中古マンション相場の概況
2021年10月〜12月期の東京メトロ日比谷線 (北千住駅~中目黒駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は112万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +6.3%( +6.6万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 195 件(1年前(2020年)に比べて -22.3%( -56件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 20.8年(昨年 17.8年から +16.8 %増)。平均専有面積は 42.0 ㎡ (昨年 43.2 ㎡から -2.9 %減)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が増加。
値上がりした駅数は 12 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。北千住駅、仲御徒町駅、茅場町駅、築地駅、広尾駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは広尾駅で昨年に比べ +72.6 %、単価は 237 万円/㎡となった。
上位 2 駅(広尾駅、仲御徒町駅)は +50.3 %(単価 +62.3 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(東銀座駅、六本木駅)は -23.6 %(単価 -41.4 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2020年 33.1 % → 2021年 37.9 %)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が僅かに増加(全取引物件に占める割合が 2020年 14.7 % → 2021年 14.9 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2020年 17.8 年 → 2021年 20.8 年、+16.8 %と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 24.9 % → 2021年 30.8 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 7.3 % → 2021年 10.8 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった広尾駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は237万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +72.6%( +99.7万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(1年前(2020年)に比べて -56.2%( -9件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった南千住駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は70.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +0.5%( +0.4万円/㎡)と僅かに上昇しています。売買数は 25 件(1年前(2020年)に比べて -19.4%( -6件/㎡)と不調に推移しています。)。
東京メトロ日比谷線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
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北千住駅 | 87.0万/㎡ (17.2年/38.2㎡) | 72.1万/㎡ (17.1年/41.0㎡) | 79.4万/㎡ (11.8年/48.1㎡) |
南千住駅 | 70.2万/㎡ (23.2年/52.6㎡) | 69.8万/㎡ (15.4年/48.5㎡) | 57.9万/㎡ (18.5年/71.1㎡) |
三ノ輪駅 | 82.5万/㎡ (15.6年/41.3㎡) | 81.3万/㎡ (15.7年/39.5㎡) | 75.6万/㎡ (15.7年/40.5㎡) |
入谷駅 | 86.1万/㎡ (19.2年/41.7㎡) | 90.5万/㎡ (11.6年/38.0㎡) | 79.8万/㎡ (22.0年/42.4㎡) |
上野駅 | 112万/㎡ (11.5年/36.7㎡) | 101万/㎡ (14.8年/30.0㎡) | 94.7万/㎡ (17.8年/35.0㎡) |
仲御徒町駅 | 114万/㎡ (14.5年/38.8㎡) | 88.8万/㎡ (22.8年/36.7㎡) | 77.1万/㎡ (23.4年/35.0㎡) |
秋葉原駅 | 96.7万/㎡ (29.3年/40.0㎡) | 104万/㎡ (14.1年/38.3㎡) | 114万/㎡ (12.0年/41.2㎡) |
小伝馬町駅 | 131万/㎡ (15.9年/33.3㎡) | 118万/㎡ (10.5年/38.3㎡) | 110万/㎡ (14.3年/34.3㎡) |
人形町駅 | 104万/㎡ (26.1年/31.7㎡) | 121万/㎡ (17.6年/33.4㎡) | 116万/㎡ (14.1年/46.3㎡) |
茅場町駅 | 110万/㎡ (24.0年/27.2㎡) | 89.3万/㎡ (29.0年/27.5㎡) | 97.2万/㎡ (23.2年/44.3㎡) |
八丁堀駅 | 111万/㎡ (20.3年/39.6㎡) | 108万/㎡ (18.1年/33.0㎡) | 92.6万/㎡ (21.2年/40.6㎡) |
築地駅 | 121万/㎡ (14.3年/38.8㎡) | 96.8万/㎡ (26.5年/34.3㎡) | 80.5万/㎡ (30.6年/36.0㎡) |
東銀座駅 | 114万/㎡ (27.5年/32.9㎡) | 153万/㎡ (15.2年/22.0㎡) | 107万/㎡ (24.3年/30.0㎡) |
銀座駅 | - | - | - |
日比谷駅 | 125万/㎡ (3.8年/40.0㎡) | - | - |
虎ノ門ヒルズ駅 | - | - | - |
神谷町駅 | 145万/㎡ (25.1年/51.7㎡) | 148万/㎡ (8.8年/40.0㎡) | 98.0万/㎡ (23.8年/25.0㎡) |
六本木駅 | 159万/㎡ (26.8年/48.0㎡) | 202万/㎡ (9.4年/72.5㎡) | 170万/㎡ (17.7年/52.9㎡) |
広尾駅 | 237万/㎡ (23.2年/75.0㎡) | 137万/㎡ (17.6年/52.8㎡) | 136万/㎡ (19.3年/47.7㎡) |
恵比寿駅 | 143万/㎡ (23.8年/33.8㎡) | 133万/㎡ (28.9年/51.5㎡) | 125万/㎡ (25.4年/41.5㎡) |
中目黒駅 | 145万/㎡ (25.6年/44.6㎡) | 128万/㎡ (22.0年/73.1㎡) | 79.0万/㎡ (40.0年/42.0㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
広尾駅 237.1 万/㎡(昨年同期比 +72.6 %)
広尾駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は237万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +72.6%( +99.7万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(1年前(2020年)に比べて -56.2%( -9件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 23.2年(昨年 17.6年から +31.6 %増)。平均専有面積は 75.0 ㎡ (昨年 52.8 ㎡から +42.0 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 10.1 分 → 2021年 5.4 分、-46.4 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 6.2 % → 2021年 28.6 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 6.2 % → 2021年 14.3 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 17.6 年 → 2021年 23.2 年、+31.6 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2020年 40.0 % → 2021年 42.9 %)
仲御徒町駅 113.8 万/㎡(昨年同期比 +28.0 %)
仲御徒町駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は114万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +28.0%( +24.9万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2020年)に比べて +33.3%( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 14.5年(昨年 22.8年から -36.3 %減)。平均専有面積は 38.8 ㎡ (昨年 36.7 ㎡から +5.7 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 22.8 年 → 2021年 14.5 年、-36.3 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 33.3 % → 2021年 75.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 2.3 分 → 2021年 4.8 分、+103.6 %と大きく増加)
東銀座駅 113.6 万/㎡(昨年同期比 -25.7 %)
東銀座駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は114万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -25.7%( -39.3万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(1年前(2020年)に比べて +40.0%( +2件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 27.5年(昨年 15.2年から +81.3 %増)。平均専有面積は 32.9 ㎡ (昨年 22.0 ㎡から +49.4 %増)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 20.0 % → 2021年 28.6 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 15.2 年 → 2021年 27.5 年、+81.3 %と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2020年 60.0 % → 2021年 57.1 %)
六本木駅 158.9 万/㎡(昨年同期比 -21.5 %)
六本木駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は159万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -21.5%( -43.5万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 10 件(1年前(2020年)に比べて +25.0%( +2件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 26.8年(昨年 9.4年から +184.0 %増)。平均専有面積は 48.0 ㎡ (昨年 72.5 ㎡から -33.8 %減)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 12.5 % → 2021年 20.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 9.4 年 → 2021年 26.8 年、+184.0 %と大きく増加)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 16.7 % → 2021年 10.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示