駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は11.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -37.8%( -7.0万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(1年前(2020年)に比べて +25.0%( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。

小田急小田原線(沿線・駅ごとの中古マンションについて)
小田急小田原線現状(2021)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
登戸駅49.4万/㎡
(30.5年/60.0㎡)
44.3万/㎡
(29.0年/47.5㎡)
65.4万/㎡
(23.8年/46.0㎡)
向ケ丘遊園駅60.3万/㎡
(24.3年/40.0㎡)
40.9万/㎡
(30.3年/40.9㎡)
37.8万/㎡
(24.9年/50.5㎡)
生田駅34.5万/㎡
(32.7年/59.1㎡)
33.4万/㎡
(33.1年/50.6㎡)
28.9万/㎡
(27.6年/58.1㎡)
読売ランド前駅35.1万/㎡
(24.4年/66.7㎡)
28.4万/㎡
(40.5年/60.0㎡)
29.2万/㎡
(32.0年/67.5㎡)
百合ケ丘駅31.4万/㎡
(30.8年/70.0㎡)
39.5万/㎡
(23.7年/66.4㎡)
38.8万/㎡
(22.8年/76.0㎡)
新百合ケ丘駅62.8万/㎡
(19.4年/73.8㎡)
56.4万/㎡
(20.9年/72.1㎡)
53.4万/㎡
(18.2年/77.5㎡)
柿生駅33.5万/㎡
(24.3年/72.5㎡)
40.5万/㎡
(20.2年/62.5㎡)
21.9万/㎡
(37.0年/58.8㎡)
相模大野駅55.4万/㎡
(18.1年/68.3㎡)
41.0万/㎡
(21.4年/68.5㎡)
48.1万/㎡
(20.0年/64.7㎡)
小田急相模原駅26.8万/㎡
(33.8年/54.4㎡)
31.5万/㎡
(23.2年/54.4㎡)
19.9万/㎡
(30.2年/50.2㎡)
相武台前駅25.3万/㎡
(33.7年/49.5㎡)
22.2万/㎡
(30.0年/47.0㎡)
21.5万/㎡
(0年/32.5㎡)
座間駅21.0万/㎡
(28.5年/66.7㎡)
14.5万/㎡
(42.0年/70.0㎡)
18.6万/㎡
(25.0年/70.0㎡)
海老名駅35.3万/㎡
(26.0年/52.2㎡)
35.2万/㎡
(25.0年/69.4㎡)
37.9万/㎡
(23.6年/68.3㎡)
厚木駅29.5万/㎡
(29.5年/66.9㎡)
22.1万/㎡
(33.3年/70.0㎡)
21.4万/㎡
(25.0年/67.5㎡)
本厚木駅27.9万/㎡
(26.0年/62.0㎡)
27.0万/㎡
(24.8年/57.3㎡)
31.7万/㎡
(21.9年/65.2㎡)
愛甲石田駅17.3万/㎡
(33.0年/67.0㎡)
16.8万/㎡
(32.6年/73.1㎡)
13.0万/㎡
(31.6年/60.0㎡)
伊勢原駅20.5万/㎡
(27.8年/57.5㎡)
22.4万/㎡
(22.0年/66.7㎡)
18.0万/㎡
(27.0年/55.0㎡)
鶴巻温泉駅11.4万/㎡
(36.0年/68.0㎡)
18.4万/㎡
(30.0年/76.2㎡)
18.1万/㎡
(33.0年/76.7㎡)
東海大学前駅-8.9万/㎡
(35.7年/60.0㎡)
21.9万/㎡
(28.4年/53.3㎡)
秦野駅16.3万/㎡
(28.6年/69.4㎡)
23.3万/㎡
(25.4年/72.5㎡)
20.4万/㎡
(24.3年/76.7㎡)
渋沢駅6.2万/㎡
(35.0年/55.0㎡)
-7.8万/㎡
(41.0年/55.0㎡)
開成駅30.5万/㎡
(24.0年/62.5㎡)
24.2万/㎡
(23.0年/60.0㎡)
25.0万/㎡
(14.0年/60.0㎡)
栢山駅---
富水駅9.6万/㎡
(37.0年/50.0㎡)
--
螢田駅21.5万/㎡
(18.0年/65.0㎡)
20.0万/㎡
(17.0年/85.0㎡)
-
足柄駅-11.8万/㎡
(39.0年/50.0㎡)
12.4万/㎡
(38.0年/55.0㎡)
小田原駅35.7万/㎡
(18.6年/61.0㎡)
38.4万/㎡
(11.9年/67.1㎡)
35.2万/㎡
(18.0年/65.0㎡)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。

価格変動が大きかった駅について

向ケ丘遊園駅60.3 万/㎡(昨年同期比 +47.7 %)

向ケ丘遊園駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は60.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +47.7%( +19.5万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 13 件(1年前(2020年)に比べて +18.2%( +2件/㎡)と好調に推移しています。)。

平均築年数は 24.3年(昨年 30.3年から -19.8 %減)。平均専有面積は 40.0 ㎡ (昨年 40.9 ㎡から -2.2 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が減少(2020年 30.3 年 → 2021年 24.3 年、-19.8 %と減少)
  • 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 9.5 分 → 2021年 7.0 分、-26.7 %と大きく減少)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 70.0 % → 2021年 61.5 %)

座間駅21.0 万/㎡(昨年同期比 +45.0 %)

座間駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は21.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +45.0%( +6.5万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(1年前(2020年)に比べて +20.0%( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 28.5年(昨年 42.0年から -32.1 %減)。平均専有面積は 66.7 ㎡ (昨年 70.0 ㎡から -4.8 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2020年 42.0 年 → 2021年 28.5 年、-32.1 %と大きく減少)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 % → 2021年 33.3 %)

鶴巻温泉駅11.4 万/㎡(昨年同期比 -37.8 %)

鶴巻温泉駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は11.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -37.8%( -7.0万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(1年前(2020年)に比べて +25.0%( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 36.0年(昨年 30.0年から +20.0 %増)。平均専有面積は 68.0 ㎡ (昨年 76.2 ㎡から -10.8 %減)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が減少(2020年 6.0 分 → 2021年 5.2 分、-13.3 %と減少)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 % → 2021年 100.0 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が増加(2020年 30.0 年 → 2021年 36.0 年、+20.0 %と増加)
  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 % → 2021年 20.0 %)

秦野駅16.3 万/㎡(昨年同期比 -29.8 %)

秦野駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は16.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -29.8%( -6.9万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 9 件(1年前(2020年)に比べて +12.5%( +1件/㎡)と好調に推移しています。)。

平均築年数は 28.6年(昨年 25.4年から +12.5 %増)。平均専有面積は 69.4 ㎡ (昨年 72.5 ㎡から -4.2 %減)。

価格下落要因

  • 平均築年数が増加(2020年 25.4 年 → 2021年 28.6 年、+12.5 %と増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 12.9 分 → 2021年 23.6 分、+83.0 %と大きく増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2020年 62.5 % → 2021年 66.7 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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