東京メトロ千代田線 価格相場レポート

中古マンション相場の概況

2020年7月〜9月期の東京メトロ千代田線 (北綾瀬駅代々木上原駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は91.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて -8.2%( -8.1万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 119 件(1年前(2019年)に比べて +0.8%( +1件/㎡)と僅かに増加しています。)。

平均築年数は 21.7年(昨年 20.3年から +6.7 %増)。平均専有面積は 47.8 ㎡ (昨年 53.6 ㎡から -10.7 %減)。

近年の取引物件の特徴は、築 10 年以内の新しい物件数が大きく増加、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 9 駅。ほとんどの駅において下落した。北綾瀬駅綾瀬駅は、昨年から 10 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは北綾瀬駅で昨年に比べ +17.2 %、単価は 41.8 万円/㎡となった。

上位 2 駅(北綾瀬駅綾瀬駅)は +16.1 %(単価 +7.0 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(乃木坂駅代々木上原駅)は -34.5 %(単価 -52.0 万円/㎡)の下落。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2019年 37.6 % → 2020年 33.3 %)
  • 築 6 年未満の築浅物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2019年 6.0 % → 2020年 6.8 %)

価格下落要因

  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 8.5 % → 2020年 15.4 %)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 33.9 % → 2020年 26.1 %)

駅ごとの中古マンション相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった表参道駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は154万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて +0.9%( +1.3万円/㎡)と僅かに上昇しています。売買数は 11 件(1年前(2019年)に比べて +37.5%( +3件/㎡)と大幅に増加しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった北綾瀬駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は41.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて +17.2%( +6.1万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 18 件(1年前(2019年)に比べて +28.6%( +4件/㎡)と大幅に増加しています。)。

東京メトロ千代田線(沿線・駅ごとの中古マンションについて)
東京メトロ千代田線現状(2020)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
北綾瀬駅41.8万/㎡
(25.3年/51.1㎡)
35.6万/㎡
(27.3年/54.6㎡)
41.3万/㎡
(22.2年/43.9㎡)
綾瀬駅59.8万/㎡
(17.9年/60.0㎡)
52.0万/㎡
(24.8年/53.6㎡)
43.9万/㎡
(20.3年/55.0㎡)
北千住駅71.1万/㎡
(16.6年/50.3㎡)
74.0万/㎡
(17.0年/49.7㎡)
57.3万/㎡
(15.9年/54.5㎡)
町屋駅54.1万/㎡
(31.3年/58.3㎡)
55.2万/㎡
(22.1年/53.8㎡)
64.5万/㎡
(15.9年/54.5㎡)
西日暮里駅94.2万/㎡
(15.3年/31.2㎡)
97.0万/㎡
(11.5年/43.8㎡)
80.2万/㎡
(14.3年/32.0㎡)
千駄木駅86.1万/㎡
(18.1年/47.1㎡)
88.3万/㎡
(23.7年/72.5㎡)
92.8万/㎡
(22.5年/30.5㎡)
根津駅101万/㎡
(25.7年/35.0㎡)
113万/㎡
(29.1年/49.4㎡)
85.5万/㎡
(17.7年/48.0㎡)
湯島駅123万/㎡
(13.0年/31.2㎡)
121万/㎡
(20.9年/35.6㎡)
105万/㎡
(16.4年/31.4㎡)
新御茶ノ水駅83.3万/㎡
(39.5年/15.0㎡)
--
大手町駅-164万/㎡
(0.5年/50.0㎡)
135万/㎡
(15.5年/20.0㎡)
日比谷駅---
赤坂駅143万/㎡
(23.9年/37.1㎡)
158万/㎡
(16.9年/53.6㎡)
140万/㎡
(22.2年/41.7㎡)
乃木坂駅92.7万/㎡
(35.3年/35.0㎡)
160万/㎡
(22.5年/48.0㎡)
92.4万/㎡
(37.2年/47.5㎡)
表参道駅154万/㎡
(13.9年/49.1㎡)
153万/㎡
(18.6年/70.0㎡)
131万/㎡
(19.4年/53.0㎡)
明治神宮前駅-112万/㎡
(22.5年/50.0㎡)
-
代々木公園駅134万/㎡
(16.8年/66.2㎡)
168万/㎡
(6.6年/35.0㎡)
116万/㎡
(13.9年/37.0㎡)
代々木上原駅100万/㎡
(21.7年/83.0㎡)
137万/㎡
(14.5年/73.8㎡)
147万/㎡
(13.9年/42.5㎡)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。

価格変動が大きかった駅について

北綾瀬駅41.8 万/㎡(昨年同期比 +17.2 %)

北綾瀬駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は41.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて +17.2%( +6.1万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 18 件(1年前(2019年)に比べて +28.6%( +4件/㎡)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 25.3年(昨年 27.3年から -7.3 %減)。平均専有面積は 51.1 ㎡ (昨年 54.6 ㎡から -6.5 %減)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が減少(2019年 10.1 分 → 2020年 8.6 分、-15.1 %と減少)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 69.2 % → 2020年 47.1 %)

価格下落要因

  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 7.7 % → 2020年 17.6 %)

綾瀬駅59.8 万/㎡(昨年同期比 +15.0 %)

綾瀬駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は59.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて +15.0%( +7.8万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 6 件(1年前(2019年)に比べて -45.5%( -5件/㎡)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 17.9年(昨年 24.8年から -28.0 %減)。平均専有面積は 60.0 ㎡ (昨年 53.6 ㎡から +11.9 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2019年 24.8 年 → 2020年 17.9 年、-28.0 %と大きく減少)
  • 駅からの平均距離が減少(2019年 7.5 分 → 2020年 6.3 分、-15.0 %と減少)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 72.7 % → 2020年 33.3 %)

乃木坂駅92.7 万/㎡(昨年同期比 -41.9 %)

乃木坂駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は92.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて -41.9%( -66.9万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2019年)に比べて -20.0%( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 35.3年(昨年 22.5年から +56.7 %増)。平均専有面積は 35.0 ㎡ (昨年 48.0 ㎡から -27.1 %減)。

価格上昇要因

  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 60.0 % → 2020年 75.0 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2019年 22.5 年 → 2020年 35.3 年、+56.7 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 1.8 分 → 2020年 3.2 分、+80.6 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 20.0 % → 2020年 75.0 %)

代々木上原駅100.1 万/㎡(昨年同期比 -27.1 %)

代々木上原駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は100万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて -27.1%( -37.2万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(1年前(2019年)に比べて +25.0%( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 21.7年(昨年 14.5年から +49.7 %増)。平均専有面積は 83.0 ㎡ (昨年 73.8 ㎡から +12.5 %増)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が減少(2019年 7.5 分 → 2020年 6.2 分、-17.3 %と減少)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2019年 14.5 年 → 2020年 21.7 年、+49.7 %と大きく増加)
  • 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 50.0 % → 2020年 20.0 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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