東京メトロ銀座線 価格相場レポート

中古マンション相場の概況

2022年1月〜12月期の東京メトロ銀座線 (渋谷駅浅草駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は135万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +7.3%( +9.2万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 366 件(1年前(2021年)に比べて -1.3%( -5件/㎡)と僅かに減少しています。)。

平均築年数は 20.3年(昨年 18.8年から +7.9 %増)。平均専有面積は 41.4 ㎡ (昨年 46.3 ㎡から -10.7 %減)。

近年の取引物件の特徴は、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加、築 20 年以内の比較的新しい物件数が減少。

値上がりした駅数は 8 駅に対して、値下がりした駅数は 7 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。青山一丁目駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは青山一丁目駅で昨年に比べ +44.2 %、単価は 197 万円/㎡となった。

上位 2 駅(青山一丁目駅上野駅)は +30.1 %(単価 +38.6 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(溜池山王駅日本橋駅)は -28.6 %(単価 -49.4 万円/㎡)の下落。

価格上昇要因

  • 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 5.4 % → 2022年 7.4 %)
  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2021年 14.0 % → 2022年 15.0 %)

価格下落要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 18.1 % → 2022年 23.1 %)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2021年 14.6 % → 2022年 16.8 %)

駅ごとの中古マンション相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった青山一丁目駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は197万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +44.2%( +60.3万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 14 件(前年比変わらず)。

鉄道路線中、最低値の駅となった田原町駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は101万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +6.0%( +5.7万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 26 件(1年前(2021年)に比べて +30.0%( +6件/㎡)と大幅に増加しています。)。

東京メトロ銀座線(沿線・駅ごとの中古マンションについて)
東京メトロ銀座線現状(2022)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
渋谷駅159万/㎡
(27.5年/42.1㎡)
138万/㎡
(29.7年/50.1㎡)
150万/㎡
(24.4年/48.8㎡)
表参道駅168万/㎡
(26.3年/56.1㎡)
168万/㎡
(23.2年/63.9㎡)
144万/㎡
(17.4年/51.4㎡)
外苑前駅179万/㎡
(26.6年/55.4㎡)
198万/㎡
(20.6年/58.7㎡)
157万/㎡
(16.2年/75.8㎡)
青山一丁目駅197万/㎡
(26.6年/49.6㎡)
136万/㎡
(34.5年/33.6㎡)
169万/㎡
(22.3年/60.7㎡)
赤坂見附駅170万/㎡
(23.2年/42.5㎡)
180万/㎡
(15.9年/64.1㎡)
125万/㎡
(24.3年/48.1㎡)
溜池山王駅113万/㎡
(22.4年/35.0㎡)
188万/㎡
(18.0年/100㎡)
142万/㎡
(24.7年/59.4㎡)
虎ノ門駅212万/㎡
(15.8年/58.3㎡)
-129万/㎡
(13.1年/20.0㎡)
新橋駅138万/㎡
(29.9年/22.5㎡)
149万/㎡
(20.9年/76.0㎡)
158万/㎡
(27.6年/88.5㎡)
銀座駅---
京橋駅-300万/㎡
(18.5年/50.0㎡)
300万/㎡
(17.5年/50.0㎡)
日本橋駅115万/㎡
(30.4年/20.0㎡)
139万/㎡
(17.8年/30.0㎡)
127万/㎡
(17.1年/22.5㎡)
三越前駅108万/㎡
(25.6年/37.5㎡)
117万/㎡
(18.8年/41.2㎡)
124万/㎡
(16.6年/31.7㎡)
神田駅134万/㎡
(14.7年/28.0㎡)
132万/㎡
(12.4年/25.4㎡)
130万/㎡
(12.9年/28.4㎡)
末広町駅132万/㎡
(17.6年/36.2㎡)
114万/㎡
(18.2年/27.2㎡)
115万/㎡
(11.0年/36.2㎡)
上野広小路駅---
上野駅123万/㎡
(18.1年/36.5㎡)
106万/㎡
(15.6年/38.1㎡)
99.4万/㎡
(15.5年/34.5㎡)
稲荷町駅114万/㎡
(9.2年/43.5㎡)
116万/㎡
(8.0年/37.5㎡)
95.1万/㎡
(14.5年/49.1㎡)
田原町駅101万/㎡
(15.5年/42.9㎡)
95.2万/㎡
(17.8年/50.2㎡)
92.9万/㎡
(14.7年/41.4㎡)
浅草駅102万/㎡
(15.3年/37.4㎡)
95.3万/㎡
(13.4年/41.2㎡)
91.4万/㎡
(13.8年/40.7㎡)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。

価格変動が大きかった駅について

青山一丁目駅196.7 万/㎡(昨年同期比 +44.2 %)

青山一丁目駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は197万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +44.2%( +60.3万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 14 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 26.6年(昨年 34.5年から -23.0 %減)。平均専有面積は 49.6 ㎡ (昨年 33.6 ㎡から +47.9 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2021年 34.5 年 → 2022年 26.6 年、-23.0 %と大きく減少)
  • 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 7.1 % → 2022年 28.6 %)

価格下落要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 7.1 % → 2022年 14.3 %)

上野駅122.7 万/㎡(昨年同期比 +15.9 %)

上野駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は123万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +15.9%( +16.9万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 27 件(1年前(2021年)に比べて -10.0%( -3件/㎡)と不調に推移しています。)。

平均築年数は 18.1年(昨年 15.6年から +15.7 %増)。平均専有面積は 36.5 ㎡ (昨年 38.1 ㎡から -4.3 %減)。

価格上昇要因

  • 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 6.7 % → 2022年 14.8 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2021年 26.7 % → 2022年 25.9 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が増加(2021年 15.6 年 → 2022年 18.1 年、+15.7 %と増加)
  • 駅からの平均距離が増加(2021年 5.6 分 → 2022年 6.2 分、+11.8 %と増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 3.3 % → 2022年 7.4 %)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 36.7 % → 2022年 25.9 %)

溜池山王駅112.6 万/㎡(昨年同期比 -40.0 %)

溜池山王駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は113万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて -40.0%( -74.9万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2021年)に比べて +50.0%( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 22.4年(昨年 18.0年から +24.1 %増)。平均専有面積は 35.0 ㎡ (昨年 100.0 ㎡から -65.0 %減)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2021年 18.0 年 → 2022年 22.4 年、+24.1 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が増加(2021年 3.5 分 → 2022年 4.0 分、+14.3 %と増加)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 % → 2022年 33.3 %)

日本橋駅114.7 万/㎡(昨年同期比 -17.3 %)

日本橋駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は115万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて -17.3%( -23.9万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 30.4年(昨年 17.8年から +71.1 %増)。平均専有面積は 20.0 ㎡ (昨年 30.0 ㎡から -33.3 %減)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2021年 17.8 年 → 2022年 30.4 年、+71.1 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が増加(2021年 3.0 分 → 2022年 3.5 分、+16.7 %と増加)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 % → 2022年 100.0 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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