JR常磐線各駅停車 価格相場レポート

中古マンション相場の概況

2021年1月〜12月期のJR常磐線各駅停車 (北千住駅金町駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は67.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +11.0%( +6.7万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 269 件(1年前(2020年)に比べて +5.5%( +14件/㎡)と堅調に推移しています。)。

平均築年数は 18.4年(昨年 19.6年から -6.1 %減)。平均専有面積は 49.6 ㎡ (昨年 52.3 ㎡から -5.1 %減)。

近年の取引物件の特徴は、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加、専有面積 30 平方メートル未満の単身・独身世帯を対象としたワンルーム物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。全ての駅で値上がりした。亀有駅は、昨年から 10 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは亀有駅で昨年に比べ +14.3 %、単価は 62.3 万円/㎡となった。

上位 1 駅(亀有駅)は +14.3 %(単価 +7.8 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(綾瀬駅)は +8.8 %(単価 +5.1 万円/㎡)の下落。

価格上昇要因

  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 5.2 % → 2021年 14.1 %)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 10.0 % → 2021年 5.7 %)

価格下落要因

  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 23.1 % → 2021年 18.6 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに増加(全取引物件に占める割合が 2020年 39.0 % → 2021年 39.7 %)

駅ごとの中古マンション相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった北千住駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は87.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +9.4%( +7.5万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 77 件(1年前(2020年)に比べて +13.2%( +9件/㎡)と好調に推移しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった金町駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は54.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +9.2%( +4.6万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 82 件(1年前(2020年)に比べて +18.8%( +13件/㎡)と好調に推移しています。)。

JR常磐線各駅停車(沿線・駅ごとの中古マンションについて)
JR常磐線各駅停車現状(2021)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
北千住駅87.9万/㎡
(14.6年/44.0㎡)
80.4万/㎡
(13.7年/46.0㎡)
90.1万/㎡
(9.4年/53.6㎡)
綾瀬駅62.4万/㎡
(19.3年/45.2㎡)
57.4万/㎡
(19.7年/51.8㎡)
53.4万/㎡
(21.0年/51.4㎡)
亀有駅62.3万/㎡
(19.7年/51.2㎡)
54.5万/㎡
(22.2年/53.5㎡)
59.3万/㎡
(19.0年/50.1㎡)
金町駅54.0万/㎡
(20.4年/56.7㎡)
49.4万/㎡
(22.3年/57.2㎡)
45.8万/㎡
(20.4年/61.8㎡)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。

価格変動が大きかった駅について

亀有駅62.3 万/㎡(昨年同期比 +14.3 %)

亀有駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は62.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +14.3%( +7.8万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 56 件(1年前(2020年)に比べて -29.1%( -23件/㎡)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 19.7年(昨年 22.2年から -11.1 %減)。平均専有面積は 51.2 ㎡ (昨年 53.5 ㎡から -4.3 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が減少(2020年 22.2 年 → 2021年 19.7 年、-11.1 %と減少)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 7.7 % → 2021年 14.8 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2020年 52.6 % → 2021年 48.1 %)

価格下落要因

  • 築 6 年未満の築浅物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2020年 3.8 % → 2021年 3.7 %)

綾瀬駅62.4 万/㎡(昨年同期比 +8.8 %)

綾瀬駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は62.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +8.8%( +5.1万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 54 件(1年前(2020年)に比べて +38.5%( +15件/㎡)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 19.3年(昨年 19.7年から -1.8 %減)。平均専有面積は 45.2 ㎡ (昨年 51.8 ㎡から -12.8 %減)。

価格上昇要因

  • 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 10.8 % → 2021年 23.5 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2020年 45.9 % → 2021年 45.1 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 6.6 分 → 2021年 9.2 分、+39.1 %と大きく増加)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 33.3 % → 2021年 18.5 %)
  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 15.4 % → 2021年 5.6 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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