東京メトロ丸ノ内線 価格相場レポート

中古マンション相場の概況

2021年10月〜12月期の東京メトロ丸ノ内線 (池袋駅荻窪駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は114万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +4.4%( +4.8万円/㎡)と小幅に上昇しています。売買数は 185 件(1年前(2020年)に比べて -18.5%( -42件/㎡)と不調に推移しています。)。

平均築年数は 22.2年(昨年 21.3年から +4.1 %増)。平均専有面積は 36.9 ㎡ (昨年 38.3 ㎡から -3.8 %減)。

近年の取引物件の特徴は、築 40 年以内の比較的古い物件数が増加、築 20 年以内の比較的新しい物件数が減少。

値上がりした駅数は 13 駅に対して、値下がりした駅数は 8 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。淡路町駅大手町駅赤坂見附駅四谷三丁目駅新宿御苑前駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは大手町駅で昨年に比べ +67.9 %、単価は 160 万円/㎡となった。

上位 2 駅(大手町駅新宿御苑前駅)は +48.2 %(単価 +48.9 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(新宿三丁目駅四ツ谷駅)は -20.5 %(単価 -28.0 万円/㎡)の下落。

価格上昇要因

  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 2.3 % → 2021年 3.8 %)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2020年 31.3 % → 2021年 33.5 %)

価格下落要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2020年 28.9 % → 2021年 33.7 %)
  • 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 7.8 % → 2021年 5.4 %)

駅ごとの中古マンション相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった赤坂見附駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は202万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +28.0%( +44.3万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(前年比変わらず)。

鉄道路線中、最低値の駅となった新宿三丁目駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は74.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -24.6%( -24.5万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(1年前(2020年)に比べて +25.0%( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。

東京メトロ丸ノ内線(沿線・駅ごとの中古マンションについて)
東京メトロ丸ノ内線現状(2021)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
池袋駅105万/㎡
(22.5年/30.2㎡)
111万/㎡
(14.9年/27.8㎡)
101万/㎡
(16.7年/30.2㎡)
新大塚駅96.7万/㎡
(27.8年/31.7㎡)
95.2万/㎡
(21.9年/46.2㎡)
87.3万/㎡
(28.8年/58.8㎡)
茗荷谷駅122万/㎡
(16.8年/42.8㎡)
116万/㎡
(17.6年/33.2㎡)
106万/㎡
(17.8年/46.8㎡)
後楽園駅122万/㎡
(18.9年/39.3㎡)
113万/㎡
(15.6年/30.6㎡)
114万/㎡
(14.4年/43.0㎡)
本郷三丁目駅125万/㎡
(18.6年/40.0㎡)
125万/㎡
(17.7年/33.3㎡)
112万/㎡
(16.9年/39.7㎡)
御茶ノ水駅112万/㎡
(23.0年/30.0㎡)
125万/㎡
(20.2年/30.0㎡)
115万/㎡
(19.8年/31.0㎡)
淡路町駅151万/㎡
(10.8年/26.2㎡)
123万/㎡
(10.0年/28.8㎡)
129万/㎡
(16.8年/35.0㎡)
大手町駅160万/㎡
(9.3年/30.0㎡)
95.0万/㎡
(13.8年/20.0㎡)
-
東京駅---
銀座駅---
赤坂見附駅202万/㎡
(13.8年/66.2㎡)
158万/㎡
(13.8年/67.5㎡)
146万/㎡
(12.8年/61.2㎡)
四ツ谷駅160万/㎡
(17.0年/52.5㎡)
191万/㎡
(3.4年/82.1㎡)
151万/㎡
(7.5年/42.5㎡)
四谷三丁目駅154万/㎡
(12.2年/53.9㎡)
128万/㎡
(20.4年/53.3㎡)
120万/㎡
(14.4年/36.7㎡)
新宿御苑前駅150万/㎡
(20.1年/40.0㎡)
117万/㎡
(27.5年/43.8㎡)
134万/㎡
(8.4年/50.0㎡)
新宿三丁目駅74.9万/㎡
(40.0年/38.0㎡)
99.3万/㎡
(28.3年/27.5㎡)
92.2万/㎡
(33.1年/23.6㎡)
新宿駅89.5万/㎡
(36.2年/23.1㎡)
101万/㎡
(36.8年/35.0㎡)
91.7万/㎡
(40.9年/24.2㎡)
西新宿駅116万/㎡
(23.8年/36.5㎡)
106万/㎡
(25.3年/38.8㎡)
121万/㎡
(16.4年/31.7㎡)
中野坂上駅108万/㎡
(18.9年/38.2㎡)
97.4万/㎡
(25.6年/37.9㎡)
77.4万/㎡
(29.7年/39.3㎡)
新中野駅82.8万/㎡
(30.0年/33.8㎡)
91.5万/㎡
(22.3年/31.5㎡)
85.6万/㎡
(25.1年/25.8㎡)
東高円寺駅87.9万/㎡
(26.0年/33.5㎡)
91.8万/㎡
(26.6年/33.6㎡)
83.9万/㎡
(20.5年/30.0㎡)
新高円寺駅82.4万/㎡
(26.1年/16.7㎡)
69.4万/㎡
(35.3年/37.9㎡)
92.0万/㎡
(21.4年/26.7㎡)
南阿佐ケ谷駅97.7万/㎡
(30.2年/56.0㎡)
102万/㎡
(17.8年/41.7㎡)
106万/㎡
(9.5年/57.5㎡)
荻窪駅102万/㎡
(20.0年/37.4㎡)
89.0万/㎡
(22.0年/40.2㎡)
83.8万/㎡
(24.2年/38.4㎡)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。

