東京メトロ丸ノ内線 価格相場レポート

中古マンション相場の概況

2020年7月〜9月期の東京メトロ丸ノ内線 (池袋駅荻窪駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は101万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて +2.5%( +2.4万円/㎡)と僅かに上昇しています。売買数は 172 件(1年前(2019年)に比べて -7.0%( -13件/㎡)と弱含みに推移しています。)。

平均築年数は 22.9年(昨年 21.5年から +6.1 %増)。平均専有面積は 41.7 ㎡ (昨年 35.0 ㎡から +19.1 %増)。

近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 9 駅に対して、値下がりした駅数は 10 駅。ほとんどの駅において下落した。池袋駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは池袋駅で昨年に比べ +30.8 %、単価は 112 万円/㎡となった。

上位 2 駅(池袋駅荻窪駅)は +21.5 %(単価 +18.1 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(新宿三丁目駅新中野駅)は -18.4 %(単価 -18.9 万円/㎡)の下落。

価格上昇要因

  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 1.6 % → 2020年 3.5 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2019年 29.7 % → 2020年 27.1 %)

価格下落要因

  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 10.3 % → 2020年 18.8 %)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2019年 36.2 % → 2020年 31.4 %)

駅ごとの中古マンション相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった四ツ谷駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は164万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて -0.1%( -0.2万円/㎡)と僅かに下落しています。売買数は 4 件(1年前(2019年)に比べて -20.0%( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった新高円寺駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は66.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて -5.7%( -4.0万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 10 件(1年前(2019年)に比べて +11.1%( +1件/㎡)と好調に推移しています。)。

東京メトロ丸ノ内線(沿線・駅ごとの中古マンションについて)
東京メトロ丸ノ内線現状(2020)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
池袋駅112万/㎡
(18.4年/38.3㎡)
85.6万/㎡
(22.6年/27.7㎡)
95.1万/㎡
(17.6年/34.3㎡)
新大塚駅83.4万/㎡
(26.4年/50.0㎡)
82.3万/㎡
(21.2年/33.5㎡)
102万/㎡
(14.0年/31.2㎡)
茗荷谷駅115万/㎡
(17.2年/45.0㎡)
138万/㎡
(9.2年/45.0㎡)
95.4万/㎡
(22.0年/50.5㎡)
後楽園駅106万/㎡
(18.6年/36.4㎡)
105万/㎡
(17.3年/36.7㎡)
92.1万/㎡
(14.9年/42.9㎡)
本郷三丁目駅94.8万/㎡
(28.2年/45.6㎡)
113万/㎡
(14.2年/30.5㎡)
114万/㎡
(14.4年/41.4㎡)
御茶ノ水駅112万/㎡
(14.0年/27.5㎡)
116万/㎡
(25.0年/40.0㎡)
105万/㎡
(32.5年/20.0㎡)
淡路町駅134万/㎡
(11.0年/40.0㎡)
144万/㎡
(4.0年/62.5㎡)
171万/㎡
(4.5年/51.7㎡)
大手町駅-164万/㎡
(0.5年/50.0㎡)
135万/㎡
(15.5年/20.0㎡)
東京駅---
銀座駅---
赤坂見附駅43.0万/㎡
(43.5年/20.0㎡)
--
四ツ谷駅164万/㎡
(15.8年/76.2㎡)
165万/㎡
(11.1年/49.0㎡)
177万/㎡
(7.2年/80.0㎡)
四谷三丁目駅130万/㎡
(11.3年/50.0㎡)
117万/㎡
(17.9年/42.7㎡)
112万/㎡
(15.7年/44.3㎡)
新宿御苑前駅116万/㎡
(21.1年/64.2㎡)
104万/㎡
(25.4年/25.8㎡)
100万/㎡
(28.9年/29.1㎡)
新宿三丁目駅85.5万/㎡
(29.0年/35.0㎡)
105万/㎡
(26.5年/20.0㎡)
115万/㎡
(13.5年/33.8㎡)
新宿駅92.1万/㎡
(40.4年/20.0㎡)
97.6万/㎡
(33.7年/20.7㎡)
95.3万/㎡
(33.2年/22.5㎡)
西新宿駅104万/㎡
(21.7年/45.0㎡)
98.5万/㎡
(20.7年/36.8㎡)
124万/㎡
(12.2年/50.0㎡)
中野坂上駅90.7万/㎡
(25.7年/35.5㎡)
89.4万/㎡
(24.3年/40.8㎡)
102万/㎡
(18.0年/36.5㎡)
新中野駅82.3万/㎡
(25.4年/36.4㎡)
101万/㎡
(16.3年/35.6㎡)
78.1万/㎡
(17.8年/38.8㎡)
東高円寺駅89.0万/㎡
(21.6年/37.7㎡)
93.0万/㎡
(20.2年/37.1㎡)
73.5万/㎡
(24.2年/31.1㎡)
新高円寺駅66.8万/㎡
(36.5年/36.0㎡)
70.8万/㎡
(31.4年/30.0㎡)
68.3万/㎡
(34.5年/40.0㎡)
南阿佐ケ谷駅97.5万/㎡
(24.5年/43.0㎡)
95.7万/㎡
(18.6年/49.4㎡)
91.0万/㎡
(16.9年/33.1㎡)
荻窪駅90.0万/㎡
(23.3年/33.6㎡)
80.3万/㎡
(25.6年/38.7㎡)
94.4万/㎡
(15.6年/33.8㎡)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。

