JR山手線 価格相場レポート

中古マンション相場の概況

2022年4月〜6月期のJR山手線 (品川駅田町駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は122万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +3.9%( +4.5万円/㎡)と小幅に上昇しています。売買数は 312 件(1年前(2021年)に比べて -1.9%( -6件/㎡)と僅かに減少しています。)。

平均築年数は 22.3年(昨年 19.6年から +13.9 %増)。平均専有面積は 41.1 ㎡ (昨年 41.2 ㎡から -0.1 %減)。

近年の取引物件の特徴は、専有面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供独立後の老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 18 駅に対して、値下がりした駅数は 7 駅。全体的に上昇基調。目白駅新橋駅浜松町駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは浜松町駅で昨年に比べ +55.1 %、単価は 236 万円/㎡となった。

上位 2 駅(浜松町駅新橋駅)は +48.3 %(単価 +72.4 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(田端駅代々木駅)は -14.9 %(単価 -17.0 万円/㎡)の下落。

価格上昇要因

  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 4.1 % → 2022年 5.4 %)
  • 築 6 年未満の築浅物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2021年 2.6 % → 2022年 3.0 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が増加(2021年 19.6 年 → 2022年 22.3 年、+13.9 %と増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 27.3 % → 2022年 34.3 %)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 9.6 % → 2022年 13.5 %)

駅ごとの中古マンション相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった浜松町駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は236万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +55.1%( +84.0万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2021年)に比べて -90.9%( -10件/㎡)と大幅に減少しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった田端駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は82.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて -19.7%( -20.4万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 9 件(1年前(2021年)に比べて -10.0%( -1件/㎡)と不調に推移しています。)。

JR山手線(沿線・駅ごとの中古マンションについて)
JR山手線現状(2022)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
品川駅141万/㎡
(18.6年/58.0㎡)
122万/㎡
(19.2年/51.9㎡)
107万/㎡
(15.3年/58.0㎡)
大崎駅115万/㎡
(25.0年/42.0㎡)
117万/㎡
(21.5年/55.3㎡)
112万/㎡
(20.6年/56.7㎡)
五反田駅126万/㎡
(21.9年/47.3㎡)
134万/㎡
(20.5年/42.1㎡)
121万/㎡
(19.1年/35.6㎡)
目黒駅132万/㎡
(23.0年/44.4㎡)
120万/㎡
(24.7年/48.0㎡)
104万/㎡
(25.9年/47.7㎡)
恵比寿駅143万/㎡
(28.0年/51.6㎡)
144万/㎡
(22.8年/48.8㎡)
123万/㎡
(26.2年/45.6㎡)
渋谷駅141万/㎡
(32.0年/39.5㎡)
126万/㎡
(30.2年/70.7㎡)
127万/㎡
(24.8年/33.2㎡)
原宿駅-204万/㎡
(16.3年/70.0㎡)
-
代々木駅120万/㎡
(30.0年/30.0㎡)
134万/㎡
(18.3年/30.7㎡)
94.2万/㎡
(26.3年/25.0㎡)
新宿駅116万/㎡
(29.6年/35.0㎡)
115万/㎡
(29.6年/23.1㎡)
104万/㎡
(25.3年/25.0㎡)
新大久保駅109万/㎡
(25.7年/61.0㎡)
100万/㎡
(24.6年/33.3㎡)
123万/㎡
(14.6年/28.3㎡)
高田馬場駅100万/㎡
(30.3年/42.9㎡)
103万/㎡
(23.1年/45.4㎡)
93.6万/㎡
(29.0年/27.7㎡)
目白駅149万/㎡
(19.7年/40.0㎡)
114万/㎡
(19.6年/58.6㎡)
116万/㎡
(13.3年/71.7㎡)
池袋駅118万/㎡
(20.0年/32.4㎡)
114万/㎡
(17.1年/31.0㎡)
98.3万/㎡
(18.7年/25.2㎡)
大塚駅122万/㎡
(17.4年/31.4㎡)
106万/㎡
(17.0年/30.7㎡)
93.1万/㎡
(18.6年/38.5㎡)
巣鴨駅105万/㎡
(23.5年/35.4㎡)
98.1万/㎡
(21.1年/26.2㎡)
99.4万/㎡
(15.6年/37.7㎡)
駒込駅106万/㎡
(20.5年/32.7㎡)
102万/㎡
(17.8年/45.3㎡)
105万/㎡
(15.5年/37.5㎡)
田端駅82.9万/㎡
(20.8年/46.7㎡)
103万/㎡
(13.9年/28.5㎡)
75.7万/㎡
(20.9年/59.0㎡)
西日暮里駅100万/㎡
(14.9年/42.5㎡)
95.3万/㎡
(16.5年/30.6㎡)
92.5万/㎡
(16.4年/39.4㎡)
日暮里駅98.9万/㎡
(18.6年/53.0㎡)
87.4万/㎡
(16.8年/37.1㎡)
93.1万/㎡
(11.1年/55.8㎡)
鶯谷駅91.2万/㎡
(20.0年/53.8㎡)
87.9万/㎡
(16.1年/30.0㎡)
87.3万/㎡
(17.5年/40.0㎡)
上野駅112万/㎡
(16.3年/37.2㎡)
102万/㎡
(20.3年/26.0㎡)
108万/㎡
(17.1年/32.0㎡)
御徒町駅--104万/㎡
(13.3年/25.0㎡)
秋葉原駅120万/㎡
(16.1年/34.3㎡)
122万/㎡
(17.5年/41.2㎡)
104万/㎡
(15.8年/26.2㎡)
神田駅157万/㎡
(11.5年/27.5㎡)
141万/㎡
(11.3年/23.8㎡)
132万/㎡
(10.8年/25.0㎡)
東京駅---
有楽町駅---
新橋駅208万/㎡
(51.3年/25.0㎡)
147万/㎡
(16.7年/37.0㎡)
136万/㎡
(32.8年/150㎡)
浜松町駅236万/㎡
(3.3年/55.0㎡)
152万/㎡
(10.3年/27.3㎡)
145万/㎡
(12.1年/20.8㎡)
田町駅134万/㎡
(15.5年/45.0㎡)
124万/㎡
(17.2年/58.1㎡)
102万/㎡
(26.7年/32.5㎡)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。

