東武亀戸線 価格相場レポート

中古マンション相場の概況

2021年1月〜12月期の東武亀戸線 (亀戸駅曳舟駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は85.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -3.7%( -3.3万円/㎡)と小幅に下落しています。売買数は 229 件(1年前(2020年)に比べて +15.7%( +31件/㎡)と好調に推移しています。)。

平均築年数は 16.8年(昨年 15.2年から +10.7 %増)。平均専有面積は 38.3 ㎡ (昨年 37.9 ㎡から +1.1 %増)。

近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加、専有面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供独立後の老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。全体的に上昇基調。東あずま駅は、昨年から 10 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは東あずま駅で昨年に比べ +12.2 %、単価は 49.2 万円/㎡となった。

上位 1 駅(東あずま駅)は +12.2 %(単価 +5.3 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(小村井駅)は -10.5 %(単価 -7.2 万円/㎡)の下落。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2020年 20.4 % → 2021年 18.8 %)
  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2020年 4.0 % → 2021年 4.4 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が増加(2020年 15.2 年 → 2021年 16.8 年、+10.7 %と増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 4.6 % → 2021年 7.9 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 12.8 % → 2021年 7.4 %)

駅ごとの中古マンション相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった亀戸駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は90.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -7.3%( -7.1万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 160 件(1年前(2020年)に比べて +27.0%( +34件/㎡)と大幅に増加しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった東あずま駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は49.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +12.2%( +5.3万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 8 件(前年比変わらず)。

東武亀戸線(沿線・駅ごとの中古マンションについて)
東武亀戸線現状(2021)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
亀戸駅90.3万/㎡
(16.3年/33.3㎡)
97.4万/㎡
(14.1年/35.1㎡)
83.9万/㎡
(15.5年/35.1㎡)
亀戸水神駅81.2万/㎡
(24.3年/34.4㎡)
75.0万/㎡
(18.1年/40.6㎡)
60.9万/㎡
(25.6年/49.3㎡)
東あずま駅49.2万/㎡
(26.8年/59.4㎡)
43.8万/㎡
(31.0年/53.1㎡)
51.0万/㎡
(26.8年/49.1㎡)
小村井駅62.0万/㎡
(16.6年/61.7㎡)
69.2万/㎡
(16.0年/50.0㎡)
58.4万/㎡
(12.2年/61.5㎡)
曳舟駅83.8万/㎡
(15.1年/43.6㎡)
81.4万/㎡
(13.9年/35.6㎡)
81.2万/㎡
(13.4年/37.6㎡)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。

価格変動が大きかった駅について

東あずま駅49.2 万/㎡(昨年同期比 +12.2 %)

東あずま駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は49.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +12.2%( +5.3万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 8 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 26.8年(昨年 31.0年から -13.4 %減)。平均専有面積は 59.4 ㎡ (昨年 53.1 ㎡から +11.8 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が減少(2020年 31.0 年 → 2021年 26.8 年、-13.4 %と減少)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 25.0 % → 2021年 62.5 %)

価格下落要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 % → 2021年 62.5 %)

小村井駅62.0 万/㎡(昨年同期比 -10.5 %)

小村井駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は62.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -10.5%( -7.2万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 21 件(1年前(2020年)に比べて -8.7%( -2件/㎡)と弱含みに推移しています。)。

平均築年数は 16.6年(昨年 16.0年から +3.9 %増)。平均専有面積は 61.7 ㎡ (昨年 50.0 ㎡から +23.3 %増)。

価格上昇要因

  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 26.1 % → 2021年 33.3 %)

価格下落要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 17.4 % → 2021年 23.8 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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