中古マンション相場の概況
2022年1月〜12月期のJR中央線 (東京駅~高尾駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は88.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +5.4%( +4.5万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 1266 件(1年前(2021年)に比べて -3.9%( -51件/㎡)と小幅に減少しています。)。
平均築年数は 23.7年(昨年 22.6年から +5.1 %増)。平均専有面積は 48.0 ㎡ (昨年 47.9 ㎡から +0.1 %増)。
近年の取引物件の特徴は、築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加、駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 22 駅に対して、値下がりした駅数は 9 駅。全体的に上昇基調。御茶ノ水駅、水道橋駅、四ツ谷駅、西荻窪駅、八王子駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは八王子駅で昨年に比べ +28.5 %、単価は 57.7 万円/㎡となった。
上位 2 駅(八王子駅、四ツ谷駅)は +25.8 %(単価 +22.7 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(西国分寺駅、西八王子駅)は -19.4 %(単価 -11.0 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 3.0 % → 2022年 6.5 %)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 7.0 % → 2022年 10.0 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2021年 13.7 % → 2022年 15.9 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2021年 25.3 % → 2022年 22.7 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった四ツ谷駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は173万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +23.1%( +32.5万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 10 件(1年前(2021年)に比べて +11.1%( +1件/㎡)と好調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった高尾駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は27.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +3.9%( +1.0万円/㎡)と小幅に上昇しています。売買数は 13 件(1年前(2021年)に比べて -13.3%( -2件/㎡)と不調に推移しています。)。
JR中央線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
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東京駅 | - | - | - |
神田駅 | 134万/㎡ (14.7年/28.0㎡) | 132万/㎡ (12.4年/25.4㎡) | 130万/㎡ (12.9年/28.4㎡) |
御茶ノ水駅 | 133万/㎡ (20.5年/40.0㎡) | 109万/㎡ (25.8年/32.6㎡) | 122万/㎡ (19.1年/31.2㎡) |
水道橋駅 | 133万/㎡ (15.8年/38.9㎡) | 110万/㎡ (21.5年/42.5㎡) | 121万/㎡ (20.7年/48.4㎡) |
飯田橋駅 | 146万/㎡ (22.1年/44.2㎡) | 151万/㎡ (20.4年/51.8㎡) | 118万/㎡ (21.8年/46.9㎡) |
市ケ谷駅 | 138万/㎡ (27.3年/58.7㎡) | 127万/㎡ (20.9年/43.9㎡) | 119万/㎡ (25.3年/59.4㎡) |
四ツ谷駅 | 173万/㎡ (24.3年/48.5㎡) | 141万/㎡ (21.1年/57.8㎡) | 179万/㎡ (8.8年/71.6㎡) |
信濃町駅 | 137万/㎡ (18.6年/55.7㎡) | 126万/㎡ (17.6年/54.5㎡) | 122万/㎡ (17.4年/43.3㎡) |
千駄ケ谷駅 | 139万/㎡ (16.6年/45.6㎡) | 130万/㎡ (12.7年/44.0㎡) | 148万/㎡ (7.8年/51.7㎡) |
代々木駅 | 124万/㎡ (24.6年/38.7㎡) | 126万/㎡ (18.2年/34.8㎡) | 123万/㎡ (17.4年/33.8㎡) |
新宿駅 | 101万/㎡ (38.5年/28.3㎡) | 103万/㎡ (33.0年/21.9㎡) | 102万/㎡ (32.8年/30.7㎡) |
大久保駅 | 106万/㎡ (26.2年/37.8㎡) | 114万/㎡ (18.6年/34.6㎡) | 108万/㎡ (21.1年/30.5㎡) |
東中野駅 | 110万/㎡ (22.9年/43.4㎡) | 108万/㎡ (21.8年/44.1㎡) | 112万/㎡ (15.7年/38.6㎡) |
中野駅 | 98.1万/㎡ (28.4年/39.3㎡) | 96.4万/㎡ (31.3年/43.3㎡) | 93.4万/㎡ (28.4年/47.7㎡) |
高円寺駅 | 99.7万/㎡ (24.2年/29.0㎡) | 95.9万/㎡ (22.4年/32.4㎡) | 93.6万/㎡ (20.9年/27.5㎡) |
阿佐ケ谷駅 | 100万/㎡ (21.7年/30.0㎡) | 97.8万/㎡ (22.0年/34.4㎡) | 90.3万/㎡ (21.4年/45.9㎡) |
荻窪駅 | 93.5万/㎡ (26.6年/42.8㎡) | 90.0万/㎡ (23.5年/43.7㎡) | 90.5万/㎡ (22.6年/37.0㎡) |
西荻窪駅 | 108万/㎡ (22.6年/39.6㎡) | 89.6万/㎡ (23.3年/46.5㎡) | 83.4万/㎡ (24.2年/46.2㎡) |
吉祥寺駅 | 103万/㎡ (24.5年/59.2㎡) | 90.2万/㎡ (23.4年/56.2㎡) | 85.9万/㎡ (23.5年/60.2㎡) |
三鷹駅 | 84.2万/㎡ (25.1年/61.9㎡) | 82.6万/㎡ (22.1年/55.4㎡) | 84.6万/㎡ (22.4年/57.7㎡) |
武蔵境駅 | 81.4万/㎡ (23.7年/53.2㎡) | 68.4万/㎡ (24.8年/63.3㎡) | 57.0万/㎡ (22.5年/61.8㎡) |
東小金井駅 | 68.8万/㎡ (22.7年/62.9㎡) | 70.4万/㎡ (14.7年/66.7㎡) | 57.5万/㎡ (17.0年/70.9㎡) |
