東急目黒線 価格相場レポート

中古マンション相場の概況

2022年7月〜9月期の東急目黒線 (目黒駅多摩川駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は119万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +8.4%( +9.2万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 59 件(1年前(2021年)に比べて -4.8%( -3件/㎡)と小幅に減少しています。)。

平均築年数は 21.4年(昨年 25.5年から -16.1 %減)。平均専有面積は 45.0 ㎡ (昨年 47.4 ㎡から -5.1 %減)。

近年の取引物件の特徴は、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。全体的に上昇基調。大岡山駅多摩川駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは多摩川駅で昨年に比べ +52.9 %、単価は 97.2 万円/㎡となった。

上位 2 駅(多摩川駅大岡山駅)は +46.5 %(単価 +30.8 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(西小山駅洗足駅)は -16.6 %(単価 -19.1 万円/㎡)の下落。

価格上昇要因

  • 平均築年数が減少(2021年 25.5 年 → 2022年 21.4 年、-16.1 %と減少)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 19.7 % → 2022年 8.8 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2021年 45.9 % → 2022年 42.1 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が増加(2021年 6.7 分 → 2022年 8.0 分、+19.3 %と増加)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 38.7 % → 2022年 27.1 %)
  • 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 6.6 % → 2022年 3.5 %)

駅ごとの中古マンション相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった不動前駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は128万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +4.3%( +5.3万円/㎡)と小幅に上昇しています。売買数は 13 件(1年前(2021年)に比べて +44.4%( +4件/㎡)と大幅に増加しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった西小山駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は87.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて -21.9%( -24.5万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2021年)に比べて -50.0%( -3件/㎡)と大幅に減少しています。)。

東急目黒線(沿線・駅ごとの中古マンションについて)
東急目黒線現状(2022)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
目黒駅126万/㎡
(23.5年/47.6㎡)
122万/㎡
(23.1年/52.4㎡)
118万/㎡
(23.2年/40.6㎡)
不動前駅128万/㎡
(18.4年/39.2㎡)
123万/㎡
(28.6年/41.1㎡)
112万/㎡
(18.9年/39.4㎡)
武蔵小山駅115万/㎡
(20.2年/37.3㎡)
108万/㎡
(21.5年/33.1㎡)
105万/㎡
(23.3年/49.6㎡)
西小山駅87.3万/㎡
(19.2年/38.3㎡)
112万/㎡
(20.9年/60.0㎡)
108万/㎡
(16.4年/46.2㎡)
洗足駅109万/㎡
(20.0年/52.5㎡)
123万/㎡
(15.0年/35.0㎡)
105万/㎡
(21.5年/52.5㎡)
大岡山駅97.7万/㎡
(15.8年/43.8㎡)
69.7万/㎡
(38.3年/34.0㎡)
74.8万/㎡
(29.9年/38.3㎡)
奥沢駅--120万/㎡
(18.5年/50.0㎡)
田園調布駅116万/㎡
(0年/75.0㎡)
115万/㎡
(8.5年/55.0㎡)
126万/㎡
(6.5年/95.0㎡)
多摩川駅97.2万/㎡
(38.0年/85.0㎡)
63.6万/㎡
(38.4年/62.5㎡)
94.2万/㎡
(11.8年/36.7㎡)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。

価格変動が大きかった駅について

多摩川駅97.2 万/㎡(昨年同期比 +52.9 %)

多摩川駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は97.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +52.9%( +33.6万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2021年)に比べて -66.7%( -4件/㎡)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 38.0年(昨年 38.4年から -0.9 %減)。平均専有面積は 85.0 ㎡ (昨年 62.5 ㎡から +36.0 %増)。

価格上昇要因

  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 33.3 % → 2022年 50.0 %)

価格下落要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 16.7 % → 2022年 50.0 %)

大岡山駅97.7 万/㎡(昨年同期比 +40.1 %)

大岡山駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は97.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +40.1%( +28.0万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2021年)に比べて -20.0%( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 15.8年(昨年 38.3年から -58.9 %減)。平均専有面積は 43.8 ㎡ (昨年 34.0 ㎡から +28.7 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2021年 38.3 年 → 2022年 15.8 年、-58.9 %と大きく減少)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 60.0 % → 2022年 25.0 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 3.6 分 → 2022年 6.5 分、+80.6 %と大きく増加)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 % → 2022年 25.0 %)

西小山駅87.3 万/㎡(昨年同期比 -21.9 %)

西小山駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は87.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて -21.9%( -24.5万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2021年)に比べて -50.0%( -3件/㎡)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 19.2年(昨年 20.9年から -8.0 %減)。平均専有面積は 38.3 ㎡ (昨年 60.0 ㎡から -36.1 %減)。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2021年 66.7 % → 2022年 66.7 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が増加(2021年 7.8 分 → 2022年 9.3 分、+19.1 %と増加)

洗足駅109.0 万/㎡(昨年同期比 -11.3 %)

洗足駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は109万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて -11.3%( -13.8万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 2 件(1年前(2021年)に比べて -50.0%( -2件/㎡)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 20.0年(昨年 15.0年から +33.3 %増)。平均専有面積は 52.5 ㎡ (昨年 35.0 ㎡から +50.0 %増)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2021年 15.0 年 → 2022年 20.0 年、+33.3 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 8.2 分 → 2022年 10.5 分、+27.3 %と大きく増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 25.0 % → 2022年 50.0 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

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データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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