中古マンション相場の概況
2021年4月〜6月期のJR中央線 (東京駅~高尾駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は87.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +13.6%( +10.4万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 332 件(1年前(2020年)に比べて +54.4%( +117件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 21.7年(昨年 23.5年から -7.5 %減)。平均専有面積は 46.8 ㎡ (昨年 54.1 ㎡から -13.5 %減)。
近年の取引物件の特徴は、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 20 駅に対して、値下がりした駅数は 9 駅。全体的に上昇基調。飯田橋駅、代々木駅、西荻窪駅、東小金井駅、西国分寺駅、立川駅、豊田駅、八王子駅、西八王子駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは西八王子駅で昨年に比べ +62.3 %、単価は 26.2 万円/㎡となった。
上位 2 駅(西八王子駅、西国分寺駅)は +60.7 %(単価 +20.3 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(日野駅、四ツ谷駅)は -29.2 %(単価 -33.4 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 1.5 % → 2021年 6.3 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2020年 39.0 % → 2021年 36.1 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 10.2 % → 2021年 7.2 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2020年 27.4 % → 2021年 26.8 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった飯田橋駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は164万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +48.4%( +53.4万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 10 件(1年前(2020年)に比べて -9.1%( -1件/㎡)と弱含みに推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった高尾駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は22.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -18.9%( -5.1万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 4 件(1年前(2020年)に比べて +100.0%( +2件/㎡)と大幅に増加しています。)。
JR中央線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
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東京駅 | - | - | 147万/㎡ (15.3年/45.0㎡) |
神田駅 | 141万/㎡ (11.3年/23.8㎡) | 132万/㎡ (10.8年/25.0㎡) | 111万/㎡ (16.1年/21.2㎡) |
御茶ノ水駅 | 109万/㎡ (25.6年/33.1㎡) | 137万/㎡ (12.8年/32.5㎡) | 114万/㎡ (17.3年/31.7㎡) |
水道橋駅 | 94.1万/㎡ (31.8年/52.5㎡) | 121万/㎡ (20.9年/65.0㎡) | 131万/㎡ (6.8年/45.0㎡) |
飯田橋駅 | 164万/㎡ (21.1年/48.5㎡) | 110万/㎡ (29.1年/56.4㎡) | 124万/㎡ (17.4年/44.7㎡) |
市ケ谷駅 | 132万/㎡ (20.6年/50.0㎡) | 122万/㎡ (24.5年/39.2㎡) | 136万/㎡ (17.6年/33.3㎡) |
四ツ谷駅 | 126万/㎡ (28.9年/72.5㎡) | 178万/㎡ (4.8年/47.5㎡) | 135万/㎡ (16.3年/20.0㎡) |
信濃町駅 | 135万/㎡ (11.3年/56.7㎡) | - | 180万/㎡ (0.25年/22.5㎡) |
千駄ケ谷駅 | 130万/㎡ (12.3年/42.5㎡) | - | 180万/㎡ (2.3年/30.0㎡) |
代々木駅 | 134万/㎡ (18.3年/30.7㎡) | 94.2万/㎡ (26.3年/25.0㎡) | 132万/㎡ (7.9年/36.7㎡) |
新宿駅 | 115万/㎡ (29.6年/23.1㎡) | 104万/㎡ (25.3年/25.0㎡) | 125万/㎡ (37.9年/27.5㎡) |
大久保駅 | 108万/㎡ (21.0年/33.9㎡) | 103万/㎡ (24.7年/31.7㎡) | 100万/㎡ (20.2年/33.5㎡) |
東中野駅 | 129万/㎡ (10.9年/42.9㎡) | 114万/㎡ (13.4年/40.6㎡) | 96.0万/㎡ (19.6年/48.9㎡) |
中野駅 | 92.4万/㎡ (32.8年/46.5㎡) | 88.1万/㎡ (27.7年/48.6㎡) | 103万/㎡ (20.0年/47.1㎡) |
高円寺駅 | 105万/㎡ (16.6年/31.2㎡) | 96.3万/㎡ (24.4年/31.2㎡) | 106万/㎡ (11.9年/25.8㎡) |
阿佐ケ谷駅 | 96.8万/㎡ (24.4年/42.5㎡) | 99.7万/㎡ (16.3年/52.5㎡) | 97.8万/㎡ (17.5年/45.0㎡) |
荻窪駅 | 85.4万/㎡ (21.9年/50.4㎡) | 88.1万/㎡ (23.3年/38.2㎡) | 92.1万/㎡ (19.1年/34.0㎡) |
西荻窪駅 | 97.1万/㎡ (23.0年/29.0㎡) | 78.3万/㎡ (27.2年/58.2㎡) | 75.5万/㎡ (19.1年/51.4㎡) |
吉祥寺駅 | 81.1万/㎡ (28.1年/55.0㎡) | 90.1万/㎡ (24.4年/54.2㎡) | 70.7万/㎡ (24.5年/55.4㎡) |
三鷹駅 | 80.8万/㎡ (20.5年/59.1㎡) | 69.7万/㎡ (23.6年/48.8㎡) | 70.4万/㎡ (21.2年/55.9㎡) |
武蔵境駅 | 61.8万/㎡ (23.8年/56.0㎡) | 59.4万/㎡ (19.4年/61.2㎡) | 71.1万/㎡ (18.4年/62.1㎡) |
東小金井駅 | 76.7万/㎡ (8.3年/60.0㎡) | 57.8万/㎡ (17.4年/69.2㎡) | 52.5万/㎡ (21.5年/59.4㎡) |
