JR山陽本線 価格相場レポート

中古マンション相場の概況

2020年1月〜12月期のJR山陽本線 (東福山駅大野浦駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は31.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて +0.5%( +0.2万円/㎡)と僅かに上昇しています。売買数は 336 件(1年前(2019年)に比べて -2.3%( -8件/㎡)と僅かに減少しています。)。

平均築年数は 21.2年(昨年 21.3年から -0.6 %減)。平均専有面積は 67.0 ㎡ (昨年 64.9 ㎡から +3.2 %増)。

近年の取引物件の特徴は、築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加、築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少。

値上がりした駅数は 13 駅に対して、値下がりした駅数は 7 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。東福山駅海田市駅新白島駅廿日市駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは安芸中野駅で昨年に比べ +121.4 %、単価は 29.3 万円/㎡となった。

上位 2 駅(安芸中野駅海田市駅)は +103.6 %(単価 +11.9 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(瀬野駅前空駅)は -27.0 %(単価 -2.5 万円/㎡)の下落。

価格上昇要因

  • 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 5.5 % → 2020年 7.8 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2019年 46.2 % → 2020年 44.3 %)

価格下落要因

  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 6.7 % → 2020年 5.1 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2019年 8.0 % → 2020年 7.1 %)

駅ごとの中古マンション相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった新白島駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は61.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて +44.9%( +19.1万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2019年)に比べて -60.0%( -3件/㎡)と大幅に減少しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった前空駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は4.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて -23.6%( -1.3万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(1年前(2019年)に比べて +100.0%( +3件/㎡)と大幅に増加しています。)。

JR山陽本線(沿線・駅ごとの中古マンションについて)
JR山陽本線現状(2020)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
東福山駅21.6万/㎡
(23.5年/75.9㎡)
14.9万/㎡
(28.9年/70.5㎡)
19.6万/㎡
(21.9年/75.8㎡)
福山駅28.2万/㎡
(22.1年/67.5㎡)
26.0万/㎡
(18.6年/60.7㎡)
22.0万/㎡
(23.6年/68.4㎡)
松永駅40.0万/㎡
(0.5年/75.0㎡)
--
東尾道駅-24.5万/㎡
(19.3年/80.0㎡)
-
尾道駅27.1万/㎡
(16.5年/74.4㎡)
35.3万/㎡
(7.5年/72.5㎡)
27.2万/㎡
(16.4年/75.0㎡)
糸崎駅---
三原駅29.0万/㎡
(13.1年/69.6㎡)
28.6万/㎡
(14.7年/70.4㎡)
26.8万/㎡
(3.4年/73.0㎡)
西条駅26.8万/㎡
(14.2年/69.6㎡)
30.2万/㎡
(13.7年/75.7㎡)
24.7万/㎡
(13.6年/72.9㎡)
寺家駅---
八本松駅---
瀬野駅8.6万/㎡
(0年/70.0㎡)
12.3万/㎡
(23.5年/65.0㎡)
-
中野東駅33.8万/㎡
(8.8年/65.0㎡)
32.3万/㎡
(21.3年/65.0㎡)
-
安芸中野駅29.3万/㎡
(12.3年/75.0㎡)
13.2万/㎡
(34.5年/57.5㎡)
-
海田市駅16.7万/㎡
(37.1年/73.0㎡)
9.0万/㎡
(36.8年/70.0㎡)
16.5万/㎡
(0年/66.2㎡)
向洋駅27.5万/㎡
(28.3年/80.0㎡)
29.6万/㎡
(25.3年/62.5㎡)
11.5万/㎡
(28.5年/63.3㎡)
天神川駅--39.1万/㎡
(20.4年/70.0㎡)
広島駅37.4万/㎡
(20.7年/65.4㎡)
37.3万/㎡
(20.6年/64.0㎡)
34.3万/㎡
(21.7年/63.7㎡)
新白島駅61.8万/㎡
(6.4年/95.0㎡)
42.6万/㎡
(22.8年/62.0㎡)
37.1万/㎡
(12.4年/42.5㎡)
横川駅35.7万/㎡
(20.1年/60.6㎡)
29.8万/㎡
(24.1年/58.6㎡)
29.4万/㎡
(27.4年/53.2㎡)
西広島駅27.5万/㎡
(25.6年/59.7㎡)
23.1万/㎡
(30.3年/56.7㎡)
38.6万/㎡
(19.0年/73.3㎡)
新井口駅23.2万/㎡
(24.4年/81.7㎡)
26.3万/㎡
(21.1年/72.5㎡)
25.5万/㎡
(22.4年/74.6㎡)
五日市駅23.6万/㎡
(22.3年/72.3㎡)
24.7万/㎡
(25.4年/68.1㎡)
20.5万/㎡
(22.5年/78.0㎡)
廿日市駅29.7万/㎡
(18.7年/74.0㎡)
20.6万/㎡
(23.8年/72.5㎡)
21.0万/㎡
(23.1年/67.5㎡)
宮内串戸駅18.0万/㎡
(26.8年/62.9㎡)
-21.7万/㎡
(23.3年/60.0㎡)
阿品駅36.3万/㎡
(20.6年/70.0㎡)
30.6万/㎡
(19.3年/75.6㎡)
29.8万/㎡
(19.4年/72.0㎡)
宮島口駅27.7万/㎡
(23.4年/69.0㎡)
23.7万/㎡
(21.3年/63.3㎡)
26.4万/㎡
(22.6年/62.5㎡)
前空駅4.2万/㎡
(35.5年/41.7㎡)
5.5万/㎡
(34.5年/41.7㎡)
3.5万/㎡
(33.7年/40.0㎡)
大野浦駅---

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。

価格変動が大きかった駅について

安芸中野駅29.3 万/㎡(昨年同期比 +121.4 %)

安芸中野駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は29.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて +121.4%( +16.1万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2019年)に比べて -75.0%( -3件/㎡)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 12.3年(昨年 34.5年から -64.4 %減)。平均専有面積は 75.0 ㎡ (昨年 57.5 ㎡から +30.4 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2019年 34.5 年 → 2020年 12.3 年、-64.4 %と大きく減少)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 7.0 分 → 2020年 11.0 分、+57.1 %と大きく増加)

海田市駅16.7 万/㎡(昨年同期比 +85.9 %)

海田市駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は16.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて +85.9%( +7.7万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2019年)に比べて +150.0%( +3件/㎡)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 37.1年(昨年 36.8年から +0.8 %増)。平均専有面積は 73.0 ㎡ (昨年 70.0 ㎡から +4.3 %増)。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 50.0 % → 2020年 20.0 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 9.0 分 → 2020年 12.6 分、+40.0 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2019年 50.0 % → 2020年 60.0 %)

瀬野駅8.6 万/㎡(昨年同期比 -30.4 %)

瀬野駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は8.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて -30.4%( -3.7万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。

平均専有面積は 70.0 ㎡ (昨年 65.0 ㎡から +7.7 %増)。

価格下落要因

  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2019年 100.0 % → 2020年 100.0 %)

前空駅4.2 万/㎡(昨年同期比 -23.6 %)

前空駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は4.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて -23.6%( -1.3万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(1年前(2019年)に比べて +100.0%( +3件/㎡)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 35.5年(昨年 34.5年から +2.9 %増)。平均専有面積は 41.7 ㎡ (昨年 41.7 ㎡から +0.0 %減)。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2019年 100.0 % → 2020年 100.0 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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