東京メトロ千代田線 価格相場レポート

中古マンション相場の概況

2022年1月〜12月期の東京メトロ千代田線 (北綾瀬駅代々木上原駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は107万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +3.0%( +3.1万円/㎡)と小幅に上昇しています。売買数は 517 件(1年前(2021年)に比べて -6.2%( -34件/㎡)と弱含みに推移しています。)。

平均築年数は 22.3年(昨年 22.3年から -0.2 %減)。平均専有面積は 46.0 ㎡ (昨年 46.6 ㎡から -1.3 %減)。

近年の取引物件の特徴は、築 10 年以内の新しい物件数が大きく増加、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が増加。

値上がりした駅数は 12 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。全体的に上昇基調。赤坂駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは赤坂駅で昨年に比べ +20.7 %、単価は 184 万円/㎡となった。

上位 2 駅(赤坂駅代々木上原駅)は +18.8 %(単価 +27.1 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(明治神宮前駅大手町駅)は -19.8 %(単価 -41.3 万円/㎡)の下落。

価格上昇要因

  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 14.8 % → 2022年 11.1 %)
  • 築 6 年未満の築浅物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2021年 7.2 % → 2022年 7.9 %)

価格下落要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2021年 38.4 % → 2022年 41.4 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 9.8 % → 2022年 2.4 %)

駅ごとの中古マンション相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった新御茶ノ水駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は184万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +10.6%( +17.7万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 6 件(1年前(2021年)に比べて +50.0%( +2件/㎡)と大幅に増加しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった北綾瀬駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は49.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +1.4%( +0.7万円/㎡)と僅かに上昇しています。売買数は 86 件(1年前(2021年)に比べて +34.4%( +22件/㎡)と大幅に増加しています。)。

東京メトロ千代田線(沿線・駅ごとの中古マンションについて)
東京メトロ千代田線現状(2022)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
北綾瀬駅49.0万/㎡
(27.9年/47.9㎡)
48.3万/㎡
(27.8年/46.6㎡)
42.9万/㎡
(27.6年/47.9㎡)
綾瀬駅69.3万/㎡
(20.6年/42.9㎡)
62.4万/㎡
(19.3年/45.2㎡)
57.4万/㎡
(19.7年/51.8㎡)
北千住駅84.9万/㎡
(16.8年/37.5㎡)
87.9万/㎡
(14.6年/44.0㎡)
80.4万/㎡
(13.7年/46.0㎡)
町屋駅63.8万/㎡
(26.5年/53.6㎡)
57.3万/㎡
(27.2年/54.7㎡)
57.2万/㎡
(23.9年/56.0㎡)
西日暮里駅93.3万/㎡
(19.3年/40.2㎡)
92.4万/㎡
(18.0年/36.8㎡)
94.7万/㎡
(16.6年/40.2㎡)
千駄木駅108万/㎡
(24.5年/37.5㎡)
94.6万/㎡
(25.4年/36.7㎡)
89.8万/㎡
(23.2年/44.4㎡)
根津駅116万/㎡
(23.0年/48.2㎡)
103万/㎡
(29.7年/45.3㎡)
97.6万/㎡
(26.6年/42.2㎡)
湯島駅128万/㎡
(16.6年/38.0㎡)
125万/㎡
(17.6年/47.0㎡)
117万/㎡
(16.7年/35.0㎡)
新御茶ノ水駅184万/㎡
(25.4年/48.3㎡)
167万/㎡
(17.1年/43.8㎡)
145万/㎡
(26.9年/30.0㎡)
大手町駅141万/㎡
(9.6年/35.0㎡)
153万/㎡
(7.4年/46.7㎡)
95.0万/㎡
(13.8年/20.0㎡)
日比谷駅-125万/㎡
(3.8年/40.0㎡)
-
赤坂駅184万/㎡
(21.2年/50.2㎡)
152万/㎡
(27.0年/42.1㎡)
127万/㎡
(29.6年/32.4㎡)
乃木坂駅147万/㎡
(26.7年/47.9㎡)
150万/㎡
(27.8年/45.3㎡)
176万/㎡
(24.2年/47.0㎡)
表参道駅168万/㎡
(26.3年/56.1㎡)
168万/㎡
(23.2年/63.9㎡)
144万/㎡
(17.4年/51.4㎡)
明治神宮前駅152万/㎡
(25.3年/55.0㎡)
222万/㎡
(2.5年/40.0㎡)
109万/㎡
(34.7年/58.0㎡)
代々木公園駅149万/㎡
(18.8年/56.8㎡)
128万/㎡
(19.5年/48.1㎡)
140万/㎡
(13.9年/40.3㎡)
代々木上原駅157万/㎡
(17.2年/52.1㎡)
135万/㎡
(18.3年/57.6㎡)
119万/㎡
(19.9年/65.7㎡)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。

価格変動が大きかった駅について

赤坂駅183.5 万/㎡(昨年同期比 +20.7 %)

赤坂駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は184万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +20.7%( +31.5万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 53 件(1年前(2021年)に比べて +47.2%( +17件/㎡)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 21.2年(昨年 27.0年から -21.3 %減)。平均専有面積は 50.2 ㎡ (昨年 42.1 ㎡から +19.3 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2021年 27.0 年 → 2022年 21.2 年、-21.3 %と大きく減少)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 41.7 % → 2022年 9.4 %)
  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 13.9 % → 2022年 17.0 %)

価格下落要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 8.3 % → 2022年 28.3 %)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2021年 47.2 % → 2022年 47.2 %)

代々木上原駅157.3 万/㎡(昨年同期比 +16.9 %)

代々木上原駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は157万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +16.9%( +22.7万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 14 件(1年前(2021年)に比べて -26.3%( -5件/㎡)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 17.2年(昨年 18.3年から -5.5 %減)。平均専有面積は 52.1 ㎡ (昨年 57.6 ㎡から -9.5 %減)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 8.5 分 → 2022年 6.1 分、-28.8 %と大きく減少)
  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 5.3 % → 2022年 21.4 %)
  • 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 5.6 % → 2022年 21.4 %)

明治神宮前駅151.8 万/㎡(昨年同期比 -31.8 %)

明治神宮前駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は152万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて -31.8%( -70.7万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2021年)に比べて +100.0%( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 25.3年(昨年 2.5年から +908.0 %増)。平均専有面積は 55.0 ㎡ (昨年 40.0 ㎡から +37.5 %増)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 8.0 分 → 2022年 5.0 分、-37.5 %と大きく減少)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2021年 2.5 年 → 2022年 25.3 年、+908.0 %と大きく増加)

大手町駅141.0 万/㎡(昨年同期比 -7.8 %)

大手町駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は141万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて -7.8%( -11.9万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 4 件(1年前(2021年)に比べて -33.3%( -2件/㎡)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 9.6年(昨年 7.4年から +29.5 %増)。平均専有面積は 35.0 ㎡ (昨年 46.7 ㎡から -25.0 %減)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2021年 7.4 年 → 2022年 9.6 年、+29.5 %と大きく増加)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2021年 83.3 % → 2022年 75.0 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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