東京メトロ有楽町線 価格相場レポート

中古マンション相場の概況

2022年7月〜9月期の東京メトロ有楽町線 (地下鉄成増駅辰巳駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は117万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +7.3%( +7.9万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 235 件(1年前(2021年)に比べて +6.8%( +15件/㎡)と堅調に推移しています。)。

平均築年数は 18.6年(昨年 19.2年から -3.0 %減)。平均専有面積は 47.3 ㎡ (昨年 47.1 ㎡から +0.5 %増)。

近年の取引物件の特徴は、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加、専有面積 30 平方メートル未満の単身・独身世帯を対象としたワンルーム物件数が増加。

値上がりした駅数は 14 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。全体的に上昇基調。池袋駅飯田橋駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは池袋駅で昨年に比べ +22.6 %、単価は 128 万円/㎡となった。

上位 2 駅(池袋駅飯田橋駅)は +21.5 %(単価 +24.8 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(氷川台駅要町駅)は -26.7 %(単価 -31.2 万円/㎡)の下落。

価格上昇要因

  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 2.3 % → 2022年 6.0 %)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2021年 29.5 % → 2022年 31.9 %)

価格下落要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2021年 29.2 % → 2022年 31.9 %)
  • 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 5.6 % → 2022年 3.9 %)

駅ごとの中古マンション相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった飯田橋駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は153万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +20.5%( +26.0万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 16 件(1年前(2021年)に比べて +60.0%( +6件/㎡)と大幅に増加しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった氷川台駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は65.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて -28.5%( -26.0万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2021年)に比べて -71.4%( -5件/㎡)と大幅に減少しています。)。

東京メトロ有楽町線(沿線・駅ごとの中古マンションについて)
東京メトロ有楽町線現状(2022)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
地下鉄成増駅77.3万/㎡
(23.4年/50.0㎡)
65.8万/㎡
(17.9年/54.0㎡)
75.3万/㎡
(17.5年/47.7㎡)
地下鉄赤塚駅80.8万/㎡
(18.8年/40.0㎡)
67.8万/㎡
(21.9年/51.7㎡)
74.5万/㎡
(19.5年/36.7㎡)
平和台駅71.7万/㎡
(9.5年/60.0㎡)
72.6万/㎡
(9.8年/52.5㎡)
67.6万/㎡
(15.8年/72.1㎡)
氷川台駅65.0万/㎡
(18.5年/70.0㎡)
91.0万/㎡
(11.7年/38.6㎡)
62.4万/㎡
(23.4年/53.1㎡)
小竹向原駅82.8万/㎡
(17.9年/45.7㎡)
77.6万/㎡
(18.9年/33.8㎡)
65.7万/㎡
(21.2年/58.0㎡)
千川駅86.8万/㎡
(28.7年/42.9㎡)
82.4万/㎡
(36.9年/35.0㎡)
78.3万/㎡
(27.2年/16.7㎡)
要町駅110万/㎡
(16.6年/30.7㎡)
147万/㎡
(23.0年/35.8㎡)
82.4万/㎡
(21.2年/44.7㎡)
池袋駅128万/㎡
(18.9年/28.4㎡)
104万/㎡
(22.8年/28.5㎡)
112万/㎡
(18.4年/38.3㎡)
東池袋駅119万/㎡
(14.3年/40.0㎡)
147万/㎡
(12.1年/54.0㎡)
120万/㎡
(13.7年/40.7㎡)
護国寺駅106万/㎡
(28.1年/43.2㎡)
90.9万/㎡
(24.8年/46.4㎡)
94.6万/㎡
(23.7年/41.1㎡)
江戸川橋駅114万/㎡
(19.5年/33.9㎡)
108万/㎡
(20.1年/30.9㎡)
105万/㎡
(17.0年/29.6㎡)
飯田橋駅153万/㎡
(18.3年/43.1㎡)
127万/㎡
(26.3年/60.5㎡)
143万/㎡
(18.2年/50.0㎡)
市ケ谷駅145万/㎡
(24.1年/69.0㎡)
133万/㎡
(14.2年/38.0㎡)
99.0万/㎡
(35.4年/70.6㎡)
麹町駅125万/㎡
(40.5年/20.0㎡)
116万/㎡
(42.5年/95.0㎡)
149万/㎡
(24.1年/41.0㎡)
永田町駅188万/㎡
(29.0年/50.0㎡)
--
有楽町駅---
銀座一丁目駅---
新富町駅137万/㎡
(17.7年/37.0㎡)
135万/㎡
(16.5年/46.1㎡)
128万/㎡
(15.6年/43.2㎡)
月島駅131万/㎡
(14.3年/50.8㎡)
116万/㎡
(18.5年/61.1㎡)
111万/㎡
(11.3年/59.2㎡)
豊洲駅113万/㎡
(15.7年/71.9㎡)
104万/㎡
(15.9年/62.5㎡)
92.7万/㎡
(15.3年/64.3㎡)
辰巳駅91.2万/㎡
(14.0年/75.0㎡)
83.6万/㎡
(12.9年/66.9㎡)
72.3万/㎡
(15.2年/73.7㎡)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。

価格変動が大きかった駅について

池袋駅127.8 万/㎡(昨年同期比 +22.6 %)

池袋駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は128万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +22.6%( +23.6万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 31 件(1年前(2021年)に比べて +3.3%( +1件/㎡)と小幅に増加しています。)。

平均築年数は 18.9年(昨年 22.8年から -16.9 %減)。平均専有面積は 28.4 ㎡ (昨年 28.5 ㎡から -0.4 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が減少(2021年 22.8 年 → 2022年 18.9 年、-16.9 %と減少)
  • 駅からの平均距離が減少(2021年 9.4 分 → 2022年 7.7 分、-17.7 %と減少)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 3.3 % → 2022年 25.8 %)

飯田橋駅153.0 万/㎡(昨年同期比 +20.5 %)

飯田橋駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は153万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +20.5%( +26.0万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 16 件(1年前(2021年)に比べて +60.0%( +6件/㎡)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 18.3年(昨年 26.3年から -30.3 %減)。平均専有面積は 43.1 ㎡ (昨年 60.5 ㎡から -28.7 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2021年 26.3 年 → 2022年 18.3 年、-30.3 %と大きく減少)
  • 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 8.2 分 → 2022年 5.1 分、-37.5 %と大きく減少)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 30.0 % → 2022年 50.0 %)

氷川台駅65.0 万/㎡(昨年同期比 -28.5 %)

氷川台駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は65.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて -28.5%( -26.0万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2021年)に比べて -71.4%( -5件/㎡)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 18.5年(昨年 11.7年から +58.9 %増)。平均専有面積は 70.0 ㎡ (昨年 38.6 ㎡から +81.5 %増)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2021年 11.7 年 → 2022年 18.5 年、+58.9 %と大きく増加)

要町駅110.2 万/㎡(昨年同期比 -24.8 %)

要町駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は110万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて -24.8%( -36.4万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 14 件(1年前(2021年)に比べて -26.3%( -5件/㎡)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 16.6年(昨年 23.0年から -27.9 %減)。平均専有面積は 30.7 ㎡ (昨年 35.8 ㎡から -14.2 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2021年 23.0 年 → 2022年 16.6 年、-27.9 %と大きく減少)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 57.9 % → 2022年 35.7 %)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2021年 31.6 % → 2022年 35.7 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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