JR仙山線 価格相場レポート

中古マンション相場の概況

2020年1月〜12月期のJR仙山線 (仙台駅愛子駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は27.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて +12.5%( +3.1万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 175 件(1年前(2019年)に比べて +68.3%( +71件/㎡)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 25.0年(昨年 25.1年から -0.5 %減)。平均専有面積は 65.6 ㎡ (昨年 64.9 ㎡から +1.2 %増)。

近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。仙台駅東北福祉大前駅は、昨年から 10 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは東北福祉大前駅で昨年に比べ +17.7 %、単価は 14.7 万円/㎡となった。

上位 2 駅(東北福祉大前駅仙台駅)は +15.6 %(単価 +3.1 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(陸前落合駅愛子駅)は -41.2 %(単価 -9.2 万円/㎡)の下落。

価格上昇要因

  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 14.4 % → 2020年 20.6 %)
  • 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 2.1 % → 2020年 5.2 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 13.7 分 → 2020年 19.7 分、+43.2 %と大きく増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2019年 61.9 % → 2020年 64.3 %)

駅ごとの中古マンション相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった仙台駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は34.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて +13.5%( +4.1万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 68 件(1年前(2019年)に比べて +134.5%( +39件/㎡)と大幅に増加しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった葛岡駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は9.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて -7.5%( -0.8万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 9 件(1年前(2019年)に比べて +125.0%( +5件/㎡)と大幅に増加しています。)。

JR仙山線(沿線・駅ごとの中古マンションについて)
JR仙山線現状(2020)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
仙台駅34.1万/㎡
(23.7年/66.2㎡)
30.0万/㎡
(27.7年/62.1㎡)
38.1万/㎡
(21.6年/60.5㎡)
東照宮駅24.0万/㎡
(26.3年/64.0㎡)
22.1万/㎡
(27.0年/62.0㎡)
25.8万/㎡
(20.9年/66.1㎡)
北仙台駅33.0万/㎡
(23.5年/62.9㎡)
30.7万/㎡
(20.2年/64.7㎡)
28.8万/㎡
(28.5年/65.8㎡)
北山駅20.7万/㎡
(27.0年/64.2㎡)
20.0万/㎡
(27.0年/59.4㎡)
21.2万/㎡
(24.3年/68.8㎡)
東北福祉大前駅14.7万/㎡
(29.1年/32.5㎡)
12.5万/㎡
(25.5年/60.0㎡)
21.1万/㎡
(27.5年/46.7㎡)
国見駅14.8万/㎡
(26.8年/56.2㎡)
18.9万/㎡
(26.1年/81.2㎡)
20.8万/㎡
(19.7年/80.6㎡)
葛岡駅9.7万/㎡
(28.9年/71.7㎡)
10.5万/㎡
(27.5年/65.0㎡)
11.6万/㎡
(27.2年/71.7㎡)
陸前落合駅11.4万/㎡
(28.7年/76.2㎡)
24.8万/㎡
(18.0年/65.0㎡)
21.5万/㎡
(19.0年/65.0㎡)
愛子駅12.5万/㎡
(24.4年/89.3㎡)
17.5万/㎡
(22.1年/77.5㎡)
14.3万/㎡
(23.1年/98.6㎡)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。

価格変動が大きかった駅について

東北福祉大前駅14.7 万/㎡(昨年同期比 +17.7 %)

東北福祉大前駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は14.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて +17.7%( +2.2万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 2 件(1年前(2019年)に比べて -50.0%( -2件/㎡)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 29.1年(昨年 25.5年から +14.2 %増)。平均専有面積は 32.5 ㎡ (昨年 60.0 ㎡から -45.8 %減)。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2019年 100.0 % → 2020年 100.0 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が増加(2019年 25.5 年 → 2020年 29.1 年、+14.2 %と増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 9.8 分 → 2020年 12.0 分、+23.1 %と大きく増加)

仙台駅34.1 万/㎡(昨年同期比 +13.5 %)

仙台駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は34.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて +13.5%( +4.1万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 68 件(1年前(2019年)に比べて +134.5%( +39件/㎡)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 23.7年(昨年 27.7年から -14.4 %減)。平均専有面積は 66.2 ㎡ (昨年 62.1 ㎡から +6.7 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が減少(2019年 27.7 年 → 2020年 23.7 年、-14.4 %と減少)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 10.3 % → 2020年 23.5 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2019年 59.3 % → 2020年 48.3 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 13.5 分 → 2020年 25.4 分、+88.4 %と大きく増加)

陸前落合駅11.4 万/㎡(昨年同期比 -53.9 %)

陸前落合駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は11.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて -53.9%( -13.4万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2019年)に比べて -20.0%( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 28.7年(昨年 18.0年から +59.8 %増)。平均専有面積は 76.2 ㎡ (昨年 65.0 ㎡から +17.3 %増)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2019年 18.0 年 → 2020年 28.7 年、+59.8 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 12.8 分 → 2020年 53.0 分、+314.1 %と大きく増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 60.0 % → 2020年 100.0 %)

愛子駅12.5 万/㎡(昨年同期比 -28.5 %)

愛子駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は12.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて -28.5%( -5.0万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(1年前(2019年)に比べて +16.7%( +1件/㎡)と好調に推移しています。)。

平均築年数は 24.4年(昨年 22.1年から +10.5 %増)。平均専有面積は 89.3 ㎡ (昨年 77.5 ㎡から +15.2 %増)。

価格下落要因

  • 平均築年数が増加(2019年 22.1 年 → 2020年 24.4 年、+10.5 %と増加)
  • 駅からの平均距離が増加(2019年 24.0 分 → 2020年 27.1 分、+13.1 %と増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 80.0 % → 2020年 100.0 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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