中古マンション相場の概況
2021年1月〜3月期の東京メトロ銀座線 (渋谷駅~浅草駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は120万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +3.1%( +3.6万円/㎡)と小幅に上昇しています。売買数は 99 件(1年前(2020年)に比べて -3.9%( -4件/㎡)と小幅に減少しています。)。
平均築年数は 19.4年(昨年 20.4年から -5.2 %減)。平均専有面積は 49.5 ㎡ (昨年 41.1 ㎡から +20.4 %増)。
近年の取引物件の特徴は、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加、専有面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 7 駅。ほとんどの駅において下落した。赤坂見附駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは赤坂見附駅で昨年に比べ +55.6 %、単価は 156 万円/㎡となった。
上位 2 駅(赤坂見附駅、表参道駅)は +36.5 %(単価 +40.1 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(三越前駅、田原町駅)は -22.4 %(単価 -35.9 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 1.9 % → 2021年 7.1 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2020年 35.9 % → 2021年 41.4 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 22.3 % → 2021年 17.2 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2020年 15.5 % → 2021年 16.3 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった外苑前駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は190万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +8.8%( +15.3万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった田原町駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は86.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -7.5%( -7.1万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 6 件(1年前(2020年)に比べて -14.3%( -1件/㎡)と不調に推移しています。)。
東京メトロ銀座線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
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渋谷駅 | 134万/㎡ (29.7年/55.5㎡) | 124万/㎡ (30.0年/41.7㎡) | 127万/㎡ (21.2年/45.4㎡) |
表参道駅 | 167万/㎡ (25.7年/73.9㎡) | 142万/㎡ (26.7年/45.0㎡) | 147万/㎡ (13.6年/43.8㎡) |
外苑前駅 | 190万/㎡ (26.0年/67.5㎡) | 175万/㎡ (24.0年/30.0㎡) | - |
青山一丁目駅 | 154万/㎡ (29.3年/31.4㎡) | 165万/㎡ (22.7年/59.2㎡) | 133万/㎡ (25.5年/67.5㎡) |
赤坂見附駅 | 156万/㎡ (21.0年/61.2㎡) | 100万/㎡ (42.0年/20.0㎡) | 261万/㎡ (25.5年/45.0㎡) |
溜池山王駅 | - | 142万/㎡ (23.4年/68.3㎡) | 148万/㎡ (20.0年/20.0㎡) |
虎ノ門駅 | - | 130万/㎡ (8.0年/20.0㎡) | 125万/㎡ (15.0年/20.0㎡) |
新橋駅 | 148万/㎡ (22.0年/70.0㎡) | 160万/㎡ (27.8年/95.0㎡) | 117万/㎡ (24.8年/30.0㎡) |
銀座駅 | - | - | - |
京橋駅 | - | - | - |
日本橋駅 | - | 124万/㎡ (16.0年/25.0㎡) | 145万/㎡ (16.0年/22.5㎡) |
三越前駅 | 109万/㎡ (18.5年/42.5㎡) | 173万/㎡ (16.0年/15.0㎡) | 86.7万/㎡ (19.0年/45.0㎡) |
神田駅 | 129万/㎡ (12.5年/30.0㎡) | 139万/㎡ (13.5年/25.0㎡) | 114万/㎡ (13.0年/37.0㎡) |
末広町駅 | 117万/㎡ (16.8年/22.5㎡) | 118万/㎡ (9.0年/26.7㎡) | 112万/㎡ (13.5年/30.0㎡) |
上野広小路駅 | - | - | - |
上野駅 | 99.5万/㎡ (16.0年/44.6㎡) | 100万/㎡ (11.8年/26.7㎡) | 100万/㎡ (16.8年/34.2㎡) |
稲荷町駅 | 118万/㎡ (3.4年/40.7㎡) | 104万/㎡ (16.0年/54.0㎡) | 88.3万/㎡ (18.4年/51.0㎡) |
田原町駅 | 86.7万/㎡ (23.0年/58.3㎡) | 93.8万/㎡ (18.3年/41.4㎡) | 96.4万/㎡ (11.0年/43.8㎡) |
浅草駅 | 94.3万/㎡ (15.4年/47.7㎡) | 91.7万/㎡ (16.7年/35.0㎡) | 87.2万/㎡ (13.9年/39.1㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
赤坂見附駅 155.6 万/㎡(昨年同期比 +55.6 %)
赤坂見附駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は156万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +55.6%( +55.6万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2020年)に比べて +300.0%( +3件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 21.0年(昨年 42.0年から -50.0 %減)。平均専有面積は 61.2 ㎡ (昨年 20.0 ㎡から +206.2 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 42.0 年 → 2021年 21.0 年、-50.0 %と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 % → 2021年 25.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 2.0 分 → 2021年 6.0 分、+200.0 %と大きく増加)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 % → 2021年 25.0 %)
表参道駅 167.0 万/㎡(昨年同期比 +17.3 %)
表参道駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は167万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +17.3%( +24.6万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 9 件(1年前(2020年)に比べて +28.6%( +2件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 25.7年(昨年 26.7年から -3.9 %減)。平均専有面積は 73.9 ㎡ (昨年 45.0 ㎡から +64.2 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2020年 8.9 分 → 2021年 7.4 分、-15.9 %と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2020年 28.6 % → 2021年 33.3 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 28.6 % → 2021年 44.4 %)
三越前駅 108.6 万/㎡(昨年同期比 -37.3 %)
三越前駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は109万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -37.3%( -64.7万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2020年)に比べて +100.0%( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 18.5年(昨年 16.0年から +15.6 %増)。平均専有面積は 42.5 ㎡ (昨年 15.0 ㎡から +183.3 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 5.0 分 → 2021年 3.5 分、-30.0 %と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2020年 16.0 年 → 2021年 18.5 年、+15.6 %と増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 % → 2021年 50.0 %)
田原町駅 86.7 万/㎡(昨年同期比 -7.5 %)
田原町駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は86.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -7.5%( -7.1万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 6 件(1年前(2020年)に比べて -14.3%( -1件/㎡)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 23.0年(昨年 18.3年から +25.8 %増)。平均専有面積は 58.3 ㎡ (昨年 41.4 ㎡から +40.8 %増)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 28.6 % → 2021年 66.7 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 18.3 年 → 2021年 23.0 年、+25.8 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 14.3 % → 2021年 33.3 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示