中古マンション相場の概況
2021年4月〜6月期の横浜みなとみらい線 (横浜駅~元町・中華街駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は90.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +3.8%( +3.3万円/㎡)と小幅に上昇しています。売買数は 46 件(1年前(2020年)に比べて +39.4%( +13件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 21.5年(昨年 20.3年から +6.2 %増)。平均専有面積は 50.1 ㎡ (昨年 46.1 ㎡から +8.8 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加、専有面積 30 平方メートル未満の単身・独身世帯を対象としたワンルーム物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。全体的に上昇基調。新高島駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは新高島駅で昨年に比べ +33.6 %、単価は 157 万円/㎡となった。
上位 2 駅(新高島駅、馬車道駅)は +24.5 %(単価 +27.5 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(元町・中華街駅、横浜駅)は -13.2 %(単価 -11.7 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 6.1 % → 2021年 8.7 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに増加(全取引物件に占める割合が 2020年 30.3 % → 2021年 30.4 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2020年 6.2 分 → 2021年 7.3 分、+17.4 %と増加)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 21.2 % → 2021年 10.9 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 12.1 % → 2021年 15.2 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった新高島駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は157万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +33.6%( +39.5万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった横浜駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は71.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -8.2%( -6.4万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 25 件(1年前(2020年)に比べて +31.6%( +6件/㎡)と大幅に増加しています。)。
横浜みなとみらい線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
横浜駅 | 71.8万/㎡ (26.1年/37.8㎡) | 78.2万/㎡ (24.2年/42.9㎡) | 75.2万/㎡ (21.4年/37.5㎡) |
新高島駅 | 157万/㎡ (4.3年/70.0㎡) | 118万/㎡ (3.3年/85.0㎡) | 109万/㎡ (2.3年/45.0㎡) |
みなとみらい駅 | 123万/㎡ (14.4年/71.4㎡) | 114万/㎡ (13.3年/70.0㎡) | 108万/㎡ (13.9年/75.0㎡) |
馬車道駅 | 117万/㎡ (11.8年/70.0㎡) | 101万/㎡ (14.1年/43.0㎡) | 88.3万/㎡ (4.3年/60.0㎡) |
日本大通り駅 | 97.7万/㎡ (18.6年/33.3㎡) | 87.3万/㎡ (16.9年/31.7㎡) | 116万/㎡ (14.3年/50.0㎡) |
元町・中華街駅 | 76.4万/㎡ (24.0年/66.2㎡) | 93.5万/㎡ (18.0年/60.0㎡) | 63.3万/㎡ (21.9年/59.1㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
新高島駅 157.1 万/㎡(昨年同期比 +33.6 %)
新高島駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は157万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +33.6%( +39.5万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 4.3年(昨年 3.3年から +30.7 %増)。平均専有面積は 70.0 ㎡ (昨年 85.0 ㎡から -17.6 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2020年 9.0 分 → 2021年 8.0 分、-11.1 %と減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 3.3 年 → 2021年 4.3 年、+30.7 %と大きく増加)
- 築 6 年未満の築浅物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 % → 2021年 100.0 %)
馬車道駅 116.8 万/㎡(昨年同期比 +15.3 %)
馬車道駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は117万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +15.3%( +15.5万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 2 件(1年前(2020年)に比べて -60.0%( -3件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 11.8年(昨年 14.1年から -16.4 %減)。平均専有面積は 70.0 ㎡ (昨年 43.0 ㎡から +62.8 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2020年 14.1 年 → 2021年 11.8 年、-16.4 %と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 80.0 % → 2021年 100.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2020年 3.0 分 → 2021年 3.5 分、+16.7 %と増加)
元町・中華街駅 76.4 万/㎡(昨年同期比 -18.2 %)
元町・中華街駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は76.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -18.2%( -17.0万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 4 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 24.0年(昨年 18.0年から +33.3 %増)。平均専有面積は 66.2 ㎡ (昨年 60.0 ㎡から +10.4 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 18.0 年 → 2021年 24.0 年、+33.3 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 1.0 分 → 2021年 3.8 分、+275.0 %と大きく増加)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 % → 2021年 50.0 %)
横浜駅 71.8 万/㎡(昨年同期比 -8.2 %)
横浜駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は71.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -8.2%( -6.4万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 25 件(1年前(2020年)に比べて +31.6%( +6件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 26.1年(昨年 24.2年から +7.9 %増)。平均専有面積は 37.8 ㎡ (昨年 42.9 ㎡から -11.9 %減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 8.7 分 → 2021年 10.5 分、+20.4 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 26.3 % → 2021年 36.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示