東京メトロ東西線 価格相場レポート

中古マンション相場の概況

2019年7月〜9月期の東京メトロ東西線 (中野駅葛西駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は79.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて +2.3%( +1.8万円/㎡)と僅かに上昇しています。売買数は 182 件(1年前(2018年)に比べて -8.1%( -16件/㎡)と弱含みに推移しています。)。

平均築年数は 24.8年(昨年 21.4年から +15.7 %増)。平均専有面積は 46.5 ㎡ (昨年 47.9 ㎡から -2.9 %減)。

近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、専有面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 8 駅に対して、値下がりした駅数は 7 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。大手町駅茅場町駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは茅場町駅で昨年に比べ +25.3 %、単価は 125 万円/㎡となった。

上位 2 駅(茅場町駅大手町駅)は +23.4 %(単価 +27.2 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(九段下駅西葛西駅)は -15.3 %(単価 -14.2 万円/㎡)の下落。

価格上昇要因

  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2018年 27.3 % → 2019年 28.6 %)
  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2018年 11.1 % → 2019年 12.1 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が増加(2018年 21.4 年 → 2019年 24.8 年、+15.7 %と増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 12.2 % → 2019年 19.2 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2018年 29.1 % → 2019年 34.5 %)

駅ごとの中古マンション相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった大手町駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は164万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて +21.5%( +29.0万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2018年)に比べて -50.0%( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった葛西駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は47.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて +5.0%( +2.3万円/㎡)と小幅に上昇しています。売買数は 13 件(1年前(2018年)に比べて -27.8%( -5件/㎡)と大幅に減少しています。)。

東京メトロ東西線(沿線・駅ごとの中古マンションについて)
東京メトロ東西線現状(2019)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
中野駅88.3万/㎡
(23.4年/52.2㎡)
92.2万/㎡
(24.0年/36.6㎡)
99.9万/㎡
(35.5年/53.6㎡)
落合駅82.5万/㎡
(26.9年/36.7㎡)
77.8万/㎡
(22.9年/34.4㎡)
82.5万/㎡
(15.5年/30.0㎡)
高田馬場駅83.6万/㎡
(28.6年/31.7㎡)
89.2万/㎡
(24.1年/34.5㎡)
89.4万/㎡
(21.7年/25.4㎡)
早稲田駅106万/㎡
(15.6年/39.7㎡)
95.2万/㎡
(17.9年/27.5㎡)
90.7万/㎡
(17.4年/31.4㎡)
神楽坂駅105万/㎡
(25.3年/42.0㎡)
107万/㎡
(15.6年/54.1㎡)
76.3万/㎡
(21.3年/43.0㎡)
飯田橋駅104万/㎡
(26.2年/43.6㎡)
97.2万/㎡
(22.7年/28.3㎡)
95.0万/㎡
(18.2年/44.5㎡)
九段下駅99.5万/㎡
(25.5年/63.0㎡)
120万/㎡
(15.5年/43.8㎡)
91.9万/㎡
(24.8年/33.8㎡)
竹橋駅---
大手町駅164万/㎡
(0.5年/50.0㎡)
135万/㎡
(15.5年/20.0㎡)
125万/㎡
(13.2年/20.0㎡)
日本橋駅-40.0万/㎡
(38.5年/20.0㎡)
120万/㎡
(13.5年/35.0㎡)
茅場町駅125万/㎡
(16.2年/22.5㎡)
100.0万/㎡
(16.2年/32.1㎡)
108万/㎡
(14.9年/28.9㎡)
門前仲町駅95.8万/㎡
(21.8年/33.9㎡)
93.1万/㎡
(17.3年/33.3㎡)
68.6万/㎡
(25.9年/50.7㎡)
木場駅68.4万/㎡
(23.7年/51.8㎡)
69.9万/㎡
(16.5年/60.6㎡)
72.5万/㎡
(15.5年/63.6㎡)
東陽町駅65.8万/㎡
(27.5年/48.6㎡)
60.8万/㎡
(25.9年/63.5㎡)
63.2万/㎡
(23.3年/59.7㎡)
南砂町駅55.9万/㎡
(30.2年/64.1㎡)
61.6万/㎡
(21.5年/59.3㎡)
55.4万/㎡
(27.1年/56.8㎡)
西葛西駅50.2万/㎡
(27.9年/61.5㎡)
58.0万/㎡
(24.2年/66.4㎡)
60.3万/㎡
(23.6年/60.0㎡)
葛西駅47.8万/㎡
(25.0年/48.5㎡)
45.5万/㎡
(28.9年/63.1㎡)
48.8万/㎡
(26.6年/55.7㎡)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。

価格変動が大きかった駅について

茅場町駅125.3 万/㎡(昨年同期比 +25.3 %)

茅場町駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は125万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて +25.3%( +25.3万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(1年前(2018年)に比べて -33.3%( -4件/㎡)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 16.2年(昨年 16.2年から +0.5 %増)。平均専有面積は 22.5 ㎡ (昨年 32.1 ㎡から -29.9 %減)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 3.9 分 → 2019年 2.5 分、-36.2 %と大きく減少)
  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 33.3 % → 2019年 62.5 %)

価格下落要因

  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 50.0 % → 2019年 25.0 %)

大手町駅164.0 万/㎡(昨年同期比 +21.5 %)

大手町駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は164万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて +21.5%( +29.0万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2018年)に比べて -50.0%( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 0.5年(昨年 15.5年から -96.8 %減)。平均専有面積は 50.0 ㎡ (昨年 20.0 ㎡から +150.0 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2018年 15.5 年 → 2019年 0.5 年、-96.8 %と大きく減少)
  • 駅からの平均距離が減少(2018年 6.0 分 → 2019年 5.0 分、-16.7 %と減少)

九段下駅99.5 万/㎡(昨年同期比 -17.1 %)

九段下駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は99.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて -17.1%( -20.6万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 5 件(1年前(2018年)に比べて +25.0%( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 25.5年(昨年 15.5年から +64.5 %増)。平均専有面積は 63.0 ㎡ (昨年 43.8 ㎡から +44.0 %増)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 4.0 分 → 2019年 3.0 分、-25.0 %と大きく減少)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2018年 75.0 % → 2019年 80.0 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2018年 15.5 年 → 2019年 25.5 年、+64.5 %と大きく増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 25.0 % → 2019年 60.0 %)

西葛西駅50.2 万/㎡(昨年同期比 -13.4 %)

西葛西駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は50.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて -13.4%( -7.8万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 17 件(1年前(2018年)に比べて +54.5%( +6件/㎡)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 27.9年(昨年 24.2年から +15.4 %増)。平均専有面積は 61.5 ㎡ (昨年 66.4 ㎡から -7.4 %減)。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 54.5 % → 2019年 23.5 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が増加(2018年 24.2 年 → 2019年 27.9 年、+15.4 %と増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 7.1 分 → 2019年 8.8 分、+24.4 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 9.1 % → 2019年 35.3 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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