東武伊勢崎線 価格相場レポート

中古マンション相場の概況

2021年1月〜3月期の東武伊勢崎線 (浅草駅竹ノ塚駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は77.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -2.3%( -1.8万円/㎡)と僅かに下落しています。売買数は 160 件(1年前(2020年)に比べて +8.8%( +13件/㎡)と堅調に推移しています。)。

平均築年数は 16.5年(昨年 15.6年から +6.0 %増)。平均専有面積は 47.0 ㎡ (昨年 43.2 ㎡から +8.7 %増)。

近年の取引物件の特徴は、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。鐘ケ淵駅梅島駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは鐘ケ淵駅で昨年に比べ +42.8 %、単価は 66.2 万円/㎡となった。

上位 2 駅(鐘ケ淵駅梅島駅)は +33.5 %(単価 +15.0 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(竹ノ塚駅五反野駅)は -21.5 %(単価 -11.0 万円/㎡)の下落。

価格上昇要因

  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 6.8 % → 2021年 13.2 %)

価格下落要因

  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 3.4 % → 2021年 5.7 %)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2020年 38.1 % → 2021年 34.4 %)

駅ごとの中古マンション相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった浅草駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は94.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +2.8%( +2.6万円/㎡)と僅かに上昇しています。売買数は 28 件(1年前(2020年)に比べて -17.6%( -6件/㎡)と不調に推移しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった竹ノ塚駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は37.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -21.8%( -10.4万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 9 件(前年比変わらず)。

東武伊勢崎線(沿線・駅ごとの中古マンションについて)
東武伊勢崎線現状(2021)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
浅草駅94.3万/㎡
(15.4年/47.7㎡)
91.7万/㎡
(16.7年/35.0㎡)
87.2万/㎡
(13.9年/39.1㎡)
とうきょうスカイツリー駅89.6万/㎡
(14.8年/26.2㎡)
76.0万/㎡
(34.8年/41.0㎡)
72.6万/㎡
(19.8年/32.8㎡)
押上駅93.5万/㎡
(14.3年/35.7㎡)
102万/㎡
(9.8年/29.8㎡)
92.2万/㎡
(10.4年/31.9㎡)
曳舟駅77.6万/㎡
(15.3年/45.7㎡)
90.8万/㎡
(6.3年/38.3㎡)
70.7万/㎡
(13.8年/50.0㎡)
東向島駅84.1万/㎡
(11.8年/35.6㎡)
75.4万/㎡
(14.5年/42.7㎡)
76.7万/㎡
(11.8年/47.0㎡)
鐘ケ淵駅66.2万/㎡
(18.0年/65.0㎡)
46.3万/㎡
(29.7年/56.7㎡)
59.8万/㎡
(13.4年/55.0㎡)
堀切駅--35.0万/㎡
(0年/80.0㎡)
牛田駅67.1万/㎡
(12.0年/70.0㎡)
-53.3万/㎡
(15.0年/60.0㎡)
北千住駅85.9万/㎡
(13.2年/54.6㎡)
94.3万/㎡
(8.9年/46.6㎡)
103万/㎡
(3.7年/58.7㎡)
小菅駅-52.0万/㎡
(12.0年/50.0㎡)
46.2万/㎡
(21.0年/65.0㎡)
五反野駅42.7万/㎡
(27.2年/60.8㎡)
54.2万/㎡
(17.0年/44.2㎡)
35.9万/㎡
(31.0年/51.2㎡)
梅島駅52.2万/㎡
(20.9年/50.6㎡)
42.0万/㎡
(22.3年/59.6㎡)
50.4万/㎡
(15.7年/60.0㎡)
西新井駅57.4万/㎡
(13.3年/69.0㎡)
54.0万/㎡
(24.2年/56.7㎡)
30.0万/㎡
(29.0年/50.0㎡)
竹ノ塚駅37.3万/㎡
(29.9年/59.4㎡)
47.7万/㎡
(13.6年/65.6㎡)
31.8万/㎡
(29.6年/51.0㎡)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。

価格変動が大きかった駅について

鐘ケ淵駅66.2 万/㎡(昨年同期比 +42.8 %)

鐘ケ淵駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は66.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +42.8%( +19.8万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2020年)に比べて -66.7%( -2件/㎡)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 18.0年(昨年 29.7年から -39.3 %減)。平均専有面積は 65.0 ㎡ (昨年 56.7 ㎡から +14.7 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2020年 29.7 年 → 2021年 18.0 年、-39.3 %と大きく減少)
  • 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 6.0 分 → 2021年 4.0 分、-33.3 %と大きく減少)

梅島駅52.2 万/㎡(昨年同期比 +24.2 %)

梅島駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は52.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +24.2%( +10.2万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 17 件(1年前(2020年)に比べて +21.4%( +3件/㎡)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 20.9年(昨年 22.3年から -6.3 %減)。平均専有面積は 50.6 ㎡ (昨年 59.6 ㎡から -15.2 %減)。

価格上昇要因

  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 7.1 % → 2021年 17.6 %)

価格下落要因

  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 35.7 % → 2021年 29.4 %)

竹ノ塚駅37.3 万/㎡(昨年同期比 -21.8 %)

竹ノ塚駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は37.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -21.8%( -10.4万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 9 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 29.9年(昨年 13.6年から +120.5 %増)。平均専有面積は 59.4 ㎡ (昨年 65.6 ㎡から -9.3 %減)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2020年 13.6 年 → 2021年 29.9 年、+120.5 %と大きく増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 22.2 % → 2021年 55.6 %)

五反野駅42.7 万/㎡(昨年同期比 -21.3 %)

五反野駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は42.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -21.3%( -11.6万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 27.2年(昨年 17.0年から +59.8 %増)。平均専有面積は 60.8 ㎡ (昨年 44.2 ㎡から +37.7 %増)。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 % → 2021年 33.3 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2020年 17.0 年 → 2021年 27.2 年、+59.8 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 6.8 分 → 2021年 10.3 分、+51.2 %と大きく増加)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2020年 16.7 % → 2021年 16.7 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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