武蔵小金井駅 | 55.0万/㎡ (24.2年/53.4㎡) | 62.0万/㎡ (23.6年/65.0㎡) | 62.2万/㎡ (20.0年/59.6㎡) |
国分寺駅 | 57.4万/㎡ (27.7年/53.2㎡) | 54.5万/㎡ (21.6年/61.7㎡) | 70.8万/㎡ (19.3年/48.5㎡) |
西国分寺駅 | 82.4万/㎡ (11.9年/71.0㎡) | 51.8万/㎡ (20.6年/73.3㎡) | 49.5万/㎡ (22.6年/75.0㎡) |
国立駅 | 58.9万/㎡ (28.9年/59.5㎡) | 55.3万/㎡ (24.3年/64.1㎡) | 50.4万/㎡ (28.2年/60.5㎡) |
立川駅 | 80.9万/㎡ (13.2年/42.5㎡) | 59.9万/㎡ (17.9年/155㎡) | 59.4万/㎡ (22.7年/50.5㎡) |
日野駅 | 35.9万/㎡ (26.8年/66.2㎡) | 50.8万/㎡ (21.3年/65.0㎡) | 27.7万/㎡ (17.3年/65.0㎡) |
豊田駅 | 43.7万/㎡ (18.8年/39.4㎡) | 31.7万/㎡ (26.9年/58.3㎡) | 29.9万/㎡ (24.3年/41.4㎡) |
八王子駅 | 57.4万/㎡ (20.0年/52.5㎡) | 37.9万/㎡ (20.1年/51.9㎡) | 39.8万/㎡ (20.3年/48.8㎡) |
西八王子駅 | 26.2万/㎡ (33.8年/45.8㎡) | 16.1万/㎡ (40.6年/38.9㎡) | 27.7万/㎡ (27.0年/61.2㎡) |
高尾駅 | 22.0万/㎡ (33.0年/65.0㎡) | 27.1万/㎡ (35.8年/42.5㎡) | 31.0万/㎡ (28.8年/67.5㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
西八王子駅 26.2 万/㎡(昨年同期比 +62.3 %)
西八王子駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は26.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +62.3%( +10.1万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 13 件(1年前(2020年)に比べて +44.4%( +4件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 33.8年(昨年 40.6年から -16.7 %減)。平均専有面積は 45.8 ㎡ (昨年 38.9 ㎡から +17.7 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2020年 40.6 年 → 2021年 33.8 年、-16.7 %と減少)
- 駅からの平均距離が減少(2020年 8.4 分 → 2021年 7.5 分、-11.6 %と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 22.2 % → 2021年 38.5 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 55.6 % → 2021年 76.9 %)
西国分寺駅 82.4 万/㎡(昨年同期比 +59.1 %)
西国分寺駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は82.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +59.1%( +30.6万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2020年)に比べて +66.7%( +2件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 11.9年(昨年 20.6年から -42.4 %減)。平均専有面積は 71.0 ㎡ (昨年 73.3 ㎡から -3.2 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 20.6 年 → 2021年 11.9 年、-42.4 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 33.3 % → 2021年 20.0 %)
日野駅 35.9 万/㎡(昨年同期比 -29.2 %)
日野駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は35.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -29.2%( -14.8万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2020年)に比べて +300.0%( +3件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 26.8年(昨年 21.3年から +25.9 %増)。平均専有面積は 66.2 ㎡ (昨年 65.0 ㎡から +1.9 %増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 % → 2021年 50.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 21.3 年 → 2021年 26.8 年、+25.9 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 3.0 分 → 2021年 9.5 分、+216.7 %と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 % → 2021年 50.0 %)
四ツ谷駅 126.4 万/㎡(昨年同期比 -29.1 %)
四ツ谷駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は126万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -29.1%( -52.0万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2020年)に比べて +100.0%( +2件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 28.9年(昨年 4.8年から +508.4 %増)。平均専有面積は 72.5 ㎡ (昨年 47.5 ㎡から +52.6 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 4.8 年 → 2021年 28.9 年、+508.4 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2020年 5.0 分 → 2021年 5.5 分、+10.0 %と増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 % → 2021年 75.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示