都営三田線 価格相場レポート

中古マンション相場の概況

2022年4月〜6月期の都営三田線 (目黒駅西高島平駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は105万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +13.7%( +12.7万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 298 件(1年前(2021年)に比べて +3.1%( +9件/㎡)と小幅に増加しています。)。

平均築年数は 20.9年(昨年 20.4年から +2.1 %増)。平均専有面積は 42.7 ㎡ (昨年 41.3 ㎡から +3.4 %増)。

近年の取引物件の特徴は、専有面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、専有面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供独立後の老後世帯を対象とした中規模物件数が減少。

値上がりした駅数は 14 駅に対して、値下がりした駅数は 10 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。白金台駅水道橋駅本蓮沼駅新高島平駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは水道橋駅で昨年に比べ +48.8 %、単価は 140 万円/㎡となった。

上位 2 駅(水道橋駅本蓮沼駅)は +47.2 %(単価 +34.9 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(神保町駅千石駅)は -22.7 %(単価 -35.7 万円/㎡)の下落。

価格上昇要因

  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 10.7 % → 2022年 14.1 %)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2021年 34.6 % → 2022年 36.9 %)

価格下落要因

  • 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2021年 10.2 % → 2022年 12.3 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 3.9 % → 2022年 1.7 %)

駅ごとの中古マンション相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった白金台駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は180万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +45.2%( +56.2万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 9 件(1年前(2021年)に比べて +350.0%( +7件/㎡)と大幅に増加しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった新高島平駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は41.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +31.4%( +9.9万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2021年)に比べて -50.0%( -2件/㎡)と大幅に減少しています。)。

都営三田線(沿線・駅ごとの中古マンションについて)
都営三田線現状(2022)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
目黒駅132万/㎡
(23.0年/44.4㎡)
120万/㎡
(24.7年/48.0㎡)
104万/㎡
(25.9年/47.7㎡)
白金台駅180万/㎡
(12.6年/56.7㎡)
124万/㎡
(20.3年/70.0㎡)
138万/㎡
(26.3年/48.8㎡)
白金高輪駅151万/㎡
(15.9年/39.7㎡)
140万/㎡
(24.4年/53.5㎡)
117万/㎡
(24.2年/46.4㎡)
三田駅136万/㎡
(19.5年/30.7㎡)
132万/㎡
(24.9年/65.8㎡)
130万/㎡
(16.8年/35.0㎡)
芝公園駅136万/㎡
(19.3年/34.2㎡)
119万/㎡
(24.3年/26.4㎡)
102万/㎡
(31.7年/31.0㎡)
御成門駅135万/㎡
(8.3年/20.0㎡)
123万/㎡
(9.3年/23.8㎡)
136万/㎡
(7.3年/25.0㎡)
内幸町駅---
日比谷駅---
大手町駅---
神保町駅139万/㎡
(17.7年/31.0㎡)
190万/㎡
(14.6年/68.3㎡)
115万/㎡
(18.0年/30.0㎡)
水道橋駅140万/㎡
(12.8年/36.2㎡)
94.1万/㎡
(31.8年/52.5㎡)
121万/㎡
(20.9年/65.0㎡)
春日駅123万/㎡
(22.5年/54.7㎡)
117万/㎡
(16.5年/30.0㎡)
101万/㎡
(20.7年/42.5㎡)
白山駅113万/㎡
(22.3年/44.4㎡)
108万/㎡
(18.3年/41.2㎡)
81.3万/㎡
(24.3年/31.2㎡)
千石駅91.5万/㎡
(27.5年/41.7㎡)
113万/㎡
(16.5年/47.1㎡)
105万/㎡
(18.0年/33.8㎡)
巣鴨駅105万/㎡
(23.5年/35.4㎡)
98.1万/㎡
(21.1年/26.2㎡)
99.4万/㎡
(15.6年/37.7㎡)
西巣鴨駅83.8万/㎡
(23.9年/41.5㎡)
86.7万/㎡
(17.8年/39.0㎡)
81.5万/㎡
(26.0年/40.0㎡)
新板橋駅94.2万/㎡
(18.6年/35.0㎡)
95.2万/㎡
(15.3年/33.6㎡)
100万/㎡
(14.3年/20.0㎡)
板橋区役所前駅87.2万/㎡
(22.6年/42.7㎡)
87.4万/㎡
(14.9年/37.3㎡)
88.2万/㎡
(13.7年/31.0㎡)
板橋本町駅81.8万/㎡
(18.8年/32.9㎡)
81.0万/㎡
(18.4年/35.6㎡)
79.0万/㎡
(17.5年/30.9㎡)
本蓮沼駅76.4万/㎡
(15.3年/42.5㎡)
52.5万/㎡
(31.5年/41.4㎡)
55.0万/㎡
(25.7年/41.8㎡)
志村坂上駅71.7万/㎡
(23.6年/56.8㎡)
77.9万/㎡
(16.0年/44.0㎡)
66.6万/㎡
(20.9年/46.7㎡)
志村三丁目駅67.2万/㎡
(20.2年/57.6㎡)
67.9万/㎡
(19.5年/47.4㎡)
52.0万/㎡
(23.8年/62.3㎡)
蓮根駅52.5万/㎡
(27.8年/48.2㎡)
49.0万/㎡
(30.9年/51.1㎡)
72.2万/㎡
(20.8年/43.2㎡)
西台駅58.6万/㎡
(24.6年/41.4㎡)
62.6万/㎡
(24.3年/35.4㎡)
46.0万/㎡
(24.0年/51.0㎡)
高島平駅62.3万/㎡
(23.7年/42.9㎡)
62.9万/㎡
(16.5年/45.0㎡)
46.6万/㎡
(39.5年/49.0㎡)
新高島平駅41.3万/㎡
(40.8年/62.5㎡)
31.5万/㎡
(45.5年/62.5㎡)
30.0万/㎡
(48.3年/50.0㎡)
西高島平駅68.3万/㎡
(13.8年/25.0㎡)
71.5万/㎡
(14.5年/37.5㎡)
44.4万/㎡
(25.8年/52.5㎡)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。

