東急東横線 価格相場レポート

中古マンション相場の概況

2019年4月〜6月期の東急東横線 (渋谷駅多摩川駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は108万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて +6.1%( +6.3万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 82 件(1年前(2018年)に比べて -1.2%( -1件/㎡)と僅かに減少しています。)。

平均築年数は 23.6年(昨年 22.1年から +7.0 %増)。平均専有面積は 46.1 ㎡ (昨年 56.0 ㎡から -17.7 %減)。

近年の取引物件の特徴は、専有面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供独立後の老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。渋谷駅代官山駅中目黒駅は、昨年から 10 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは代官山駅で昨年に比べ +16.0 %、単価は 141 万円/㎡となった。

上位 2 駅(代官山駅中目黒駅)は +14.3 %(単価 +16.8 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(田園調布駅自由が丘駅)は -29.0 %(単価 -25.4 万円/㎡)の下落。

価格上昇要因

  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 16.9 % → 2019年 24.4 %)
  • 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 3.7 % → 2019年 7.6 %)

価格下落要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 28.4 % → 2019年 38.0 %)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 13.6 % → 2019年 16.5 %)

駅ごとの中古マンション相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった代官山駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は141万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて +16.0%( +19.5万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 7 件(1年前(2018年)に比べて +16.7%( +1件/㎡)と好調に推移しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった田園調布駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は46.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて -45.3%( -38.7万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。

東急東横線(沿線・駅ごとの中古マンションについて)
東急東横線現状(2019)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
渋谷駅129万/㎡
(22.4年/43.0㎡)
117万/㎡
(25.4年/40.0㎡)
127万/㎡
(26.1年/42.3㎡)
代官山駅141万/㎡
(15.0年/50.0㎡)
121万/㎡
(22.6年/70.8㎡)
137万/㎡
(18.7年/52.0㎡)
中目黒駅128万/㎡
(24.9年/49.6㎡)
114万/㎡
(20.6年/66.1㎡)
88.7万/㎡
(31.9年/46.1㎡)
祐天寺駅89.1万/㎡
(23.4年/35.0㎡)
87.4万/㎡
(22.4年/35.0㎡)
93.8万/㎡
(16.1年/60.0㎡)
学芸大学駅91.6万/㎡
(24.3年/47.2㎡)
93.0万/㎡
(21.0年/57.0㎡)
81.2万/㎡
(27.2年/50.0㎡)
都立大学駅95.4万/㎡
(28.6年/50.6㎡)
94.7万/㎡
(21.7年/55.4㎡)
87.2万/㎡
(20.3年/33.3㎡)
自由が丘駅83.2万/㎡
(32.8年/57.5㎡)
95.3万/㎡
(17.9年/90.0㎡)
101万/㎡
(23.5年/55.0㎡)
田園調布駅46.7万/㎡
(28.3年/15.0㎡)
85.3万/㎡
(27.8年/32.5㎡)
79.6万/㎡
(23.0年/27.5㎡)
多摩川駅67.7万/㎡
(22.3年/66.7㎡)
75.7万/㎡
(28.8年/37.5㎡)
66.0万/㎡
(45.3年/50.0㎡)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。

価格変動が大きかった駅について

代官山駅140.8 万/㎡(昨年同期比 +16.0 %)

代官山駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は141万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて +16.0%( +19.5万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 7 件(1年前(2018年)に比べて +16.7%( +1件/㎡)と好調に推移しています。)。

平均築年数は 15.0年(昨年 22.6年から -33.7 %減)。平均専有面積は 50.0 ㎡ (昨年 70.8 ㎡から -29.4 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2018年 22.6 年 → 2019年 15.0 年、-33.7 %と大きく減少)
  • 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 6.5 分 → 2019年 4.0 分、-38.5 %と大きく減少)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 16.7 % → 2019年 85.7 %)

価格下落要因

  • 築 6 年未満の築浅物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2018年 16.7 % → 2019年 14.3 %)

中目黒駅127.9 万/㎡(昨年同期比 +12.5 %)

中目黒駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は128万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて +12.5%( +14.2万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 12 件(1年前(2018年)に比べて -33.3%( -6件/㎡)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 24.9年(昨年 20.6年から +20.6 %増)。平均専有面積は 49.6 ㎡ (昨年 66.1 ㎡から -25.0 %減)。

価格上昇要因

  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 11.1 % → 2019年 16.7 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2018年 20.6 年 → 2019年 24.9 年、+20.6 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 11.1 % → 2019年 25.0 %)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 33.3 % → 2019年 25.0 %)

田園調布駅46.7 万/㎡(昨年同期比 -45.3 %)

田園調布駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は46.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて -45.3%( -38.7万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 28.3年(昨年 27.8年から +1.8 %増)。平均専有面積は 15.0 ㎡ (昨年 32.5 ㎡から -53.8 %減)。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2018年 100.0 % → 2019年 100.0 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 5.5 分 → 2019年 21.0 分、+281.8 %と大きく増加)

自由が丘駅83.2 万/㎡(昨年同期比 -12.8 %)

自由が丘駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は83.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて -12.8%( -12.2万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 2 件(1年前(2018年)に比べて -33.3%( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 32.8年(昨年 17.9年から +82.8 %増)。平均専有面積は 57.5 ㎡ (昨年 90.0 ㎡から -36.1 %減)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 12.7 分 → 2019年 8.5 分、-32.9 %と大きく減少)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2018年 17.9 年 → 2019年 32.8 年、+82.8 %と大きく増加)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

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データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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