東急池上線 価格相場レポート

中古マンション相場の概況

2020年10月〜12月期の東急池上線 (五反田駅蒲田駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は94.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて +9.8%( +8.4万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 136 件(1年前(2019年)に比べて -0.7%( -1件/㎡)と僅かに減少しています。)。

平均築年数は 20.0年(昨年 20.8年から -4.0 %減)。平均専有面積は 37.0 ㎡ (昨年 37.5 ㎡から -1.2 %減)。

近年の取引物件の特徴は、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加、築 10 年以内の新しい物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 9 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。全体的に上昇基調。大崎広小路駅荏原中延駅久が原駅池上駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは大崎広小路駅で昨年に比べ +38.2 %、単価は 102 万円/㎡となった。

上位 2 駅(大崎広小路駅久が原駅)は +31.9 %(単価 +22.7 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(長原駅旗の台駅)は -27.9 %(単価 -28.1 万円/㎡)の下落。

価格上昇要因

  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2019年 32.1 % → 2020年 37.5 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 29.9 % → 2020年 23.0 %)

価格下落要因

  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 8.0 % → 2020年 2.2 %)

駅ごとの中古マンション相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった荏原中延駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は116万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて +23.8%( +22.3万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2019年)に比べて +150.0%( +3件/㎡)と大幅に増加しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった長原駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は63.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて -28.3%( -25.2万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2019年)に比べて -57.1%( -4件/㎡)と大幅に減少しています。)。

東急池上線(沿線・駅ごとの中古マンションについて)
東急池上線現状(2020)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
五反田駅107万/㎡
(23.9年/34.6㎡)
115万/㎡
(17.9年/38.8㎡)
110万/㎡
(18.9年/33.3㎡)
大崎広小路駅102万/㎡
(31.3年/32.5㎡)
73.4万/㎡
(36.8年/31.0㎡)
147万/㎡
(5.8年/20.0㎡)
戸越銀座駅95.9万/㎡
(21.0年/30.6㎡)
102万/㎡
(16.3年/27.5㎡)
94.2万/㎡
(19.7年/21.7㎡)
荏原中延駅116万/㎡
(15.8年/42.0㎡)
93.8万/㎡
(24.8年/30.0㎡)
91.5万/㎡
(15.8年/33.8㎡)
旗の台駅81.7万/㎡
(27.1年/48.3㎡)
113万/㎡
(18.2年/21.0㎡)
94.2万/㎡
(20.1年/31.7㎡)
長原駅63.8万/㎡
(37.1年/48.3㎡)
89.0万/㎡
(17.2年/31.4㎡)
59.6万/㎡
(25.6年/28.3㎡)
洗足池駅78.7万/㎡
(29.8年/43.3㎡)
79.6万/㎡
(17.6年/38.0㎡)
80.6万/㎡
(17.6年/42.1㎡)
石川台駅80.0万/㎡
(21.8年/57.0㎡)
67.7万/㎡
(24.6年/51.0㎡)
84.6万/㎡
(22.9年/42.5㎡)
雪が谷大塚駅93.0万/㎡
(16.9年/41.1㎡)
86.3万/㎡
(16.7年/49.4㎡)
78.1万/㎡
(19.0年/43.0㎡)
御嶽山駅92.6万/㎡
(19.8年/51.7㎡)
124万/㎡
(0.8年/25.0㎡)
73.4万/㎡
(18.0年/58.0㎡)
久が原駅85.2万/㎡
(8.0年/67.5㎡)
67.8万/㎡
(18.6年/38.1㎡)
73.3万/㎡
(16.8年/75.0㎡)
千鳥町駅79.8万/㎡
(22.0年/46.2㎡)
71.8万/㎡
(19.1年/45.0㎡)
64.0万/㎡
(26.3年/65.0㎡)
池上駅87.4万/㎡
(22.6年/32.9㎡)
72.4万/㎡
(24.7年/39.6㎡)
87.9万/㎡
(15.9年/33.8㎡)
蓮沼駅103万/㎡
(11.4年/25.3㎡)
87.7万/㎡
(24.3年/33.3㎡)
98.1万/㎡
(12.9年/26.4㎡)
蒲田駅89.2万/㎡
(16.7年/33.0㎡)
84.6万/㎡
(20.4年/38.0㎡)
74.4万/㎡
(25.2年/35.0㎡)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。

価格変動が大きかった駅について

大崎広小路駅101.5 万/㎡(昨年同期比 +38.2 %)

大崎広小路駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は102万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて +38.2%( +28.1万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2019年)に比べて -20.0%( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 31.3年(昨年 36.8年から -15.0 %減)。平均専有面積は 32.5 ㎡ (昨年 31.0 ㎡から +4.8 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が減少(2019年 36.8 年 → 2020年 31.3 年、-15.0 %と減少)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2019年 60.0 % → 2020年 50.0 %)

価格下落要因

  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2019年 60.0 % → 2020年 50.0 %)

久が原駅85.2 万/㎡(昨年同期比 +25.6 %)

久が原駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は85.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて +25.6%( +17.3万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2019年)に比べて -50.0%( -4件/㎡)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 8.0年(昨年 18.6年から -57.0 %減)。平均専有面積は 67.5 ㎡ (昨年 38.1 ㎡から +77.0 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2019年 18.6 年 → 2020年 8.0 年、-57.0 %と大きく減少)
  • 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 12.5 % → 2020年 75.0 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 3.9 分 → 2020年 6.5 分、+67.7 %と大きく増加)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2019年 75.0 % → 2020年 75.0 %)

長原駅63.8 万/㎡(昨年同期比 -28.3 %)

長原駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は63.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて -28.3%( -25.2万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2019年)に比べて -57.1%( -4件/㎡)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 37.1年(昨年 17.2年から +115.9 %増)。平均専有面積は 48.3 ㎡ (昨年 31.4 ㎡から +53.8 %増)。

価格上昇要因

  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2019年 28.6 % → 2020年 33.3 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2019年 17.2 年 → 2020年 37.1 年、+115.9 %と大きく増加)

旗の台駅81.7 万/㎡(昨年同期比 -27.5 %)

旗の台駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は81.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて -27.5%( -31.0万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(1年前(2019年)に比べて -40.0%( -4件/㎡)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 27.1年(昨年 18.2年から +49.2 %増)。平均専有面積は 48.3 ㎡ (昨年 21.0 ㎡から +130.2 %増)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が減少(2019年 6.4 分 → 2020年 5.3 分、-16.7 %と減少)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 30.0 % → 2020年 50.0 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2019年 18.2 年 → 2020年 27.1 年、+49.2 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 10.0 % → 2020年 16.7 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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