都営新宿線 価格相場レポート

中古マンション相場の概況

2022年1月〜12月期の都営新宿線 (新宿駅篠崎駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は97.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +6.1%( +5.6万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 721 件(1年前(2021年)に比べて -5.5%( -42件/㎡)と弱含みに推移しています。)。

平均築年数は 20.0年(昨年 20.6年から -3.3 %減)。平均専有面積は 44.9 ㎡ (昨年 45.9 ㎡から -2.3 %減)。

近年の取引物件の特徴は、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加、専有面積 30 平方メートル未満の単身・独身世帯を対象としたワンルーム物件数が増加。

値上がりした駅数は 17 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。上昇基調の駅が大きく上回った。大島駅篠崎駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは大島駅で昨年に比べ +28.5 %、単価は 81.5 万円/㎡となった。

上位 2 駅(大島駅篠崎駅)は +25.4 %(単価 +15.0 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(神保町駅新宿駅)は -8.3 %(単価 -12.7 万円/㎡)の下落。

価格上昇要因

  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 1.9 % → 2022年 5.6 %)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2021年 36.6 % → 2022年 38.1 %)

価格下落要因

  • 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 6.5 % → 2022年 4.8 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに増加(全取引物件に占める割合が 2021年 28.0 % → 2022年 28.2 %)

駅ごとの中古マンション相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった九段下駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は138万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +5.3%( +6.9万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 14 件(1年前(2021年)に比べて -6.7%( -1件/㎡)と弱含みに推移しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった一之江駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は57.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +5.4%( +3.0万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 15 件(1年前(2021年)に比べて -25.0%( -5件/㎡)と大幅に減少しています。)。

都営新宿線(沿線・駅ごとの中古マンションについて)
都営新宿線現状(2022)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
新宿駅101万/㎡
(38.5年/28.3㎡)
103万/㎡
(33.0年/21.9㎡)
102万/㎡
(32.8年/30.7㎡)
新宿三丁目駅110万/㎡
(28.4年/29.6㎡)
101万/㎡
(28.1年/33.1㎡)
94.3万/㎡
(30.2年/25.4㎡)
曙橋駅118万/㎡
(22.2年/31.5㎡)
111万/㎡
(25.2年/42.6㎡)
106万/㎡
(20.5年/41.2㎡)
市ケ谷駅138万/㎡
(27.3年/58.7㎡)
127万/㎡
(20.9年/43.9㎡)
119万/㎡
(25.3年/59.4㎡)
九段下駅138万/㎡
(21.7年/45.7㎡)
131万/㎡
(23.9年/41.3㎡)
118万/㎡
(23.9年/32.9㎡)
神保町駅138万/㎡
(19.4年/41.4㎡)
161万/㎡
(13.0年/52.3㎡)
112万/㎡
(21.7年/28.9㎡)
小川町駅136万/㎡
(16.0年/28.6㎡)
124万/㎡
(18.6年/26.9㎡)
116万/㎡
(20.7年/26.7㎡)
岩本町駅130万/㎡
(14.9年/26.8㎡)
121万/㎡
(14.7年/28.8㎡)
120万/㎡
(12.3年/29.4㎡)
馬喰横山駅137万/㎡
(16.6年/36.6㎡)
126万/㎡
(13.6年/37.9㎡)
109万/㎡
(14.2年/34.4㎡)
浜町駅116万/㎡
(19.0年/37.5㎡)
117万/㎡
(16.4年/36.1㎡)
106万/㎡
(16.7年/37.0㎡)
森下駅100万/㎡
(17.6年/34.6㎡)
99.0万/㎡
(15.9年/39.2㎡)
98.5万/㎡
(15.8年/34.2㎡)
菊川駅102万/㎡
(16.1年/38.3㎡)
91.9万/㎡
(18.5年/41.1㎡)
89.1万/㎡
(15.8年/38.4㎡)
住吉駅94.7万/㎡
(17.7年/50.0㎡)
84.8万/㎡
(21.3年/52.2㎡)
94.0万/㎡
(13.5年/39.4㎡)
西大島駅84.2万/㎡
(18.9年/48.5㎡)
82.2万/㎡
(20.7年/49.4㎡)
79.7万/㎡
(17.1年/50.2㎡)
大島駅81.5万/㎡
(20.6年/42.7㎡)
63.4万/㎡
(26.2年/54.1㎡)
76.6万/㎡
(20.2年/41.3㎡)
東大島駅65.8万/㎡
(26.7年/57.3㎡)
62.9万/㎡
(25.5年/59.6㎡)
61.4万/㎡
(24.8年/57.7㎡)
船堀駅60.4万/㎡
(23.6年/62.0㎡)
57.5万/㎡
(24.0年/66.1㎡)
60.9万/㎡
(16.9年/60.1㎡)
一之江駅57.3万/㎡
(19.5年/68.3㎡)
54.4万/㎡
(16.4年/64.5㎡)
49.3万/㎡
(15.9年/63.8㎡)
瑞江駅72.0万/㎡
(7.3年/63.6㎡)
62.1万/㎡
(12.5年/60.9㎡)
42.2万/㎡
(22.4年/64.4㎡)
篠崎駅65.3万/㎡
(14.6年/65.3㎡)
53.4万/㎡
(14.8年/65.6㎡)
51.9万/㎡
(16.3年/65.0㎡)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。

