東京メトロ銀座線 価格相場レポート

中古マンション相場の概況

2020年1月〜3月期の東京メトロ銀座線 (渋谷駅浅草駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は116万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて +3.3%( +3.7万円/㎡)と小幅に上昇しています。売買数は 103 件(1年前(2019年)に比べて +19.8%( +17件/㎡)と好調に推移しています。)。

平均築年数は 20.4年(昨年 16.6年から +22.7 %増)。平均専有面積は 41.1 ㎡ (昨年 40.2 ㎡から +2.3 %増)。

近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 8 駅に対して、値下がりした駅数は 7 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。青山一丁目駅新橋駅三越前駅神田駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは三越前駅で昨年に比べ +100.0 %、単価は 173 万円/㎡となった。

上位 2 駅(三越前駅新橋駅)は +68.5 %(単価 +64.9 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(赤坂見附駅日本橋駅)は -38.1 %(単価 -90.9 万円/㎡)の下落。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が減少(2019年 6.8 分 → 2020年 5.9 分、-13.1 %と減少)
  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 9.3 % → 2020年 22.3 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 1.2 % → 2020年 1.9 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2019年 16.6 年 → 2020年 20.4 年、+22.7 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 7.0 % → 2020年 15.5 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 19.8 % → 2020年 24.3 %)

駅ごとの中古マンション相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった三越前駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は173万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて +100.0%( +86.7万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。

鉄道路線中、最低値の駅となった浅草駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は91.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて +5.2%( +4.6万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 34 件(1年前(2019年)に比べて +21.4%( +6件/㎡)と大幅に増加しています。)。

東京メトロ銀座線(沿線・駅ごとの中古マンションについて)
東京メトロ銀座線現状(2020)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
渋谷駅124万/㎡
(30.0年/41.7㎡)
127万/㎡
(21.2年/45.4㎡)
123万/㎡
(27.2年/39.2㎡)
表参道駅142万/㎡
(26.7年/45.0㎡)
147万/㎡
(13.6年/43.8㎡)
146万/㎡
(20.5年/72.9㎡)
外苑前駅175万/㎡
(24.0年/30.0㎡)
-164万/㎡
(5.0年/56.2㎡)
青山一丁目駅165万/㎡
(22.7年/59.2㎡)
133万/㎡
(25.5年/67.5㎡)
78.2万/㎡
(38.7年/33.3㎡)
赤坂見附駅100万/㎡
(42.0年/20.0㎡)
261万/㎡
(25.5年/45.0㎡)
75.0万/㎡
(41.0年/20.0㎡)
溜池山王駅142万/㎡
(23.4年/68.3㎡)
148万/㎡
(20.0年/20.0㎡)
92.5万/㎡
(30.0年/70.0㎡)
虎ノ門駅130万/㎡
(8.0年/20.0㎡)
125万/㎡
(15.0年/20.0㎡)
112万/㎡
(15.0年/25.0㎡)
新橋駅160万/㎡
(27.8年/95.0㎡)
117万/㎡
(24.8年/30.0㎡)
100万/㎡
(32.8年/52.5㎡)
銀座駅---
京橋駅---
日本橋駅124万/㎡
(16.0年/25.0㎡)
145万/㎡
(16.0年/22.5㎡)
-
三越前駅173万/㎡
(16.0年/15.0㎡)
86.7万/㎡
(19.0年/45.0㎡)
111万/㎡
(16.0年/27.5㎡)
神田駅139万/㎡
(13.5年/25.0㎡)
114万/㎡
(13.0年/37.0㎡)
116万/㎡
(12.2年/27.1㎡)
末広町駅118万/㎡
(9.0年/26.7㎡)
112万/㎡
(13.5年/30.0㎡)
115万/㎡
(14.0年/20.0㎡)
上野広小路駅---
上野駅100万/㎡
(11.8年/26.7㎡)
100万/㎡
(16.8年/34.2㎡)
90.3万/㎡
(16.0年/36.4㎡)
稲荷町駅104万/㎡
(16.0年/54.0㎡)
88.3万/㎡
(18.4年/51.0㎡)
98.3万/㎡
(12.5年/35.0㎡)
田原町駅93.8万/㎡
(18.3年/41.4㎡)
96.4万/㎡
(11.0年/43.8㎡)
83.1万/㎡
(15.0年/31.7㎡)
浅草駅91.7万/㎡
(16.7年/35.0㎡)
87.2万/㎡
(13.9年/39.1㎡)
85.9万/㎡
(13.2年/40.8㎡)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。

価格変動が大きかった駅について

三越前駅173.3 万/㎡(昨年同期比 +100.0 %)

三越前駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は173万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて +100.0%( +86.7万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 16.0年(昨年 19.0年から -15.8 %減)。平均専有面積は 15.0 ㎡ (昨年 45.0 ㎡から -66.7 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が減少(2019年 19.0 年 → 2020年 16.0 年、-15.8 %と減少)

価格下落要因

  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2019年 100.0 % → 2020年 100.0 %)

新橋駅160.0 万/㎡(昨年同期比 +36.9 %)

新橋駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は160万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて +36.9%( +43.2万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 27.8年(昨年 24.8年から +12.1 %増)。平均専有面積は 95.0 ㎡ (昨年 30.0 ㎡から +216.7 %増)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 5.8 分 → 2020年 3.8 分、-34.8 %と大きく減少)
  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 25.0 % → 2020年 50.0 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が増加(2019年 24.8 年 → 2020年 27.8 年、+12.1 %と増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 25.0 % → 2020年 50.0 %)

赤坂見附駅100.0 万/㎡(昨年同期比 -61.6 %)

赤坂見附駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は100万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて -61.6%( -160.7万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2019年)に比べて -50.0%( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 42.0年(昨年 25.5年から +64.7 %増)。平均専有面積は 20.0 ㎡ (昨年 45.0 ㎡から -55.6 %減)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 5.5 分 → 2020年 2.0 分、-63.6 %と大きく減少)
  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 50.0 % → 2020年 100.0 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2019年 25.5 年 → 2020年 42.0 年、+64.7 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 50.0 % → 2020年 100.0 %)

日本橋駅124.0 万/㎡(昨年同期比 -14.5 %)

日本橋駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は124万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて -14.5%( -21.0万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 1 件(1年前(2019年)に比べて -50.0%( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 16.0年(昨年 16.0年から +0.0 %増)。平均専有面積は 25.0 ㎡ (昨年 22.5 ㎡から +11.1 %増)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が減少(2019年 3.5 分 → 2020年 3.0 分、-14.3 %と減少)

価格下落要因

  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2019年 100.0 % → 2020年 100.0 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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