東京メトロ日比谷線 価格相場レポート

中古マンション相場の概況

2019年4月〜6月期の東京メトロ日比谷線 (北千住駅中目黒駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は107万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて +10.3%( +10.0万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 207 件(1年前(2018年)に比べて +13.1%( +24件/㎡)と好調に推移しています。)。

平均築年数は 16.8年(昨年 16.5年から +1.7 %増)。平均専有面積は 46.8 ㎡ (昨年 43.9 ㎡から +6.7 %増)。

近年の取引物件の特徴は、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 10 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。北千住駅東銀座駅六本木駅広尾駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは六本木駅で昨年に比べ +64.0 %、単価は 202 万円/㎡となった。

上位 2 駅(六本木駅広尾駅)は +62.4 %(単価 +72.8 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(秋葉原駅上野駅)は -17.8 %(単価 -20.4 万円/㎡)の下落。

価格上昇要因

  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 1.6 % → 2019年 6.9 %)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 29.0 % → 2019年 37.7 %)

価格下落要因

  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 4.4 % → 2019年 7.9 %)
  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 19.1 % → 2019年 15.0 %)

駅ごとの中古マンション相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった六本木駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は202万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて +64.0%( +78.9万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 13 件(1年前(2018年)に比べて +62.5%( +5件/㎡)と大幅に増加しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった南千住駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は59.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて +2.5%( +1.5万円/㎡)と僅かに上昇しています。売買数は 20 件(1年前(2018年)に比べて +122.2%( +11件/㎡)と大幅に増加しています。)。

東京メトロ日比谷線(沿線・駅ごとの中古マンションについて)
東京メトロ日比谷線現状(2019)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
北千住駅93.1万/㎡
(10.1年/52.8㎡)
62.9万/㎡
(16.2年/47.8㎡)
45.0万/㎡
(20.9年/55.8㎡)
南千住駅59.8万/㎡
(17.5年/69.0㎡)
58.4万/㎡
(17.3年/52.8㎡)
54.9万/㎡
(15.6年/68.1㎡)
三ノ輪駅77.5万/㎡
(13.0年/41.3㎡)
77.8万/㎡
(14.9年/40.0㎡)
79.8万/㎡
(11.5年/46.0㎡)
入谷駅81.4万/㎡
(17.9年/40.0㎡)
74.5万/㎡
(18.9年/36.4㎡)
78.2万/㎡
(15.3年/38.2㎡)
上野駅96.0万/㎡
(18.5年/41.0㎡)
115万/㎡
(13.3年/28.3㎡)
82.8万/㎡
(18.5年/36.0㎡)
仲御徒町駅-90.3万/㎡
(12.6年/31.7㎡)
83.0万/㎡
(7.3年/36.7㎡)
秋葉原駅92.7万/㎡
(14.7年/39.0㎡)
115万/㎡
(11.7年/47.1㎡)
101万/㎡
(14.1年/35.0㎡)
小伝馬町駅110万/㎡
(10.9年/35.0㎡)
109万/㎡
(12.1年/38.3㎡)
113万/㎡
(12.0年/33.8㎡)
人形町駅131万/㎡
(13.7年/59.4㎡)
110万/㎡
(21.3年/30.0㎡)
85.8万/㎡
(17.1年/37.1㎡)
茅場町駅102万/㎡
(21.0年/30.6㎡)
114万/㎡
(18.7年/25.0㎡)
101万/㎡
(18.6年/26.2㎡)
八丁堀駅114万/㎡
(13.0年/40.0㎡)
101万/㎡
(11.4年/42.8㎡)
92.5万/㎡
(14.0年/33.5㎡)
築地駅100万/㎡
(21.9年/42.0㎡)
111万/㎡
(8.5年/55.0㎡)
81.3万/㎡
(25.3年/31.1㎡)
東銀座駅121万/㎡
(24.3年/27.9㎡)
97.4万/㎡
(28.3年/35.0㎡)
130万/㎡
(12.3年/20.0㎡)
銀座駅---
日比谷駅--109万/㎡
(10.8年/57.5㎡)
虎ノ門ヒルズ駅---
神谷町駅171万/㎡
(5.3年/35.0㎡)
-173万/㎡
(3.3年/75.0㎡)
六本木駅202万/㎡
(15.0年/71.5㎡)
123万/㎡
(18.3年/36.9㎡)
132万/㎡
(22.8年/40.4㎡)
広尾駅177万/㎡
(9.1年/79.0㎡)
110万/㎡
(15.4年/51.1㎡)
160万/㎡
(11.3年/82.1㎡)
恵比寿駅129万/㎡
(23.6年/39.5㎡)
131万/㎡
(23.3年/44.3㎡)
123万/㎡
(24.8年/39.4㎡)
中目黒駅128万/㎡
(24.9年/49.6㎡)
114万/㎡
(20.6年/66.1㎡)
88.7万/㎡
(31.9年/46.1㎡)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。