武蔵小金井駅 | 70.2万/㎡ (27.2年/65.8㎡) | 60.9万/㎡ (25.0年/53.5㎡) | 56.0万/㎡ (22.3年/57.8㎡) |
国分寺駅 | 79.3万/㎡ (20.0年/59.7㎡) | 66.5万/㎡ (23.0年/59.7㎡) | 67.2万/㎡ (20.6年/48.9㎡) |
西国分寺駅 | 56.8万/㎡ (28.2年/65.9㎡) | 72.4万/㎡ (14.9年/72.5㎡) | 51.2万/㎡ (19.7年/75.0㎡) |
国立駅 | 65.6万/㎡ (24.3年/62.0㎡) | 59.6万/㎡ (23.9年/62.0㎡) | 60.1万/㎡ (23.1年/66.0㎡) |
立川駅 | 69.6万/㎡ (21.5年/45.3㎡) | 75.7万/㎡ (16.4年/49.5㎡) | 57.2万/㎡ (22.7年/60.8㎡) |
日野駅 | 35.9万/㎡ (29.3年/60.9㎡) | 40.2万/㎡ (23.6年/64.4㎡) | 37.2万/㎡ (25.7年/72.5㎡) |
豊田駅 | 48.6万/㎡ (21.8年/48.6㎡) | 42.2万/㎡ (22.5年/46.0㎡) | 43.7万/㎡ (19.3年/57.9㎡) |
八王子駅 | 57.7万/㎡ (16.8年/44.3㎡) | 44.9万/㎡ (20.8年/50.3㎡) | 43.0万/㎡ (19.3年/48.9㎡) |
西八王子駅 | 30.7万/㎡ (30.6年/52.1㎡) | 37.1万/㎡ (28.2年/53.0㎡) | 25.9万/㎡ (30.2年/48.9㎡) |
高尾駅 | 27.0万/㎡ (37.3年/59.2㎡) | 26.0万/㎡ (36.5年/58.3㎡) | 29.6万/㎡ (24.5年/64.0㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
八王子駅 57.7 万/㎡(昨年同期比 +28.5 %)
八王子駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は57.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +28.5%( +12.8万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 122 件(1年前(2021年)に比べて +37.1%( +33件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 16.8年(昨年 20.8年から -19.2 %減)。平均専有面積は 44.3 ㎡ (昨年 50.3 ㎡から -12.1 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2021年 20.8 年 → 2022年 16.8 年、-19.2 %と減少)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 2.3 % → 2022年 16.0 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 3.5 % → 2022年 8.4 %)
四ツ谷駅 173.1 万/㎡(昨年同期比 +23.1 %)
四ツ谷駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は173万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +23.1%( +32.5万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 10 件(1年前(2021年)に比べて +11.1%( +1件/㎡)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 24.3年(昨年 21.1年から +15.1 %増)。平均専有面積は 48.5 ㎡ (昨年 57.8 ㎡から -16.1 %減)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2021年 25.0 % → 2022年 22.2 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2021年 21.1 年 → 2022年 24.3 年、+15.1 %と増加)
- 駅からの平均距離が増加(2021年 5.2 分 → 2022年 6.2 分、+18.7 %と増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 77.8 % → 2022年 50.0 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 12.5 % → 2022年 22.2 %)
西国分寺駅 56.8 万/㎡(昨年同期比 -21.5 %)
西国分寺駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は56.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて -21.5%( -15.5万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 23 件(1年前(2021年)に比べて +64.3%( +9件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 28.2年(昨年 14.9年から +89.7 %増)。平均専有面積は 65.9 ㎡ (昨年 72.5 ㎡から -9.1 %減)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 7.1 % → 2022年 17.4 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 14.9 年 → 2022年 28.2 年、+89.7 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 21.4 % → 2022年 70.6 %)
西八王子駅 30.7 万/㎡(昨年同期比 -17.3 %)
西八王子駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は30.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて -17.3%( -6.4万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 38 件(1年前(2021年)に比べて -40.6%( -26件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 30.6年(昨年 28.2年から +8.5 %増)。平均専有面積は 52.1 ㎡ (昨年 53.0 ㎡から -1.6 %減)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2021年 17.7 % → 2022年 16.7 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2021年 26.6 % → 2022年 23.7 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示