価格変動が大きかった駅について

大島駅81.5 万/㎡(昨年同期比 +28.5 %)

大島駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は81.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +28.5%( +18.1万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 67 件(1年前(2021年)に比べて -10.7%( -8件/㎡)と不調に推移しています。)。

平均築年数は 20.6年(昨年 26.2年から -21.4 %減)。平均専有面積は 42.7 ㎡ (昨年 54.1 ㎡から -21.1 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2021年 26.2 年 → 2022年 20.6 年、-21.4 %と大きく減少)
  • 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 8.9 分 → 2022年 6.4 分、-28.7 %と大きく減少)
  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 13.3 % → 2022年 32.8 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 45.3 % → 2022年 29.9 %)

価格下落要因

  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 8.0 % → 2022年 6.0 %)

篠崎駅65.3 万/㎡(昨年同期比 +22.3 %)

篠崎駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は65.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +22.3%( +11.9万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 15 件(1年前(2021年)に比べて -16.7%( -3件/㎡)と不調に推移しています。)。

平均築年数は 14.6年(昨年 14.8年から -1.5 %減)。平均専有面積は 65.3 ㎡ (昨年 65.6 ㎡から -0.3 %減)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 10.4 分 → 2022年 5.2 分、-50.2 %と大きく減少)
  • 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 11.1 % → 2022年 21.4 %)

価格下落要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 22.2 % → 2022年 28.6 %)

神保町駅138.4 万/㎡(昨年同期比 -14.2 %)

神保町駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は138万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて -14.2%( -23.0万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 14 件(1年前(2021年)に比べて +7.7%( +1件/㎡)と堅調に推移しています。)。

平均築年数は 19.4年(昨年 13.0年から +49.0 %増)。平均専有面積は 41.4 ㎡ (昨年 52.3 ㎡から -20.8 %減)。

価格上昇要因

  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2021年 30.8 % → 2022年 35.7 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2021年 13.0 年 → 2022年 19.4 年、+49.0 %と大きく増加)
  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2021年 61.5 % → 2022年 57.1 %)

新宿駅100.7 万/㎡(昨年同期比 -2.4 %)

新宿駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は101万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて -2.4%( -2.5万円/㎡)と僅かに下落しています。売買数は 24 件(1年前(2021年)に比べて -25.0%( -8件/㎡)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 38.5年(昨年 33.0年から +16.5 %増)。平均専有面積は 28.3 ㎡ (昨年 21.9 ㎡から +29.5 %増)。

価格上昇要因

  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2021年 50.0 % → 2022年 58.3 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が増加(2021年 33.0 年 → 2022年 38.5 年、+16.5 %と増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 55.2 % → 2022年 77.3 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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