価格変動が大きかった駅について

水道橋駅140.1 万/㎡(昨年同期比 +48.8 %)

水道橋駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は140万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +48.8%( +46.0万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(1年前(2021年)に比べて +300.0%( +6件/㎡)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 12.8年(昨年 31.8年から -59.8 %減)。平均専有面積は 36.2 ㎡ (昨年 52.5 ㎡から -31.0 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2021年 31.8 年 → 2022年 12.8 年、-59.8 %と大きく減少)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 50.0 % → 2022年 62.5 %)

本蓮沼駅76.4 万/㎡(昨年同期比 +45.5 %)

本蓮沼駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は76.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +45.5%( +23.9万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(1年前(2021年)に比べて -27.3%( -3件/㎡)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 15.3年(昨年 31.5年から -51.6 %減)。平均専有面積は 42.5 ㎡ (昨年 41.4 ㎡から +2.7 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2021年 31.5 年 → 2022年 15.3 年、-51.6 %と大きく減少)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 4.3 分 → 2022年 7.1 分、+66.8 %と大きく増加)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 54.5 % → 2022年 12.5 %)

神保町駅139.4 万/㎡(昨年同期比 -26.4 %)

神保町駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は139万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて -26.4%( -50.1万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(1年前(2021年)に比べて +66.7%( +2件/㎡)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 17.7年(昨年 14.6年から +21.0 %増)。平均専有面積は 31.0 ㎡ (昨年 68.3 ㎡から -54.6 %減)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2021年 14.6 年 → 2022年 17.7 年、+21.0 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 1.3 分 → 2022年 3.8 分、+185.0 %と大きく増加)
  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 % → 2022年 20.0 %)

千石駅91.5 万/㎡(昨年同期比 -18.9 %)

千石駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は91.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて -18.9%( -21.3万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 9 件(1年前(2021年)に比べて +28.6%( +2件/㎡)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 27.5年(昨年 16.5年から +66.1 %増)。平均専有面積は 41.7 ㎡ (昨年 47.1 ㎡から -11.6 %減)。

価格上昇要因

  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2021年 28.6 % → 2022年 33.3 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2021年 16.5 年 → 2022年 27.5 年、+66.1 %と大きく増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 57.1 % → 2022年 77.8 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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