東急田園都市線 価格相場レポート

中古マンション相場の概況

2022年4月〜6月期の東急田園都市線 (渋谷駅南町田グランベリーパーク駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は110万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +8.7%( +8.8万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 111 件(1年前(2021年)に比べて -16.5%( -22件/㎡)と不調に推移しています。)。

平均築年数は 26.0年(昨年 23.5年から +10.6 %増)。平均専有面積は 45.0 ㎡ (昨年 52.1 ㎡から -13.5 %減)。

近年の取引物件の特徴は、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加、専有面積 30 平方メートル未満の単身・独身世帯を対象としたワンルーム物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。渋谷駅用賀駅は、昨年から 10 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは渋谷駅で昨年に比べ +12.3 %、単価は 141 万円/㎡となった。

上位 2 駅(渋谷駅用賀駅)は +11.3 %(単価 +12.8 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(二子玉川駅南町田グランベリーパーク駅)は -21.6 %(単価 -17.1 万円/㎡)の下落。

価格上昇要因

  • 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 5.3 % → 2022年 8.1 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が増加(2021年 23.5 年 → 2022年 26.0 年、+10.6 %と増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 30.3 % → 2022年 43.2 %)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 18.8 % → 2022年 13.5 %)

駅ごとの中古マンション相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった渋谷駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は141万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +12.3%( +15.5万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 19 件(1年前(2021年)に比べて +26.7%( +4件/㎡)と大幅に増加しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった南町田グランベリーパーク駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は38.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて -17.9%( -8.3万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 3 件(1年前(2021年)に比べて -40.0%( -2件/㎡)と大幅に減少しています。)。

東急田園都市線(沿線・駅ごとの中古マンションについて)
東急田園都市線現状(2022)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
渋谷駅141万/㎡
(32.0年/39.5㎡)
126万/㎡
(30.2年/70.7㎡)
127万/㎡
(24.8年/33.2㎡)
池尻大橋駅117万/㎡
(27.0年/43.4㎡)
115万/㎡
(22.7年/45.3㎡)
101万/㎡
(22.7年/44.6㎡)
三軒茶屋駅108万/㎡
(23.8年/40.0㎡)
107万/㎡
(25.5年/34.7㎡)
111万/㎡
(19.0年/40.3㎡)
駒沢大学駅90.5万/㎡
(26.8年/40.0㎡)
91.4万/㎡
(29.9年/39.8㎡)
100万/㎡
(19.8年/37.7㎡)
桜新町駅104万/㎡
(25.3年/55.4㎡)
103万/㎡
(20.2年/53.1㎡)
94.9万/㎡
(18.7年/62.7㎡)
用賀駅107万/㎡
(20.8年/41.4㎡)
97.2万/㎡
(17.7年/55.4㎡)
92.3万/㎡
(18.1年/57.5㎡)
二子玉川駅76.8万/㎡
(23.6年/70.0㎡)
103万/㎡
(22.5年/62.3㎡)
98.9万/㎡
(13.3年/58.1㎡)
つくし野駅-45.7万/㎡
(19.3年/70.0㎡)
-
すずかけ台駅-45.7万/㎡
(16.3年/78.3㎡)
47.8万/㎡
(12.8年/77.5㎡)
南町田グランベリーパーク駅38.2万/㎡
(29.6年/61.7㎡)
46.5万/㎡
(18.1年/69.0㎡)
50.2万/㎡
(11.5年/72.0㎡)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。

価格変動が大きかった駅について

渋谷駅141.3 万/㎡(昨年同期比 +12.3 %)

渋谷駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は141万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +12.3%( +15.5万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 19 件(1年前(2021年)に比べて +26.7%( +4件/㎡)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 32.0年(昨年 30.2年から +6.0 %増)。平均専有面積は 39.5 ㎡ (昨年 70.7 ㎡から -44.1 %減)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が減少(2021年 8.6 分 → 2022年 7.6 分、-11.3 %と減少)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2021年 40.0 % → 2022年 36.8 %)

価格下落要因

  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 33.3 % → 2022年 47.4 %)

用賀駅107.2 万/㎡(昨年同期比 +10.3 %)

用賀駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は107万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +10.3%( +10.0万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 14 件(1年前(2021年)に比べて -41.7%( -10件/㎡)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 20.8年(昨年 17.7年から +17.4 %増)。平均専有面積は 41.4 ㎡ (昨年 55.4 ㎡から -25.2 %減)。

価格上昇要因

  • 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 4.2 % → 2022年 7.1 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が増加(2021年 17.7 年 → 2022年 20.8 年、+17.4 %と増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 25.0 % → 2022年 64.3 %)

二子玉川駅76.8 万/㎡(昨年同期比 -25.2 %)

二子玉川駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は76.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて -25.2%( -25.9万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(1年前(2021年)に比べて -53.3%( -8件/㎡)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 23.6年(昨年 22.5年から +4.5 %増)。平均専有面積は 70.0 ㎡ (昨年 62.3 ㎡から +12.3 %増)。

価格上昇要因

  • 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 6.7 % → 2022年 14.3 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 10.5 分 → 2022年 18.6 分、+77.4 %と大きく増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 26.7 % → 2022年 57.1 %)

南町田グランベリーパーク駅38.2 万/㎡(昨年同期比 -17.9 %)

南町田グランベリーパーク駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は38.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて -17.9%( -8.3万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 3 件(1年前(2021年)に比べて -40.0%( -2件/㎡)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 29.6年(昨年 18.1年から +63.9 %増)。平均専有面積は 61.7 ㎡ (昨年 69.0 ㎡から -10.6 %減)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2021年 18.1 年 → 2022年 29.6 年、+63.9 %と大きく増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 40.0 % → 2022年 100.0 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

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データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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