名古屋市東山線 価格相場レポート

中古マンション相場の概況

2020年1月〜3月期の名古屋市東山線 (高畑駅藤が丘駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は42.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて +12.3%( +4.7万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 97 件(1年前(2019年)に比べて -13.4%( -15件/㎡)と不調に推移しています。)。

平均築年数は 22.1年(昨年 21.4年から +3.2 %増)。平均専有面積は 61.8 ㎡ (昨年 63.3 ㎡から -2.4 %減)。

近年の取引物件の特徴は、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 11 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。八田駅岩塚駅亀島駅名古屋駅伏見駅覚王山駅上社駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは伏見駅で昨年に比べ +73.2 %、単価は 75.9 万円/㎡となった。

上位 2 駅(伏見駅名古屋駅)は +61.7 %(単価 +26.6 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(今池駅星ケ丘駅)は -35.3 %(単価 -17.5 万円/㎡)の下落。

価格上昇要因

  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 15.7 % → 2020年 11.6 %)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2019年 26.8 % → 2020年 28.9 %)

価格下落要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 28.7 % → 2020年 41.1 %)
  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 8.9 % → 2020年 5.2 %)

駅ごとの中古マンション相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった亀島駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は80.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて +40.9%( +23.2万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2019年)に比べて -50.0%( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった一社駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は25.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて +2.4%( +0.6万円/㎡)と僅かに上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2019年)に比べて -37.5%( -3件/㎡)と大幅に減少しています。)。

名古屋市東山線(沿線・駅ごとの中古マンションについて)
名古屋市東山線現状(2020)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
高畑駅-29.6万/㎡
(6.0年/75.0㎡)
-
八田駅38.7万/㎡
(9.0年/75.0㎡)
31.3万/㎡
(13.0年/72.5㎡)
35.0万/㎡
(12.0年/80.0㎡)
岩塚駅27.5万/㎡
(23.7年/70.0㎡)
18.7万/㎡
(30.0年/65.0㎡)
20.0万/㎡
(11.0年/75.0㎡)
中村公園駅---
中村日赤駅---
本陣駅22.9万/㎡
(31.0年/70.0㎡)
--
亀島駅80.0万/㎡
(4.0年/20.0㎡)
56.8万/㎡
(11.0年/52.5㎡)
52.5万/㎡
(7.0年/40.0㎡)
名古屋駅63.3万/㎡
(10.5年/35.8㎡)
42.1万/㎡
(19.7年/20.0㎡)
50.0万/㎡
(13.9年/20.0㎡)
伏見駅75.9万/㎡
(16.5年/48.5㎡)
43.8万/㎡
(27.5年/45.0㎡)
65.2万/㎡
(11.3年/46.2㎡)
栄駅30.0万/㎡
(47.0年/15.0㎡)
-33.5万/㎡
(23.5年/42.5㎡)
新栄町駅36.7万/㎡
(32.4年/46.7㎡)
35.7万/㎡
(27.9年/56.2㎡)
36.8万/㎡
(24.5年/51.2㎡)
千種駅31.5万/㎡
(28.7年/80.0㎡)
42.4万/㎡
(24.0年/37.5㎡)
36.6万/㎡
(16.5年/42.5㎡)
今池駅30.8万/㎡
(30.3年/33.1㎡)
52.4万/㎡
(18.5年/20.0㎡)
14.5万/㎡
(38.0年/55.0㎡)
池下駅37.8万/㎡
(28.1年/60.0㎡)
51.4万/㎡
(17.0年/76.2㎡)
44.0万/㎡
(25.1年/83.8㎡)
覚王山駅52.1万/㎡
(21.5年/76.2㎡)
39.7万/㎡
(24.5年/67.5㎡)
30.8万/㎡
(38.7年/61.7㎡)
本山駅44.6万/㎡
(18.8年/94.2㎡)
40.7万/㎡
(23.8年/90.0㎡)
52.3万/㎡
(12.0年/80.0㎡)
東山公園駅48.4万/㎡
(23.7年/81.7㎡)
65.7万/㎡
(8.7年/93.3㎡)
37.6万/㎡
(28.0年/78.8㎡)
星ケ丘駅32.5万/㎡
(22.6年/65.4㎡)
45.9万/㎡
(16.8年/77.1㎡)
36.3万/㎡
(20.8年/73.9㎡)
一社駅25.4万/㎡
(29.8年/74.0㎡)
24.8万/㎡
(28.1年/72.5㎡)
21.6万/㎡
(29.9年/72.1㎡)
上社駅47.1万/㎡
(15.0年/85.0㎡)
34.4万/㎡
(17.2年/80.0㎡)
33.9万/㎡
(25.2年/61.0㎡)
本郷駅27.4万/㎡
(29.0年/51.7㎡)
27.9万/㎡
(28.0年/77.5㎡)
40.8万/㎡
(18.8年/69.0㎡)
藤が丘駅34.8万/㎡
(17.5年/74.7㎡)
29.1万/㎡
(20.4年/73.5㎡)
26.5万/㎡
(20.3年/73.8㎡)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。

価格変動が大きかった駅について

伏見駅75.9 万/㎡(昨年同期比 +73.2 %)

伏見駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は75.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて +73.2%( +32.1万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 13 件(1年前(2019年)に比べて +44.4%( +4件/㎡)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 16.5年(昨年 27.5年から -40.1 %減)。平均専有面積は 48.5 ㎡ (昨年 45.0 ㎡から +7.7 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2019年 27.5 年 → 2020年 16.5 年、-40.1 %と大きく減少)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 11.1 % → 2020年 61.5 %)

価格下落要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 25.0 % → 2020年 30.8 %)

名古屋駅63.3 万/㎡(昨年同期比 +50.2 %)

名古屋駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は63.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて +50.2%( +21.1万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(1年前(2019年)に比べて -14.3%( -1件/㎡)と不調に推移しています。)。

平均築年数は 10.5年(昨年 19.7年から -46.7 %減)。平均専有面積は 35.8 ㎡ (昨年 20.0 ㎡から +79.2 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2019年 19.7 年 → 2020年 10.5 年、-46.7 %と大きく減少)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 5.1 分 → 2020年 7.0 分、+36.1 %と大きく増加)

今池駅30.8 万/㎡(昨年同期比 -41.2 %)

今池駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は30.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて -41.2%( -21.6万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 8 件(1年前(2019年)に比べて +33.3%( +2件/㎡)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 30.3年(昨年 18.5年から +63.7 %増)。平均専有面積は 33.1 ㎡ (昨年 20.0 ㎡から +65.6 %増)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2019年 18.5 年 → 2020年 30.3 年、+63.7 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 2.3 分 → 2020年 5.0 分、+114.3 %と大きく増加)
  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 83.3 % → 2020年 37.5 %)

星ケ丘駅32.5 万/㎡(昨年同期比 -29.3 %)

星ケ丘駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は32.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて -29.3%( -13.5万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 12 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 22.6年(昨年 16.8年から +34.2 %増)。平均専有面積は 65.4 ㎡ (昨年 77.1 ㎡から -15.1 %減)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2019年 16.8 年 → 2020年 22.6 年、+34.2 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 9.6 分 → 2020年 14.8 分、+53.9 %と大きく増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 25.0 % → 2020年 66.7 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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