価格変動が大きかった駅について

大手町駅159.5 万/㎡(昨年同期比 +67.9 %)

大手町駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は160万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +67.9%( +64.5万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2020年)に比べて +200.0%( +2件/㎡)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 9.3年(昨年 13.8年から -32.7 %減)。平均専有面積は 30.0 ㎡ (昨年 20.0 ㎡から +50.0 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2020年 13.8 年 → 2021年 9.3 年、-32.7 %と大きく減少)

価格下落要因

  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 % → 2021年 66.7 %)

新宿御苑前駅150.2 万/㎡(昨年同期比 +28.6 %)

新宿御苑前駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は150万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +28.6%( +33.4万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 9 件(1年前(2020年)に比べて -47.1%( -8件/㎡)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 20.1年(昨年 27.5年から -27.0 %減)。平均専有面積は 40.0 ㎡ (昨年 43.8 ㎡から -8.7 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2020年 27.5 年 → 2021年 20.1 年、-27.0 %と大きく減少)
  • 駅からの平均距離が減少(2020年 5.5 分 → 2021年 4.6 分、-16.7 %と減少)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 41.2 % → 2021年 55.6 %)

価格下落要因

  • 築 6 年未満の築浅物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 12.5 % → 2021年 11.1 %)

新宿三丁目駅74.9 万/㎡(昨年同期比 -24.6 %)

新宿三丁目駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は74.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -24.6%( -24.5万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(1年前(2020年)に比べて +25.0%( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 40.0年(昨年 28.3年から +41.4 %増)。平均専有面積は 38.0 ㎡ (昨年 27.5 ㎡から +38.2 %増)。

価格上昇要因

  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2020年 75.0 % → 2021年 80.0 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2020年 28.3 年 → 2021年 40.0 年、+41.4 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 4.5 分 → 2021年 5.4 分、+20.0 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 25.0 % → 2021年 60.0 %)

四ツ谷駅159.9 万/㎡(昨年同期比 -16.4 %)

四ツ谷駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は160万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -16.4%( -31.5万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 4 件(1年前(2020年)に比べて -42.9%( -3件/㎡)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 17.0年(昨年 3.4年から +397.1 %増)。平均専有面積は 52.5 ㎡ (昨年 82.1 ㎡から -36.1 %減)。

価格上昇要因

  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 57.1 % → 2021年 75.0 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2020年 3.4 年 → 2021年 17.0 年、+397.1 %と大きく増加)
  • 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 66.7 % → 2021年 25.0 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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