価格変動が大きかった駅について

池袋駅112.0 万/㎡(昨年同期比 +30.8 %)

池袋駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は112万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて +30.8%( +26.4万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 15 件(1年前(2019年)に比べて -31.8%( -7件/㎡)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 18.4年(昨年 22.6年から -18.7 %減)。平均専有面積は 38.3 ㎡ (昨年 27.7 ㎡から +38.3 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が減少(2019年 22.6 年 → 2020年 18.4 年、-18.7 %と減少)
  • 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 4.5 % → 2020年 14.3 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 31.8 % → 2020年 14.3 %)

価格下落要因

  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 13.6 % → 2020年 6.7 %)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2019年 13.6 % → 2020年 14.3 %)

荻窪駅90.0 万/㎡(昨年同期比 +12.1 %)

荻窪駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は90.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて +12.1%( +9.7万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 18 件(1年前(2019年)に比べて -5.3%( -1件/㎡)と弱含みに推移しています。)。

平均築年数は 23.3年(昨年 25.6年から -8.9 %減)。平均専有面積は 33.6 ㎡ (昨年 38.7 ㎡から -13.1 %減)。

価格上昇要因

  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 26.3 % → 2020年 33.3 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2019年 47.4 % → 2020年 38.9 %)

価格下落要因

  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 10.5 % → 2020年 5.6 %)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2019年 10.5 % → 2020年 11.1 %)

新宿三丁目駅85.5 万/㎡(昨年同期比 -18.6 %)

新宿三丁目駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は85.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて -18.6%( -19.5万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 2 件(1年前(2019年)に比べて -50.0%( -2件/㎡)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 29.0年(昨年 26.5年から +9.4 %増)。平均専有面積は 35.0 ㎡ (昨年 20.0 ㎡から +75.0 %増)。

価格上昇要因

  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 50.0 % → 2020年 100.0 %)

新中野駅82.3 万/㎡(昨年同期比 -18.2 %)

新中野駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は82.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて -18.2%( -18.3万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 7 件(1年前(2019年)に比べて -12.5%( -1件/㎡)と不調に推移しています。)。

平均築年数は 25.4年(昨年 16.3年から +56.0 %増)。平均専有面積は 36.4 ㎡ (昨年 35.6 ㎡から +2.3 %増)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 5.4 分 → 2020年 3.9 分、-28.2 %と大きく減少)
  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 12.5 % → 2020年 42.9 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2019年 16.3 年 → 2020年 25.4 年、+56.0 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 12.5 % → 2020年 28.6 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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