名古屋市東山線 価格相場レポート

中古マンション相場の概況

2022年4月〜6月期の名古屋市東山線 (高畑駅藤が丘駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は43.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +5.3%( +2.2万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 128 件(1年前(2021年)に比べて -4.5%( -6件/㎡)と小幅に減少しています。)。

平均築年数は 22.9年(昨年 21.9年から +4.7 %増)。平均専有面積は 55.0 ㎡ (昨年 56.4 ㎡から -2.5 %減)。

近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 9 駅に対して、値下がりした駅数は 11 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。中村公園駅伏見駅新栄町駅今池駅一社駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは伏見駅で昨年に比べ +58.3 %、単価は 71.9 万円/㎡となった。

上位 2 駅(伏見駅新栄町駅)は +54.3 %(単価 +21.4 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(池下駅岩塚駅)は -43.1 %(単価 -20.3 万円/㎡)の下落。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が減少(2021年 10.3 分 → 2022年 9.1 分、-11.3 %と減少)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 1.6 % → 2022年 4.7 %)
  • 築 6 年未満の築浅物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2021年 6.2 % → 2022年 7.1 %)

価格下落要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2021年 32.8 % → 2022年 38.6 %)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2021年 25.4 % → 2022年 22.7 %)

駅ごとの中古マンション相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった伏見駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は71.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +58.3%( +26.5万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(1年前(2021年)に比べて -33.3%( -3件/㎡)と大幅に減少しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった岩塚駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は13.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて -39.2%( -8.5万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2021年)に比べて -70.0%( -7件/㎡)と大幅に減少しています。)。

名古屋市東山線(沿線・駅ごとの中古マンションについて)
名古屋市東山線現状(2022)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
高畑駅32.9万/㎡
(26.3年/70.0㎡)
-23.1万/㎡
(25.3年/65.0㎡)
八田駅26.8万/㎡
(22.9年/73.3㎡)
42.1万/㎡
(7.3年/72.5㎡)
29.9万/㎡
(22.3年/65.0㎡)
岩塚駅13.3万/㎡
(32.3年/63.3㎡)
21.8万/㎡
(23.4年/71.0㎡)
20.0万/㎡
(21.3年/70.0㎡)
中村公園駅44.6万/㎡
(22.3年/65.0㎡)
31.7万/㎡
(31.3年/60.0㎡)
28.6万/㎡
(22.3年/70.0㎡)
中村日赤駅39.3万/㎡
(17.8年/70.0㎡)
34.1万/㎡
(25.3年/85.0㎡)
-
本陣駅--29.3万/㎡
(18.3年/75.0㎡)
亀島駅34.6万/㎡
(23.9年/36.7㎡)
51.4万/㎡
(7.3年/70.0㎡)
66.7万/㎡
(8.3年/30.0㎡)
名古屋駅61.2万/㎡
(20.8年/40.0㎡)
54.1万/㎡
(20.6年/35.5㎡)
67.9万/㎡
(10.0年/22.5㎡)
伏見駅71.9万/㎡
(28.6年/36.7㎡)
45.4万/㎡
(27.4年/38.9㎡)
53.0万/㎡
(22.8年/46.7㎡)
栄駅54.0万/㎡
(9.3年/25.0㎡)
64.0万/㎡
(8.3年/25.0㎡)
-
新栄町駅48.7万/㎡
(17.7年/31.2㎡)
32.4万/㎡
(31.0年/46.2㎡)
48.7万/㎡
(16.3年/25.0㎡)
千種駅45.4万/㎡
(20.0年/53.6㎡)
50.5万/㎡
(14.4年/51.4㎡)
32.7万/㎡
(25.3年/55.0㎡)
今池駅61.6万/㎡
(17.9年/25.0㎡)
41.9万/㎡
(24.2年/22.8㎡)
33.6万/㎡
(29.3年/47.5㎡)
池下駅35.9万/㎡
(44.6年/45.0㎡)
68.0万/㎡
(8.3年/75.0㎡)
43.1万/㎡
(25.4年/65.8㎡)
覚王山駅43.2万/㎡
(22.8年/73.6㎡)
45.6万/㎡
(16.3年/50.0㎡)
47.9万/㎡
(17.1年/60.0㎡)
本山駅44.3万/㎡
(25.1年/69.2㎡)
55.0万/㎡
(18.6年/85.0㎡)
33.3万/㎡
(24.8年/83.3㎡)
東山公園駅44.5万/㎡
(25.3年/83.3㎡)
53.0万/㎡
(16.9年/70.7㎡)
68.1万/㎡
(32.8年/86.7㎡)
星ケ丘駅30.1万/㎡
(27.8年/55.0㎡)
42.3万/㎡
(17.3年/64.1㎡)
47.2万/㎡
(11.3年/80.0㎡)
一社駅36.9万/㎡
(26.5年/73.6㎡)
27.8万/㎡
(29.0年/69.5㎡)
25.5万/㎡
(32.9年/66.7㎡)
上社駅32.9万/㎡
(24.5年/73.8㎡)
30.2万/㎡
(24.4年/71.7㎡)
-
本郷駅37.8万/㎡
(18.7年/59.0㎡)
32.0万/㎡
(23.3年/75.0㎡)
27.8万/㎡
(29.0年/68.8㎡)
藤が丘駅35.1万/㎡
(18.1年/74.0㎡)
38.1万/㎡
(22.1年/69.4㎡)
30.9万/㎡
(16.4年/70.0㎡)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。

