名古屋市桜通線 価格相場レポート

中古マンション相場の概況

2021年10月〜12月期の名古屋市桜通線 (太閤通駅徳重駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は50.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +17.1%( +7.4万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 113 件(1年前(2020年)に比べて +0.9%( +1件/㎡)と僅かに増加しています。)。

平均築年数は 19.5年(昨年 20.5年から -4.9 %減)。平均専有面積は 49.6 ㎡ (昨年 52.3 ㎡から -5.0 %減)。

近年の取引物件の特徴は、専有面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供独立後の老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 11 駅に対して、値下がりした駅数は 8 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。国際センター駅吹上駅桜山駅瑞穂運動場西駅桜本町駅野並駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは今池駅で昨年に比べ +103.7 %、単価は 72.4 万円/㎡となった。

上位 2 駅(今池駅桜本町駅)は +96.8 %(単価 +24.1 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(瑞穂区役所駅太閤通駅)は -33.1 %(単価 -17.2 万円/㎡)の下落。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が減少(2020年 6.2 分 → 2021年 5.5 分、-11.3 %と減少)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 33.9 % → 2021年 43.4 %)
  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2020年 17.0 % → 2021年 20.4 %)

価格下落要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2020年 27.3 % → 2021年 30.4 %)
  • 築 6 年未満の築浅物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2020年 9.1 % → 2021年 8.9 %)

駅ごとの中古マンション相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった今池駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は72.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +103.7%( +36.9万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(1年前(2020年)に比べて +16.7%( +1件/㎡)と好調に推移しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった野並駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は23.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +22.1%( +4.3万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2020年)に比べて -55.6%( -5件/㎡)と大幅に減少しています。)。

名古屋市桜通線(沿線・駅ごとの中古マンションについて)
名古屋市桜通線現状(2021)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
太閤通駅44.4万/㎡
(21.4年/31.2㎡)
60.1万/㎡
(13.4年/33.3㎡)
34.0万/㎡
(23.8年/50.0㎡)
名古屋駅64.7万/㎡
(9.8年/27.0㎡)
55.7万/㎡
(17.0年/23.0㎡)
43.9万/㎡
(24.0年/31.2㎡)
国際センター駅70.5万/㎡
(13.4年/30.0㎡)
43.8万/㎡
(26.0年/36.2㎡)
49.7万/㎡
(22.8年/32.5㎡)
丸の内駅60.4万/㎡
(13.7年/44.7㎡)
59.6万/㎡
(10.4年/26.8㎡)
60.0万/㎡
(9.8年/30.0㎡)
久屋大通駅53.0万/㎡
(25.0年/51.5㎡)
56.8万/㎡
(14.3年/38.8㎡)
54.8万/㎡
(16.1年/42.5㎡)
高岳駅43.7万/㎡
(21.6年/48.7㎡)
50.1万/㎡
(21.1年/45.3㎡)
38.7万/㎡
(26.3年/38.6㎡)
車道駅51.0万/㎡
(14.8年/61.2㎡)
60.8万/㎡
(14.2年/42.0㎡)
50.0万/㎡
(13.8年/75.0㎡)
今池駅72.4万/㎡
(10.9年/25.7㎡)
35.5万/㎡
(24.6年/45.8㎡)
39.3万/㎡
(18.3年/52.5㎡)
吹上駅47.8万/㎡
(23.2年/63.6㎡)
35.4万/㎡
(19.3年/58.8㎡)
25.3万/㎡
(25.8年/31.7㎡)
御器所駅36.7万/㎡
(31.1年/53.3㎡)
34.9万/㎡
(28.5年/60.7㎡)
53.5万/㎡
(12.0年/78.8㎡)
桜山駅52.3万/㎡
(25.8年/65.0㎡)
41.1万/㎡
(20.6年/76.7㎡)
41.8万/㎡
(17.5年/78.8㎡)
瑞穂区役所駅28.2万/㎡
(30.3年/70.0㎡)
47.0万/㎡
(14.8年/53.0㎡)
22.9万/㎡
(31.8年/70.0㎡)
瑞穂運動場西駅47.1万/㎡
(9.8年/70.0㎡)
37.1万/㎡
(18.3年/70.0㎡)
-
新瑞橋駅28.8万/㎡
(21.3年/42.5㎡)
28.9万/㎡
(28.8年/45.0㎡)
-
桜本町駅24.0万/㎡
(41.8年/75.0㎡)
12.6万/㎡
(40.8年/95.0㎡)
15.0万/㎡
(39.8年/80.0㎡)
鶴里駅47.8万/㎡
(4.8年/90.0㎡)
-32.8万/㎡
(18.8年/82.5㎡)
野並駅23.9万/㎡
(31.8年/72.5㎡)
19.6万/㎡
(29.9年/71.1㎡)
20.4万/㎡
(27.4年/71.2㎡)
鳴子北駅27.5万/㎡
(24.8年/72.5㎡)
37.1万/㎡
(14.1年/85.0㎡)
-
相生山駅33.4万/㎡
(17.0年/78.8㎡)
34.2万/㎡
(17.6年/80.0㎡)
38.8万/㎡
(5.8年/80.0㎡)
神沢駅-9.1万/㎡
(46.8年/70.0㎡)
21.8万/㎡
(30.3年/78.3㎡)
徳重駅39.7万/㎡
(15.8年/80.0㎡)
34.8万/㎡
(17.8年/71.7㎡)
30.9万/㎡
(16.2年/75.0㎡)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。