価格変動が大きかった駅について

浜松町駅236.4 万/㎡(昨年同期比 +55.1 %)

浜松町駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は236万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +55.1%( +84.0万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2021年)に比べて -90.9%( -10件/㎡)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 3.3年(昨年 10.3年から -68.3 %減)。平均専有面積は 55.0 ㎡ (昨年 27.3 ㎡から +101.7 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2021年 10.3 年 → 2022年 3.3 年、-68.3 %と大きく減少)

新橋駅208.0 万/㎡(昨年同期比 +41.4 %)

新橋駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は208万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +41.4%( +60.9万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2021年)に比べて -80.0%( -4件/㎡)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 51.3年(昨年 16.7年から +207.8 %増)。平均専有面積は 25.0 ㎡ (昨年 37.0 ㎡から -32.4 %減)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 8.6 分 → 2022年 1.0 分、-88.4 %と大きく減少)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2021年 16.7 年 → 2022年 51.3 年、+207.8 %と大きく増加)

田端駅82.9 万/㎡(昨年同期比 -19.7 %)

田端駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は82.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて -19.7%( -20.4万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 9 件(1年前(2021年)に比べて -10.0%( -1件/㎡)と不調に推移しています。)。

平均築年数は 20.8年(昨年 13.9年から +49.5 %増)。平均専有面積は 46.7 ㎡ (昨年 28.5 ㎡から +63.7 %増)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2021年 13.9 年 → 2022年 20.8 年、+49.5 %と大きく増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 11.1 % → 2022年 55.6 %)

代々木駅120.0 万/㎡(昨年同期比 -10.2 %)

代々木駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は120万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて -10.2%( -13.6万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 4 件(1年前(2021年)に比べて -42.9%( -3件/㎡)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 30.0年(昨年 18.3年から +64.4 %増)。平均専有面積は 30.0 ㎡ (昨年 30.7 ㎡から -2.3 %減)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 4.4 分 → 2022年 3.5 分、-21.0 %と大きく減少)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2021年 18.3 年 → 2022年 30.0 年、+64.4 %と大きく増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 14.3 % → 2022年 25.0 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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