JR東北本線 価格相場レポート

中古マンション相場の概況

2021年10月〜12月期のJR東北本線 (東白石駅愛宕駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は34.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -4.5%( -1.6万円/㎡)と小幅に下落しています。売買数は 45 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 22.8年(昨年 20.6年から +10.7 %増)。平均専有面積は 66.7 ㎡ (昨年 69.1 ㎡から -3.5 %減)。

近年の取引物件の特徴は、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。南仙台駅太子堂駅は、昨年から 10 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは太子堂駅で昨年に比べ +19.9 %、単価は 35.0 万円/㎡となった。

上位 1 駅(太子堂駅)は +19.9 %(単価 +5.8 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(仙台駅)は -12.9 %(単価 -5.0 万円/㎡)の下落。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 12.1 分 → 2021年 7.2 分、-41.0 %と大きく減少)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 2.2 % → 2021年 8.9 %)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 20.0 % → 2021年 31.1 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が増加(2020年 20.6 年 → 2021年 22.8 年、+10.7 %と増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 44.4 % → 2021年 60.0 %)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 2.2 % → 2021年 4.4 %)

駅ごとの中古マンション相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった長町駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は41.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +6.9%( +2.7万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 14 件(1年前(2020年)に比べて +7.7%( +1件/㎡)と堅調に推移しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった南仙台駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は29.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +19.3%( +4.7万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 16 件(1年前(2020年)に比べて +166.7%( +10件/㎡)と大幅に増加しています。)。

JR東北本線(沿線・駅ごとの中古マンションについて)
JR東北本線現状(2021)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
東白石駅---
岩沼駅---
名取駅---
南仙台駅29.2万/㎡
(22.9年/66.9㎡)
24.5万/㎡
(22.8年/67.5㎡)
25.2万/㎡
(26.1年/70.6㎡)
太子堂駅35.0万/㎡
(20.0年/67.0㎡)
29.2万/㎡
(20.8年/66.7㎡)
32.9万/㎡
(21.4年/70.0㎡)
長町駅41.8万/㎡
(22.0年/68.9㎡)
39.1万/㎡
(17.2年/73.8㎡)
35.2万/㎡
(21.6年/68.5㎡)
仙台駅33.6万/㎡
(27.0年/62.2㎡)
38.5万/㎡
(21.9年/67.2㎡)
30.3万/㎡
(27.9年/67.9㎡)
東仙台駅25.7万/㎡
(9.8年/70.0㎡)
--
岩切駅---
塩釜駅---
愛宕駅---

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。

価格変動が大きかった駅について

太子堂駅35.0 万/㎡(昨年同期比 +19.9 %)

太子堂駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は35.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +19.9%( +5.8万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 5 件(1年前(2020年)に比べて +66.7%( +2件/㎡)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 20.0年(昨年 20.8年から -3.9 %減)。平均専有面積は 67.0 ㎡ (昨年 66.7 ㎡から +0.5 %増)。

価格上昇要因

  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 33.3 % → 2021年 60.0 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 6.0 分 → 2021年 7.4 分、+23.3 %と大きく増加)

仙台駅33.6 万/㎡(昨年同期比 -12.9 %)

仙台駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は33.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -12.9%( -5.0万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 9 件(1年前(2020年)に比べて -60.9%( -14件/㎡)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 27.0年(昨年 21.9年から +23.0 %増)。平均専有面積は 62.2 ㎡ (昨年 67.2 ㎡から -7.4 %減)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 15.4 分 → 2021年 8.7 分、-43.8 %と大きく減少)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 26.1 % → 2021年 44.4 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2020年 21.9 年 → 2021年 27.0 年、+23.0 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 4.3 % → 2021年 22.2 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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