東京メトロ東西線 価格相場レポート

中古マンション相場の概況

2019年4月〜6月期の東京メトロ東西線 (中野駅葛西駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は79.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて +5.6%( +4.2万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 167 件(1年前(2018年)に比べて +1.8%( +3件/㎡)と僅かに増加しています。)。

平均築年数は 22.1年(昨年 23.7年から -6.6 %減)。平均専有面積は 51.6 ㎡ (昨年 47.3 ㎡から +9.1 %増)。

近年の取引物件の特徴は、専有面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少。

値上がりした駅数は 9 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。中野駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは中野駅で昨年に比べ +28.9 %、単価は 103 万円/㎡となった。

上位 2 駅(中野駅飯田橋駅)は +23.4 %(単価 +21.0 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(葛西駅西葛西駅)は -12.2 %(単価 -6.9 万円/㎡)の下落。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 36.6 % → 2019年 23.3 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 1.2 % → 2019年 2.5 %)

価格下落要因

  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 14.3 % → 2019年 19.0 %)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2018年 22.0 % → 2019年 18.6 %)

駅ごとの中古マンション相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった飯田橋駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は124万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて +17.9%( +18.9万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 15 件(1年前(2018年)に比べて +66.7%( +6件/㎡)と大幅に増加しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった葛西駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は47.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて -12.9%( -7.0万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 17 件(1年前(2018年)に比べて +41.7%( +5件/㎡)と大幅に増加しています。)。

東京メトロ東西線(沿線・駅ごとの中古マンションについて)
東京メトロ東西線現状(2019)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
中野駅103万/㎡
(20.0年/47.1㎡)
80.0万/㎡
(28.0年/48.8㎡)
85.1万/㎡
(21.6年/45.3㎡)
落合駅83.5万/㎡
(26.8年/46.0㎡)
78.4万/㎡
(28.6年/22.9㎡)
94.0万/㎡
(29.3年/35.0㎡)
高田馬場駅91.6万/㎡
(19.5年/33.9㎡)
82.5万/㎡
(29.2年/31.1㎡)
76.6万/㎡
(26.3年/38.6㎡)
早稲田駅99.6万/㎡
(19.3年/42.5㎡)
90.0万/㎡
(17.4年/26.2㎡)
91.2万/㎡
(18.9年/36.9㎡)
神楽坂駅110万/㎡
(14.6年/46.2㎡)
113万/㎡
(13.8年/50.8㎡)
107万/㎡
(13.5年/40.6㎡)
飯田橋駅124万/㎡
(17.4年/44.7㎡)
106万/㎡
(23.3年/41.1㎡)
104万/㎡
(24.2年/43.8㎡)
九段下駅107万/㎡
(25.9年/23.3㎡)
97.5万/㎡
(18.3年/40.0㎡)
119万/㎡
(15.0年/20.0㎡)
竹橋駅---
大手町駅-105万/㎡
(15.3年/20.0㎡)
-
日本橋駅-74.0万/㎡
(38.3年/20.0㎡)
-
茅場町駅102万/㎡
(21.0年/30.6㎡)
114万/㎡
(18.7年/25.0㎡)
101万/㎡
(18.6年/26.2㎡)
門前仲町駅80.3万/㎡
(23.4年/50.0㎡)
73.7万/㎡
(26.1年/47.0㎡)
87.2万/㎡
(22.0年/44.7㎡)
木場駅74.1万/㎡
(19.4年/48.3㎡)
76.3万/㎡
(15.1年/55.8㎡)
67.3万/㎡
(21.4年/52.7㎡)
東陽町駅72.4万/㎡
(17.9年/60.2㎡)
61.6万/㎡
(25.1年/57.4㎡)
58.7万/㎡
(27.0年/58.5㎡)
南砂町駅59.7万/㎡
(22.7年/61.4㎡)
51.4万/㎡
(27.3年/58.2㎡)
49.3万/㎡
(27.1年/66.2㎡)
西葛西駅52.1万/㎡
(26.6年/62.9㎡)
58.9万/㎡
(26.4年/59.0㎡)
48.2万/㎡
(27.4年/66.8㎡)
葛西駅47.5万/㎡
(34.4年/60.0㎡)
54.6万/㎡
(18.2年/67.5㎡)
53.5万/㎡
(19.3年/59.5㎡)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。

価格変動が大きかった駅について

中野駅103.1 万/㎡(昨年同期比 +28.9 %)

中野駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は103万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて +28.9%( +23.1万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(1年前(2018年)に比べて -41.7%( -5件/㎡)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 20.0年(昨年 28.0年から -28.7 %減)。平均専有面積は 47.1 ㎡ (昨年 48.8 ㎡から -3.3 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2018年 28.0 年 → 2019年 20.0 年、-28.7 %と大きく減少)
  • 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 8.3 % → 2019年 14.3 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が増加(2018年 7.7 分 → 2019年 9.1 分、+19.3 %と増加)

飯田橋駅124.5 万/㎡(昨年同期比 +17.9 %)

飯田橋駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は124万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて +17.9%( +18.9万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 15 件(1年前(2018年)に比べて +66.7%( +6件/㎡)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 17.4年(昨年 23.3年から -25.2 %減)。平均専有面積は 44.7 ㎡ (昨年 41.1 ㎡から +8.6 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2018年 23.3 年 → 2019年 17.4 年、-25.2 %と大きく減少)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 55.6 % → 2019年 13.3 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 5.3 分 → 2019年 6.5 分、+22.5 %と大きく増加)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 44.4 % → 2019年 33.3 %)

葛西駅47.5 万/㎡(昨年同期比 -12.9 %)

葛西駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は47.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて -12.9%( -7.0万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 17 件(1年前(2018年)に比べて +41.7%( +5件/㎡)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 34.4年(昨年 18.2年から +89.2 %増)。平均専有面積は 60.0 ㎡ (昨年 67.5 ㎡から -11.1 %減)。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 33.3 % → 2019年 17.6 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2018年 18.2 年 → 2019年 34.4 年、+89.2 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 12.0 分 → 2019年 14.6 分、+21.6 %と大きく増加)

西葛西駅52.1 万/㎡(昨年同期比 -11.5 %)

西葛西駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は52.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて -11.5%( -6.8万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 17 件(1年前(2018年)に比べて -19.0%( -4件/㎡)と不調に推移しています。)。

平均築年数は 26.6年(昨年 26.4年から +0.8 %増)。平均専有面積は 62.9 ㎡ (昨年 59.0 ㎡から +6.6 %増)。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 42.9 % → 2019年 23.5 %)

価格下落要因

  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 19.0 % → 2019年 35.3 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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