JR山手線 価格相場レポート

中古マンション相場の概況

2021年7月〜9月期のJR山手線 (品川駅田町駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は119万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +5.0%( +5.6万円/㎡)と小幅に上昇しています。売買数は 298 件(1年前(2020年)に比べて +1.7%( +5件/㎡)と僅かに増加しています。)。

平均築年数は 20.0年(昨年 19.1年から +4.9 %増)。平均専有面積は 41.7 ㎡ (昨年 44.4 ㎡から -5.9 %減)。

近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加、築 10 年以内の新しい物件数が増加。

値上がりした駅数は 19 駅に対して、値下がりした駅数は 7 駅。全体的に上昇基調。代々木駅目白駅上野駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは目白駅で昨年に比べ +51.1 %、単価は 136 万円/㎡となった。

上位 2 駅(目白駅上野駅)は +38.7 %(単価 +35.2 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(浜松町駅渋谷駅)は -14.5 %(単価 -24.6 万円/㎡)の下落。

価格上昇要因

  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 4.4 % → 2021年 7.0 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2020年 24.2 % → 2021年 23.9 %)

価格下落要因

  • 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2020年 11.2 % → 2021年 13.3 %)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2020年 30.0 % → 2021年 28.2 %)

駅ごとの中古マンション相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった新橋駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は165万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -1.7%( -2.9万円/㎡)と僅かに下落しています。売買数は 4 件(1年前(2020年)に比べて +33.3%( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった御徒町駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は63.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -2.1%( -1.4万円/㎡)と僅かに下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。

JR山手線(沿線・駅ごとの中古マンションについて)
JR山手線現状(2021)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
品川駅111万/㎡
(19.9年/73.6㎡)
111万/㎡
(17.6年/56.8㎡)
101万/㎡
(15.8年/70.0㎡)
大崎駅124万/㎡
(18.7年/55.7㎡)
120万/㎡
(16.4年/59.3㎡)
111万/㎡
(16.2年/59.3㎡)
五反田駅120万/㎡
(21.4年/38.1㎡)
110万/㎡
(20.6年/38.8㎡)
117万/㎡
(17.8年/35.0㎡)
目黒駅122万/㎡
(23.1年/52.4㎡)
118万/㎡
(23.2年/40.6㎡)
117万/㎡
(20.9年/55.0㎡)
恵比寿駅158万/㎡
(25.3年/52.4㎡)
140万/㎡
(21.8年/48.1㎡)
107万/㎡
(25.7年/45.7㎡)
渋谷駅150万/㎡
(30.1年/46.4㎡)
171万/㎡
(19.4年/63.7㎡)
123万/㎡
(29.7年/37.0㎡)
原宿駅--175万/㎡
(12.5年/80.0㎡)
代々木駅128万/㎡
(15.5年/45.0㎡)
103万/㎡
(16.5年/22.5㎡)
130万/㎡
(16.0年/45.0㎡)
新宿駅109万/㎡
(29.5年/20.5㎡)
92.1万/㎡
(40.4年/20.0㎡)
97.6万/㎡
(33.7年/20.7㎡)
新大久保駅104万/㎡
(21.8年/35.0㎡)
101万/㎡
(23.5年/39.0㎡)
115万/㎡
(14.7年/26.7㎡)
高田馬場駅96.1万/㎡
(24.8年/35.0㎡)
97.1万/㎡
(22.6年/31.1㎡)
83.6万/㎡
(28.6年/31.7㎡)
目白駅136万/㎡
(16.3年/37.5㎡)
90.2万/㎡
(24.7年/40.0㎡)
106万/㎡
(19.5年/53.8㎡)
池袋駅104万/㎡
(22.8年/28.5㎡)
112万/㎡
(18.4年/38.3㎡)
85.6万/㎡
(22.6年/27.7㎡)
大塚駅106万/㎡
(16.4年/29.7㎡)
99.2万/㎡
(14.8年/43.5㎡)
108万/㎡
(12.8年/31.1㎡)
巣鴨駅112万/㎡
(14.4年/37.7㎡)
97.2万/㎡
(15.3年/46.2㎡)
96.7万/㎡
(18.3年/34.0㎡)
駒込駅108万/㎡
(18.6年/37.2㎡)
105万/㎡
(19.2年/45.5㎡)
69.5万/㎡
(32.0年/45.9㎡)
田端駅90.2万/㎡
(9.0年/45.0㎡)
81.0万/㎡
(16.4年/30.4㎡)
81.3万/㎡
(18.7年/44.2㎡)
西日暮里駅109万/㎡
(8.8年/46.2㎡)
94.2万/㎡
(15.3年/31.2㎡)
97.0万/㎡
(11.5年/43.8㎡)
日暮里駅104万/㎡
(10.0年/47.5㎡)
87.0万/㎡
(15.2年/43.1㎡)
86.8万/㎡
(18.1年/46.2㎡)
鶯谷駅102万/㎡
(12.8年/44.4㎡)
95.5万/㎡
(12.0年/38.3㎡)
89.5万/㎡
(11.5年/38.3㎡)
上野駅116万/㎡
(14.1年/35.6㎡)
92.2万/㎡
(18.1年/45.7㎡)
87.6万/㎡
(14.8年/34.4㎡)
御徒町駅63.6万/㎡
(37.5年/55.0㎡)
65.0万/㎡
(38.5年/20.0㎡)
92.1万/㎡
(29.5年/35.0㎡)
秋葉原駅133万/㎡
(13.8年/56.2㎡)
127万/㎡
(13.2年/45.0㎡)
129万/㎡
(12.8年/40.8㎡)
神田駅138万/㎡
(7.5年/25.0㎡)
129万/㎡
(13.8年/23.9㎡)
112万/㎡
(14.1年/26.0㎡)
東京駅---
有楽町駅---
新橋駅165万/㎡
(10.8年/32.5㎡)
168万/㎡
(21.5年/113㎡)
115万/㎡
(32.5年/138㎡)
浜松町駅141万/㎡
(13.5年/43.1㎡)
169万/㎡
(8.7年/56.4㎡)
131万/㎡
(12.1年/69.6㎡)
田町駅109万/㎡
(21.7年/42.9㎡)
108万/㎡
(21.1年/51.0㎡)
95.9万/㎡
(23.5年/46.1㎡)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。