価格変動が大きかった駅について

今池駅72.4 万/㎡(昨年同期比 +103.7 %)

今池駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は72.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +103.7%( +36.9万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(1年前(2020年)に比べて +16.7%( +1件/㎡)と好調に推移しています。)。

平均築年数は 10.9年(昨年 24.6年から -55.6 %減)。平均専有面積は 25.7 ㎡ (昨年 45.8 ㎡から -43.9 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2020年 24.6 年 → 2021年 10.9 年、-55.6 %と大きく減少)
  • 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 6.0 分 → 2021年 4.0 分、-33.3 %と大きく減少)
  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 16.7 % → 2021年 28.6 %)

価格下落要因

  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 33.3 % → 2021年 28.6 %)

桜本町駅24.0 万/㎡(昨年同期比 +90.0 %)

桜本町駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は24.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +90.0%( +11.4万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 41.8年(昨年 40.8年から +2.5 %増)。平均専有面積は 75.0 ㎡ (昨年 95.0 ㎡から -21.1 %減)。

価格上昇要因

  • 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 % → 2021年 100.0 %)

瑞穂区役所駅28.2 万/㎡(昨年同期比 -40.1 %)

瑞穂区役所駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は28.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -40.1%( -18.8万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2020年)に比べて -60.0%( -3件/㎡)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 30.3年(昨年 14.8年から +105.1 %増)。平均専有面積は 70.0 ㎡ (昨年 53.0 ㎡から +32.1 %増)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 6.6 分 → 2021年 4.0 分、-39.4 %と大きく減少)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2020年 14.8 年 → 2021年 30.3 年、+105.1 %と大きく増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 25.0 % → 2021年 100.0 %)

太閤通駅44.4 万/㎡(昨年同期比 -26.1 %)

太閤通駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は44.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -26.1%( -15.7万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 8 件(1年前(2020年)に比べて +166.7%( +5件/㎡)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 21.4年(昨年 13.4年から +59.3 %増)。平均専有面積は 31.2 ㎡ (昨年 33.3 ㎡から -6.3 %減)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 4.7 分 → 2021年 3.5 分、-25.0 %と大きく減少)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2020年 13.4 年 → 2021年 21.4 年、+59.3 %と大きく増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 33.3 % → 2021年 62.5 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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