価格変動が大きかった駅について

六本木駅202.0 万/㎡(昨年同期比 +64.0 %)

六本木駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は202万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて +64.0%( +78.9万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 13 件(1年前(2018年)に比べて +62.5%( +5件/㎡)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 15.0年(昨年 18.3年から -17.9 %減)。平均専有面積は 71.5 ㎡ (昨年 36.9 ㎡から +94.0 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が減少(2018年 18.3 年 → 2019年 15.0 年、-17.9 %と減少)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 12.5 % → 2019年 23.1 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 5.4 分 → 2019年 7.4 分、+37.4 %と大きく増加)
  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 37.5 % → 2019年 7.7 %)

広尾駅176.5 万/㎡(昨年同期比 +60.7 %)

広尾駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は177万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて +60.7%( +66.7万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2018年)に比べて -44.4%( -4件/㎡)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 9.1年(昨年 15.4年から -41.1 %減)。平均専有面積は 79.0 ㎡ (昨年 51.1 ㎡から +54.6 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2018年 15.4 年 → 2019年 9.1 年、-41.1 %と大きく減少)

秋葉原駅92.7 万/㎡(昨年同期比 -19.3 %)

秋葉原駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は92.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて -19.3%( -22.2万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 5 件(1年前(2018年)に比べて -28.6%( -2件/㎡)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 14.7年(昨年 11.7年から +25.4 %増)。平均専有面積は 39.0 ㎡ (昨年 47.1 ㎡から -17.3 %減)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2018年 11.7 年 → 2019年 14.7 年、+25.4 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 3.9 分 → 2019年 7.4 分、+91.9 %と大きく増加)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 71.4 % → 2019年 40.0 %)

上野駅96.0 万/㎡(昨年同期比 -16.2 %)

上野駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は96.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて -16.2%( -18.6万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 5 件(1年前(2018年)に比べて +66.7%( +2件/㎡)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 18.5年(昨年 13.3年から +39.2 %増)。平均専有面積は 41.0 ㎡ (昨年 28.3 ㎡から +44.7 %増)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2018年 13.3 年 → 2019年 18.5 年、+39.2 %と大きく増加)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 33.3 % → 2019年 20.0 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

ウチノカチの安心・安全への取り組み

国土交通省 ウチノカチは、国土交通省 土地鑑定委員会の取引情報提供制度により収集された最新の不動産取引データに基づく相場情報を提供します。
個人情報保護に留意 ウチノカチは、誰もが安心して不動産取引を行えるように、個人情報保護に留意しながら品質の高い不動産価格情報の提供に取り組みます。
情報の信頼性 ウチノカチは、情報の信頼性を高め、ユーザのみなさまに安心して土地相場をお調べいただけるよう、様々な取組みを行なっています。

メディアへの掲載について

『ウチノカチ』は、全国の様々なエリア、駅周辺の不動産相場をお調べいただける『不動産の価格相場』に関する国内最大規模の無料のウェブサービスです。 ウチノカチにおける不動産価格情報は、国土交通省の最新の土地総合情報システムのデータに基づき算定しています。

本ウェブサービスは、不動産の売買、賃貸だけでなく、相続、譲渡などの際に不動産相場を身近に感じて頂き、広く活用いただくことを目的としています。 弊社では、新聞、雑誌、ウェブメディア等の様々なメディアの各種記事において活用できる各種不動産情報の提供を積極的に行っております。 提供可能な不動産情報の内容、提供条件等についてはお気軽に『お問い合わせフォーム』からお問い合わせください。

運営会社

運営会社 ウチノカチ
ウチノカチ 全国25万地点、2万以上の沿線・駅周辺のマンション、住宅、土地および賃貸物件の価格相場・価格推移、家賃相場・家賃推移を提供する不動産メディア
トチノカチ 国土交通省の地価公示に基づき、全国1万のエリア・駅周辺の公示地価、路線価(相続税評価額)、固定資産税評価額を提供する不動産メディア
所在地 東京都千代田区九段南1-5-6
電話番号 050-5899-8351
(※お問い合わせフォームからお問い合わせください)
サービス開始 2014年11月
ミッション 過去のマンション、土地、住宅の取引情報に基づき、日本中あらゆる地点の不動産価値を見える化し、ユーザーへ適切に提供すること