中古マンション相場の概況
2022年7月〜9月期のJR埼京線 (大崎駅~浮間舟渡駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は113万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +0.8%( +0.9万円/㎡)と僅かに上昇しています。売買数は 125 件(1年前(2021年)に比べて -13.8%( -20件/㎡)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 21.7年(昨年 22.0年から -1.3 %減)。平均専有面積は 38.5 ㎡ (昨年 45.4 ㎡から -15.3 %減)。
近年の取引物件の特徴は、築 10 年以内の新しい物件数が大きく増加、専有面積 30 平方メートル未満の単身・独身世帯を対象としたワンルーム物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。大崎駅、池袋駅、北赤羽駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは北赤羽駅で昨年に比べ +29.9 %、単価は 86.0 万円/㎡となった。
上位 2 駅(北赤羽駅、池袋駅)は +26.3 %(単価 +21.7 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(恵比寿駅、新宿駅)は -14.6 %(単価 -19.8 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2021年 34.5 % → 2022年 40.8 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2021年 16.7 % → 2022年 14.6 %)
価格下落要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 6.2 % → 2022年 2.4 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった大崎駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は149万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +20.3%( +25.1万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 11 件(1年前(2021年)に比べて -50.0%( -11件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった浮間舟渡駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は67.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて -1.9%( -1.3万円/㎡)と僅かに下落しています。売買数は 7 件(1年前(2021年)に比べて -36.4%( -4件/㎡)と大幅に減少しています。)。
JR埼京線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
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大崎駅 | 149万/㎡ (15.2年/52.7㎡) | 124万/㎡ (18.7年/55.7㎡) | 120万/㎡ (16.4年/59.3㎡) |
恵比寿駅 | 133万/㎡ (24.5年/44.5㎡) | 158万/㎡ (25.3年/52.4㎡) | 140万/㎡ (21.8年/48.1㎡) |
渋谷駅 | 141万/㎡ (35.5年/40.4㎡) | 150万/㎡ (30.1年/46.4㎡) | 171万/㎡ (19.4年/63.7㎡) |
新宿駅 | 94.8万/㎡ (44.7年/24.3㎡) | 109万/㎡ (29.5年/20.5㎡) | 92.1万/㎡ (40.4年/20.0㎡) |
池袋駅 | 128万/㎡ (18.9年/28.4㎡) | 104万/㎡ (22.8年/28.5㎡) | 112万/㎡ (18.4年/38.3㎡) |
板橋駅 | 93.0万/㎡ (19.3年/40.3㎡) | 94.6万/㎡ (13.3年/48.3㎡) | 84.2万/㎡ (18.3年/50.0㎡) |
十条駅 | 104万/㎡ (5.5年/25.0㎡) | 90.5万/㎡ (8.5年/63.8㎡) | 79.8万/㎡ (17.3年/56.7㎡) |
赤羽駅 | 89.4万/㎡ (19.5年/38.5㎡) | 93.7万/㎡ (15.2年/45.0㎡) | 80.2万/㎡ (21.7年/41.7㎡) |
北赤羽駅 | 86.0万/㎡ (15.3年/47.5㎡) | 66.2万/㎡ (22.9年/58.8㎡) | 64.8万/㎡ (22.2年/64.7㎡) |
浮間舟渡駅 | 67.6万/㎡ (15.5年/50.0㎡) | 69.0万/㎡ (15.9年/52.7㎡) | 50.9万/㎡ (22.3年/63.1㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
北赤羽駅 86.0 万/㎡(昨年同期比 +29.9 %)
北赤羽駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は86.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +29.9%( +19.8万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(1年前(2021年)に比べて -50.0%( -8件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 15.3年(昨年 22.9年から -33.3 %減)。平均専有面積は 47.5 ㎡ (昨年 58.8 ㎡から -19.1 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 22.9 年 → 2022年 15.3 年、-33.3 %と大きく減少)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 6.2 % → 2022年 12.5 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 4.9 分 → 2022年 6.6 分、+34.2 %と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 81.2 % → 2022年 37.5 %)
池袋駅 127.8 万/㎡(昨年同期比 +22.6 %)
池袋駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は128万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +22.6%( +23.6万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 31 件(1年前(2021年)に比べて +3.3%( +1件/㎡)と小幅に増加しています。)。
平均築年数は 18.9年(昨年 22.8年から -16.9 %減)。平均専有面積は 28.4 ㎡ (昨年 28.5 ㎡から -0.4 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2021年 22.8 年 → 2022年 18.9 年、-16.9 %と減少)
- 駅からの平均距離が減少(2021年 9.4 分 → 2022年 7.7 分、-17.7 %と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 3.3 % → 2022年 25.8 %)
恵比寿駅 132.6 万/㎡(昨年同期比 -16.0 %)
恵比寿駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は133万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて -16.0%( -25.3万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 10 件(1年前(2021年)に比べて -47.4%( -9件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 24.5年(昨年 25.3年から -2.9 %減)。平均専有面積は 44.5 ㎡ (昨年 52.4 ㎡から -15.0 %減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2021年 47.4 % → 2022年 44.4 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 5.6 分 → 2022年 7.5 分、+33.2 %と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2021年 36.8 % → 2022年 30.0 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2021年 10.5 % → 2022年 11.1 %)
新宿駅 94.8 万/㎡(昨年同期比 -13.1 %)
新宿駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は94.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて -13.1%( -14.3万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 7 件(1年前(2021年)に比べて -30.0%( -3件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 44.7年(昨年 29.5年から +51.4 %増)。平均専有面積は 24.3 ㎡ (昨年 20.5 ㎡から +18.5 %増)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 50.0 % → 2022年 71.4 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 29.5 年 → 2022年 44.7 年、+51.4 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 44.4 % → 2022年 100.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示