価格変動が大きかった駅について

伏見駅71.9 万/㎡(昨年同期比 +58.3 %)

伏見駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は71.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +58.3%( +26.5万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(1年前(2021年)に比べて -33.3%( -3件/㎡)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 28.6年(昨年 27.4年から +4.5 %増)。平均専有面積は 36.7 ㎡ (昨年 38.9 ㎡から -5.7 %減)。

価格上昇要因

  • 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 11.1 % → 2022年 16.7 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 5.7 分 → 2022年 8.3 分、+47.1 %と大きく増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 33.3 % → 2022年 50.0 %)

新栄町駅48.7 万/㎡(昨年同期比 +50.3 %)

新栄町駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は48.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +50.3%( +16.3万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 16 件(1年前(2021年)に比べて +100.0%( +8件/㎡)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 17.7年(昨年 31.0年から -42.9 %減)。平均専有面積は 31.2 ㎡ (昨年 46.2 ㎡から -32.4 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2021年 31.0 年 → 2022年 17.7 年、-42.9 %と大きく減少)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 25.0 % → 2022年 37.5 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 4.4 分 → 2022年 6.2 分、+42.9 %と大きく増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 25.0 % → 2022年 37.5 %)

池下駅35.9 万/㎡(昨年同期比 -47.1 %)

池下駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は35.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて -47.1%( -32.1万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2021年)に比べて +200.0%( +2件/㎡)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 44.6年(昨年 8.3年から +440.3 %増)。平均専有面積は 45.0 ㎡ (昨年 75.0 ㎡から -40.0 %減)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2021年 8.3 年 → 2022年 44.6 年、+440.3 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 2.0 分 → 2022年 6.7 分、+233.3 %と大きく増加)

岩塚駅13.3 万/㎡(昨年同期比 -39.2 %)

岩塚駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は13.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて -39.2%( -8.5万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2021年)に比べて -70.0%( -7件/㎡)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 32.3年(昨年 23.4年から +38.1 %増)。平均専有面積は 63.3 ㎡ (昨年 71.0 ㎡から -10.8 %減)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が減少(2021年 25.5 分 → 2022年 22.0 分、-13.7 %と減少)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2021年 23.4 年 → 2022年 32.3 年、+38.1 %と大きく増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 80.0 % → 2022年 100.0 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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