価格変動が大きかった駅について

目白駅136.3 万/㎡(昨年同期比 +51.1 %)

目白駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は136万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +51.1%( +46.1万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2020年)に比べて -20.0%( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 16.3年(昨年 24.7年から -34.2 %減)。平均専有面積は 37.5 ㎡ (昨年 40.0 ㎡から -6.2 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2020年 24.7 年 → 2021年 16.3 年、-34.2 %と大きく減少)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 40.0 % → 2021年 25.0 %)

上野駅116.5 万/㎡(昨年同期比 +26.3 %)

上野駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は116万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +26.3%( +24.3万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(1年前(2020年)に比べて +14.3%( +1件/㎡)と好調に推移しています。)。

平均築年数は 14.1年(昨年 18.1年から -21.8 %減)。平均専有面積は 35.6 ㎡ (昨年 45.7 ㎡から -22.1 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2020年 18.1 年 → 2021年 14.1 年、-21.8 %と大きく減少)
  • 駅からの平均距離が減少(2020年 7.1 分 → 2021年 6.0 分、-16.0 %と減少)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 14.3 % → 2021年 37.5 %)

浜松町駅141.3 万/㎡(昨年同期比 -16.4 %)

浜松町駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は141万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -16.4%( -27.8万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 8 件(1年前(2020年)に比べて +14.3%( +1件/㎡)と好調に推移しています。)。

平均築年数は 13.5年(昨年 8.7年から +55.7 %増)。平均専有面積は 43.1 ㎡ (昨年 56.4 ㎡から -23.6 %減)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2020年 8.7 年 → 2021年 13.5 年、+55.7 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 5.7 分 → 2021年 7.2 分、+26.9 %と大きく増加)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 42.9 % → 2021年 25.0 %)

渋谷駅149.7 万/㎡(昨年同期比 -12.5 %)

渋谷駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は150万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -12.5%( -21.5万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 18 件(1年前(2020年)に比べて +20.0%( +3件/㎡)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 30.1年(昨年 19.4年から +55.3 %増)。平均専有面積は 46.4 ㎡ (昨年 63.7 ㎡から -27.1 %減)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が減少(2020年 8.4 分 → 2021年 7.3 分、-12.7 %と減少)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 28.6 % → 2021年 11.1 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2020年 19.4 年 → 2021年 30.1 年、+55.3 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 7.1 % → 2021年 50.0 %)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 13.3 % → 2021年 11.1 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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